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終わりの始まり

日帰り東京の新幹線の中

睡眠不足なので寝たい気持ちもあるけど、なんとなく頭が冴える。というよりは、いろいろな事で頭がいっぱいで書き出して整理かなぁ、、、と思いnoteを開く。

なので思うがままに、の雑記になる事をお許しください。


5月31日
10年前にスタートしたラボの第一章を終えた。

そういうと大袈裟に聞こえるけど、私の中では大きな区切りとなった。

自分が帰国して、動作教育の理論的な部分と実践を繋げ合わせ、試しながら作り上げていく場所として、今のKyoto MBM Laboをオープンした。

営業メインのスタジオというよりは、研究/検証の場とそれを元に作り出したレッスンの提供の場。


A-yogaの認定者のみんながチームを作り、私たちが作り出したい世界はどんな世界なのか!?を考えながら進んできた10年間。

経営など全くわからないまま、でも誠実に目の前の人、事象に向き合うことだけは絶えずやってきたと思う。

そんな私たちだったけど、オープン当初から通い続けてくださっている多くのお客様、コロナ後から出会ったお客様、ご紹介で来てくださったお客様。本当に多くの出会いに恵まれた。

荷物を全部引き払ったスタジオ


運動は日常の大切なことの優先順位にはあがりづらい。お金と時間をどこにかけるか、、、と言われたら、きっと先にかける場所があるのだと思う。


お金と時間に余裕があるから運動に目が向く、という人もいるけど、それはおそらく違う。


余裕とは作り出すもので、多くのケースにおいて、自分自身が混乱しているままで生きているから、自分自身の感覚が不明瞭なままで進んでいるから、自分の感覚の整理がついていない事によって、物事が複雑化し、それに対応するために余分なエネルギーを使ってしまうことで、さらに混沌に陥る。


そんな風に感じることが多い。


1、2階全ての備品を集結


人って面白いなぁ、と思うことが日々の様々な事に転がっている。私は一つ一つの行動を観察することが好きなので、例えば今回の改装前の荷物の移動一つをとっても、私にとってはその人の頭の中をのぞいているように感じている。

片付け方で、
今が良しという視点でいるのか
半歩先を見ているのか
1歩先を見ているのか
1歩先を見つつ1歩後も見ながら、自分以外の誰かの1歩も見ているのか

指示待ちなのか
指示の範囲でやるのか
指示の意図を読み取るのか
指示の先を読み取るのか

フェルデンクライス的にいうと
accept
resist
push back
assist
disappear

これは人間の反応パターンと言われている。

そして自分だけで考えるのか
人と共に考えるのか

本当にいろいろなパターンがあって、そのパターンを見ていると、その人の普段の仕事のやり方にほぼ一致してくる。

もちろんそれがその人の成功したプロセス(少なくとも他のやり方より上手くいっているであろうプロセス)だから、それが出てくるのだろうけど、でも環境に合わせて自分のプロセスのパターンにバリエーションをつけることができるか、その察知能力があるか、、、は、飛び抜ける人とそうでない人の違いを作る気がしている。


たくさんの人が集った場所


それですらも私の勝手な解釈ではあるけど、、、。


物事の見方捉え方、言語の選択の制限で、自分の制限を作っていることが多々ある。

その大きな要因は、頭で考え、身体で考えていないからな気がしている。

体への意識が薄まっている。

その言葉を言っているあなたの中では何を感じているのか?


その動きをした時に、あなたの中で起こっている感情はどのような感情なのか?

そんな話が出たのが、引越し作業の夜、12月に開催する予定のイベントのミーティングでの事。

その中で、内受容感覚の話になり、騙される人は往々にして内受容感覚に要因があるかもね、、、という話が出た。


もちろんそれだけではないけど、「ん!?なにか違う気がする」と思えるのはなぜか?

なにがそれを作り出すのか?


ポリヴェーガル理論のスティーブ--・ポージェスが見ている世界

意識と感覚、心、心理を身体(感覚)から論じるアントニオ・ダマシオが見ている世界。


これらの世界観の中に、その一つの答えがある気がするし、これらは物語の終着点はきっと同じで、ただ歩き出す場所、見ている景色が少しずつ異なっている。

人としての健全性

社会としての豊かさ

そこへの問いをもらっている気がしている。

7月中旬に無事に改装が終わったら、第二章はさらに動き、感覚を通して人の健全性を突き詰める、そんなスタジオへと発展していきたいと思う。


私たちでは力不足なところは、多くの方のお力を借りて、私たちらしく動作教育を育てていきたい。


動きとはあなた自身である

誰でもない、あなたという人を見つける旅を共に。


動きの可能性が社会の可能性


答えはその人の中にある。

終わりの始まり


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