一万個の「いいね」より
皆さんこんにちはkunihio.mikiです。
6月末に10日間の写真展が無事終了しました。会期中は蒸し暑く雨が降る日も沢山の方が足を運んで下さいました。本当にありがとうございます。
改めて振り返ってみると経験したことないような楽しい出来事が沢山ありましたので ユルユルと書き綴ろうと思います。
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白壁でないギャラリー
「こんなギャラリー初めてだ!」
お越し下さった皆さんが口を揃えるようにおっしゃってたのが印象的。
私の固定概念でギャラリーというのは、白い壁に整然と作品が並び、クラシック音楽が流れて大声で喋ったらダメ!~みたいなイメージでした。
Gallary212.では白とダークグリーンの壁面が特徴的で、BGMは店内奥にあるDJブースから結構な音量でヒップホップが流れてグルーブに乗りながら写真を鑑賞するんです。
店に来られる人たちもフォトグラファーだけでなくミュージシャン、ラッパー、DJ、スケーター、画家、イラストレーターなど、色んなジャンルの方が集っています。皆さん見た目が濃いですがフランクな方ばかりでお話も面白い! 是非一度遊びに行ってみてください。
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余談ですが今度ココで知り合ったイラストレーターの方が出展する、シルクスクリーン100作品が並ぶ「百版展」にお邪魔します。Tシャツ持って行ったらその場で気に入った作品をプリント出来るそうです。絶対楽しいとおもう!
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初めて写真に値段をつけた
今まで写真作品を販売したことはありません。実は何かと言い訳を付けて逃げ回ってたんですね。だって「売れなかった最終日の自分」に恥をかかせたくなかったんだもの。
でも今回はnandin氏の「写真を売ること」の話に共感して 私も販売することを選びました。結果その選択は正解だったと思います。
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心配性のはなし
すごく細かい裏話を書いちゃいますが、心配性の私は何でも2種類作っちゃう性格なんです。例えば値札を付けるにしても写真鑑賞の邪魔にならないようにと2種類作っていました。
左)第一候補は 薄いパネルに黒文字
右)第二候補は 厚いパネルでグレー文字
実際に貼ってみて良い感じにハマったのは第2候補のグレー字でした。厚いパネルで出来る影の濃さと文字のグレーの濃さが一致して壁に溶け込んだからです。
第一候補も1時間以上掛けて作りましたが使われず「無駄」・・というわけではなく。次からこのデザインを選ばないという経験値が上がりました、、ということにしておこう(笑)
ちなみに、普段の仕事でお客様に提案する場合も2~3パターン作ることが多いですね。
その理由は
・1種類だけって決断しにくくない?
・2種類提案すると比較しやすいよね
・3種類なら松竹梅を作ると高確率で竹が引かれる摩訶不思議
このように、お客さんが選びやすくなるってことは、逆に自分が選ぶ場合も決断しやすかったりします。
実は展示の組写真も2組作っていたという心配が過ぎてハゲそうな私。
実際に額に入れてA組・B組を比較してA組はボツになっています・・使わなかったプリントは今後に活用したい(お金かかったのよぉ~)
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あれ?思ってた雰囲気と・・
やっぱりSNSってすごいですね、積極的に告知してましたが、予想以上に沢山ご来場頂いたので本当にびっくりしました。
中には何年も前から相互フォローしてた方が来て、「わー!あなたが!」とかなっちゃうわけです。
ただ、その「わー!」は
妄想が過ぎる私はいつもそうなんですけど、「思ってた雰囲気の人と違うぞ?」ってなるんです。
大体私が勝手に想像するフォトグラファー像は子門真人みたいな風貌なので・・
日本コロンビアHPより引用
実際にお会いすると「わー!!意外と普通の人なんだ・・」と拍子抜けしたりします。まぁ、よくよく考えると今の時代にオーバーオールにアフロっておらんよな(笑)
会期中は出来る限り在廊したかったのですが、4日間の2時間づつほどしか在廊出来ませんでした。お会い出来なかった方も沢山います。いつか直接お礼のご挨拶を出来たらと思っています。
貴重な時間を使ってお越し下さり本当にありがとうございました!
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作品を買って頂くということ
最終的にはありがたくも、お二方から2点の作品を買って頂けました。どちらも大好きな写真だっただけに喜びも一入です。
ほんと泣くほど嬉しかったんですよね、今までお仕事として写真を撮った経験は(数回)ありますが、純粋に自分が好きなモノを撮った作品を購入頂けたのは今回が初めてです。
今までやってきた事が「間違ってるんじゃないか?」と自問自答する時期もありましたし、もっとイイネをもらうために作風変えようか?なんて心揺らいだこともあります。
でも作品を買って頂けたということは、「これからも思う通りの道を進んでいいんだよ」と
そっと背中を押して頂いたような気持ちになれました。
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最後に
後日、一枚の写真がDMで送られて来ました。
白い壁に掛けられている私の作品でした。普段座るソファの正面に飾って頂いてるそうです。
一万個のいいねを貰うのも嬉しいけど、ひとりの人にその写真を見続けてもらえることはもっと嬉しい。
これからも自分が惹かれたものに淡々とシャッターを切り続けます。
おしまい
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