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今から断舎利するカメラで追いかけていたあの頃
いやいや一年は早いものですね、もう12月だから「あっ」と言ってる間に大掃除の時期がやってきます。
私は基本的に身の回りのモノは少なくて、楽器やバイクは一台しか持ってませんし、お洒落感ゼロな衣類もパンツ3本・アウター2着ほどでクローゼットはスカスカ。
ところがカメラに限っては「買っては売ったり」「頂いては差し上げたり」の繰り返し。気に入ってるカメラは手元にキープしますので10年も経つと20台ほどが棚にズラーっと並んでいる!
こりゃいかん、というわけで、
「一年以上使ってないカメラは断舎利するぞ!」
と心に決めたのです。
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メルカリで販売しよう
メルカリの魅力は
撮影→商品説明→出品→発送まで一連の工程をスマホ1台で完結できること。だがしかし、どーせ売るならデジカメで「商品写真」をしっかり撮って「高く売ろう」という私のセコセコ精神が働きます。
いそいそと2階の日当たりが良い部屋の窓際にカメラを並べてFUJIFILM X100で撮影します。
ヴィトマチックはレンズが最高で色んな風景を撮りに行ったな
KONICA C35がきっかけでフィルムにハマり、コレで100本以上は撮ったよね
EF50mm/F1.8はデジタル一眼で「オレ天才かも!」と勘違いさせられた初めての単焦点レンズ
この二眼レフは初めての中判でまだ小さかった娘をよく追いかけてたなぁ・・と手放すカメラを撮る度に溢れだす思い出(笑)
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当時の写真を振り返る
今からカメラを売るっちゅーてるのにパソコンを開き、これらのカメラで撮った写真たちを見返し始めます。
初めて買ったカメラEOS KISS X2 に付けた単焦点レンズ
Canon EF50mm F1.8
撒き餌レンズと言われ 新品でも9000円で買えて、初日に撮れちゃったのがこの写真↓
今ではありふれた写真なんだろうけど、木漏れ日が玉ボケでキラキラ光る非現実な描画を初めて見た私は思ったのです。
「世界の人々が私の写真を待っている」・・どの口がゆーてるねん
結局 誰も待っていなかったのですが(笑)、、撒き餌レンズとは良く言ったもので、たった9000円でコレが撮れるなら3万円のレンズはもっとすごいの撮れちゃうかもと、この後に2本も高いレンズを買い足したのであります。恐るべしCanon商法
APS-Cセンサーのカメラでは50mm×1.5倍=75mmの中望遠になるから使いづらいので売っちゃいましょう。
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KONICA C35
フィルムカメラ始めるなら何がオススメ?と聞かれてイチ押しするのがC35、ファミリーカメラとして超大ヒットしたのは簡単操作と優秀なHexanonレンズのお陰です。
フィルムメーカーが作るカメラは優秀!という格言※があるように、KONICAが作るカメラには名機が多いのです。
(※良いカメラがあったらフィルムも沢山売れるでしょの理論)
このレンズの特徴はシャープだけど柔らかく発色も良しで最強
操作はファインダーの二重像を合わせ、シャッター押すだけで簡単に撮れる。うさぎの屁みたいな心許ないシャッター音に対して出て来る写真はゾウさんのウ○コみたいに立派なのだ・・例えがヘタすぎる
意外に暗所でも良い写りをしてくれたのを覚えてます。
もちろんモノクロもばっちり、娘の成長を一番知ってるカメラかもなぁ。なんて感傷に浸ってると売れませんよ、一年以上使わなかったのできっぱり手放します。
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Voigtlander Vitomatic
愛らしい外観にダマされるな!
COLORSKOPAR 50mm F2.8と常用フィルムFUJI C200の相性がとにかく良い。強すぎないシャープネスと発色が最高に気に入ってました。
もう一つの魅力はクリアーな等倍ファインダーです。右目のファインダー像と左目の裸眼の見え方が同じなので、狙い通りの構図で撮影出来ました。
SSが最高1/500なので晴天では絞りまくり
南は和歌山の御坊から北は滋賀のマキノまで、一緒に色んな場所をスナップしましたね
このカメラの難点は700gの重量。バイク旅に向かないので手放す決心をしました。
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その他の手放すカメラたち
これでもか!と沢山ありまして、、手放す理由のみを簡単にご紹介
LOMO LC-A 写りのクセが強いので組写真の時に他のカメラで撮った写真と合わせにくい。
KONICA Ⅱ B 写りは一級品なんだけど大きくて重い(700g)。あとシャターきるまでの手順が煩雑
KONICA ACOM-1 実はもう一台持ってるから(笑)
TAMRON 17-50mmF2.8通しは3年以上使ってない(笑)
KONICA C35 EF3 軽くて写りは良い目測機。少しデカイのだ
ハーフの女王PEN Fは確かによく写るんだけど、お気軽さがなくて結局そんなに使わなかった。
NIKON AF200 は当時の安物コンパクトで写りもそれなり、そして分厚いボディは持ち歩かない
FUJIFILM CALDIA DP / 28mmと45mmの2焦点レンズ付き。過去に持ってたTIARAと比較すると出番がない
RETINA Ⅱ バル切れのレンズを掴まされた(笑) ちくしょ~
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Rolleicord V 型
最後は思い出深い2眼レフ
初めて買った中判カメラです。当時はPORTRAでも1本400円ほどだっだので失敗恐れずジャンジャン撮りまくってましたね。
上から眺めるファインダー像が映画の世界みたいで夢中になって撮影してた
ウエストレベルは手振れしにくいので室内でも沢山撮りました
このモノクロ写真は、毎年FUJIFILMが開催している「PHOTO IS”想いをつなぐ。30000人の写真展」で著名人が心に響いた100作品に選ばれた作品。ちなみに前年は違うカメラで撮った作品が選ばれ2年連続で受賞という・・ほんと天才ちゃうかなぁ あたくし、、
「自慢かよ」って?
そーですよ、思いっきり自慢してます(笑)
そして自慢のカメラも手放しましょう
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おわりに
大切で思い入れのある道具は手元に置いておきたいのが人情ですが、モノによっては棚に飾ってるよりも「使い続ける」ほうが良い道具もあります。
まさしく今回ご紹介した古い機械式カメラは常にシャッターを動かされてる方が壊れにくいのです。
幸い デジタル全盛の時代に逆行して フィルムカメラを愛好される方は 未だ沢山いらっしゃいます。
私と一緒に「家族や時代」を追いかけてくれたカメラ達は どんな人の手に渡り、どんな写真が撮られるのでしょうか?
私の願いは 一つです
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「高く売れますよーに!」
おしまい
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