シャッターだけは押してください!
皆さんこんにちはkunihito.mikiです。
「シャッターだけは押してください!」
いきなり何のこっちゃ?
これは58年前の1961年に売り出されたハーフカメラ「リコー オートハーフ」のキャッチコピーです。
当時のカメラは複雑なマニュアル操作が多い中 オートハーフはシャッターを押すだけで①自動露出 ②自動巻き取り ③ピントが合うことから 子供から老人まで、ワンタッチで綺麗な写真が撮れる「昭和の銘機」と言われる一台なのです。
以前RECOでオートハーフを紹介した記事はこちら。
オートハーフのレンズは固定焦点といってピント位置が2.5mに固定されています。広角レンズと明るい場所ではFが絞られるお陰で(被写界深度が深くなり)近くから遠くまでピントが合うわけです。(写ルンですも同じ原理)
ただ贅沢を言うと~1mではボケボケ、無限遠は少しユルいのが玉に瑕。ピント以外は完璧なこのカメラを「いらんことしー」の私はネットで分解方法を勉強してピント調整できるように改造しました。
こんなこと書くとマニアな方からクレームが来るのです。「オートハーフは固定焦点だから素晴らしいのだ~君は邪道だ!」とか言ってくるんですよ。先に言っておきます「やっかましわ~い!三脚で乳首ドリルしたろか~い」
私は幼少期に親からも公認を受けた生粋の天邪鬼です。今後カブは乗ってもハーレーには乗りませんし、ローライ35で撮ってもライカは絶対使いません。明日から「トランクス以外履いたら打ち首の令」が出ても、トランクスをこよなく愛する私ですが さらっとTバックに足を通すのです。
あれってヒリヒリせーへんかしら・・ちゃんと収まるかしら・・(心配だわぁ・・)
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というわけで堂々と!
改造したオートハーフで撮りました写真を、今回は長くは語らず「延々とひつこく続く」フォトセットで綴りましたのでご覧下さい。
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最後に
せっかくなので私以外にもオートハーフを愛するお二人をご紹介します。
オートハーフといえば?と聞かれて一番に思い付いたのが「tosagai」さん。高知にお住まいのようでIDが土佐に掛かってるのでしょうか?
被写体との距離感が近い写真が多く、彼が地元の方からすごく愛されてる情景が写真から滲み出ています。そして日本人より日本人らしい写真に思えるのは私だけでしょうか。
「コレほんとにオートハーフ?」って思えるほど理想的なピントで、組み写真の見せ方も素晴らしい。今後も彼の写真から目が離せません。
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オートハーフで淡々と街のスナップを撮られる「kei4848」さん。
ハーフカメラのフィードにも関わらず全てがヨコ構図なんです。ノスタルジックな路地から特に何もない町の写真なんだけど何故だか惹かれる。私はコレを目指してるけど難しいんです。
kei4848さんはノーマルのオートハーフをお使いかと思います。固定焦点を逆手にとって前ボケや奥のボケを効果的に使いこなされて本当に勉強になります。
ご紹介のお二方はもちろん写真が上手なんだけど、私が彼らに惹かれリスペクトする理由は「自分のスタイルで淡々と撮り続けている」からです。皆さんも宜しかったらフォローしてオートハーフの写真を味わってみて下さい。
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それでは最後に
可愛い私の娘がオートハーフで
ハイ チ~ズ !!
おしまい
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