旅の朝

午後1時のフライトで娘はフィリピンに旅立つ。今は午前6時10分、ボクは布団の中でこの日記を書いている。

さほど接点が多くもない親子だったのにいざ娘がいなくなるのかと思うと想像の５倍は寂しかった。

昨晩は娘が泣いていた。空港へお別れに来れない彼氏と最後のデートをして より寂しくなったのだろう。もしかすると彼氏はボクの2倍寂しいかもしれない。

そして今 周りにいる全ての人にバイバイをする娘はボクの100倍寂しいのだろうか。

その寂しさを上回る楽しみや人の出会いに恵まれて欲しいと願っている。

6時40分、家を出る前に娘の部屋のドアとそっと開けて、いつものように寝相が悪い娘にシャッターを1枚切った。

元気でね