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「風の時代」は『ブルーロック』を手本に生きろ!
今は「風の時代」と呼ばれる時代だ。
2020年12月22日、それまで「地の時代」だったものが、「風の時代」に切り替わった。
「地の時代」は、物質を重んじる時代だ。1800年代から始まり、明治維新や戦争、経済成長といった流れが象徴的だった。まさに「物の時代」そのものだ。
一方で「風の時代」は、情報や精神性を重んじる時代だ。ネット社会の在り方をそのまま表していると言える。
この変化に「ついに自分たちの時代が来た!」と喜んでいるスピリチュアル系の人たちもいる。
ただ、「風の時代」は単純に情報や精神性を重視すればいいわけじゃない。
肝心なのは、「どんな情報や精神性が求められているのか」だ。
答えは明確で、「正しいかどうか」がポイントになる。
情報社会だからといって、適当に情報を発信すればいいわけじゃない。間違った情報を流せば、すぐに炎上して信用を失い、社会から排除される。そこに金儲けのための嘘が絡んだら最悪だ。信用を失ったら、もう立ち直れない。
スピリチュアル詐欺師なんかは、これからどんどん淘汰されていくだろう。
要するに、「正しい情報を発信する人」「正しい努力を続けてきた人」が勝つ時代だ。それ以外の人間は、奈落の底に落ちる。実際、かなり厳しい時代になっている。
今のニュースを見れば、「風の時代」の厳しさがよくわかる。
これまで大スターだった芸能人たちが次々とスキャンダルで糾弾され、絶大な権力を誇っていたテレビ局すら崩壊の危機に瀕している。さらに、嘘や偽りで成り上がった政治家が落選したり、富豪たちの資産が失われたりすることも起きている。
「地の時代」で通用していたことも、「風の時代」では容赦なく間違いとされ、排除される。過去に嘘や誤魔化しを続けてきた人間は、これからさらに追い詰められるだろう。
じゃあ、「間違ったことはしていないけど、流されるままに生きてきた人」はどうすればいいのか?そのヒントが、大ヒットサッカーマンガ『ブルーロック』にある。
『ブルーロック』は、世界No.1ストライカーを育てるために高校生たちが競い合う物語だ。この作品の特徴は、「全員がフォワード(攻撃のポジション)」というところ。全員が自分のエゴを最大限に発揮して、得点を取りに行く。そのためにはエゴイストになることが求められる。
しかも、完全な実力主義の世界で、負ければ即脱落だ。
じゃあ、弱い人間は勝てないのか?そうじゃない。
この作品の主人公・潔世一は、能力的には平凡だ。しかし、彼の武器は「空間把握能力」。普通なら天才選手をサポートする立場になりがちだが、この作品ではそれでも点を取りに行く。「点を取る執念」を持つことで、勝ち上がっていく。
一見すると弱そうなキャラクターが、執念で結果を出して勝ち進む姿は、読んでいて痛快だし、こちらのやる気も引き出してくれる。
この作品が支持されるのは、みんな「自分の能力を活かして勝ちたい」という欲求を持っているからだ。
なにが人類皆平等だ? 知るかそんなもん! 俺は勝ちたいんだ!――それがこの作品の本質だ。
「風の時代」とは、自分を正しく理解し、正しい努力をし、正しい情報を発信することが求められる時代だ。そういう人間だけが勝ち残る。
逆に、いつまでも権力にしがみついて勝ち馬に乗ろうとしているような人間は、真っ先に淘汰される。
そんな厳しい時代を、君は生きている。果たしてそのことに気づいているだろうか?
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