現役ナースは今日もゆく〜「華麗なる転身」となるはずだった話〜その弐
これは以前「憧れの会社員」として働いていた時の話です。
前回のお話はこちら。
この記事を書いている人:本職は看護師。副業を”看護師夜勤バイト”から”ライター””プログラマー”にチェンジしたく「プログラミング」「ライティング」を学び始める。やがてはフリーランスで生きたい。
一時期、訳あって臨床研究支援の会社で働いていたことがあります。
最近「リモートワーク、いいな」などと無礼な考えが頭を過ることがありました。
なので、当時のことを振り返り、戒めの意味を持ってここに記しておこうと思います。
そしてテスト…「実技テスト!?」
社会人の基本中の基本(前回記事参照)を
座学+ロールプレイ+実技テスト(!)
で、受講しました。
”実技テスト”なんて大学時代の「ベッドメイキングテスト」以来ですよ、、。
初々しく可愛らしい新人とは違い、同期入社のもう一人の”プレおばナース”と共に、ぎこちなく実施。
そしてなんとか「合格」!!
疑うことなく「世の会社員の皆さんは、このテストの合格者なんですねー」なんて思っていました。
あとで聞いた話ですが、
これも”医療界隈上がりの低レベル者専用テスト”だったそうです。
仁義なき”着席”との戦い
次に待っていたのは”必要単語”や”略語理解”に向けてのひたすら座学。
ここで、ナース時代の日常についてあらかじめお伝えしておきます。
勤務始めに申し送りがあり「よろしくお願いします」等で締めます。
そして言い終えるのと同時に歩き始め、その後は”馬車馬”または”ブリキのネズミ”のように動き続けます。
(ブリキのネズミ、、、わかる人どのくらいいるんでしょう、、、)
次の着席は「昼休憩」ってことが通常でした。
そんな人種が座学座学座学、、、。
「座っている」こと自体もう無理ゲーなんですよ。
本当にツライ。
なんなら満員電車で立ってる方が自然体です。
こんな感じで、既に飽き飽きしていたので「なんとか早く終わらせる方法」についてGoogle先生に尋ねてみました。
結果、、
「講義」「早くおわらす方法」なんて、検索しているのは”学生”だけでした。
しかも「早く終わったように感じる方法」であり、根本的解決に至らず。
それでももう、何がなんでも早く終わらせたかったので、諦めてひたすら覚えまくりました。
そしてこちらもなんとか”ギリ合格”。
これでやっとスタートラインです、、、。
”キラキラ”はつらいよ
憧れの「キャリアウーマン」生活。
思わぬ誤算がありました。
それは「被服費」
自分が思う”キラキラ”に近づけるアイテムで武装していましたが、
毎日同じ物を着てはならないという”キラキラの掟”のせいでどんどん追い詰められて行きました。
思えば看護師時代は「ナースウェア」という制服がありました。
おかげでどんなヒドイ格好をしていても、”捕まらない程度の衣服”さえあれば事足りていたんです。
新卒の頃から十数年間そのような生活に堕ちていたため、そもそも「会社員として許される衣装」を持ち合わせていませんでした。
強いて言えば「春の学会用スーツ」「秋の学会用スーツ」くらい。
まるで”パン祭り”です。
なので社内の老若キラキラ女子たちが皆おしゃれで驚きました!
しかもちゃんと「会社員として許される衣服」で!
驚きすぎて「あの”キラキラ”は、誰が買ってるのか?」などとおかしな思考になっていたほどです。
そんなわけで面白いようにヒラヒラヒラヒラ、、、
手にした”キラキラ”の代わりに軽やかになっていく財布。
憧れた「キャリアウーマン(仮)」の厳しすぎる現実でした。
現在「制服」組の皆さん、憧れの「私服」勤務は思いのほか”過酷”です。
いろんな意味で…。
(つづく)
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