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保育園児の12年後
今年の中学受験も終わりました。
色々な思いを抱えたご家族がたくさんいらっしゃると思います。
我が家もそうでした。合格も不合格もいただき、今思い出しても、鼻の奥がツーンとなりますし、何とも言えない思いがグルグルすることはたしかです。試験当日、校舎に向かっていく我が子の背中は、一生忘れないと思います。
ただし!!!!いただいたご縁、ここからはもう前を向いて進もうじゃないか!
3年前に中学受験を終えた長女、春からは高校生です。ご縁をいただいた学校で毎日楽しく過ごしています。そんな長女の中高一貫ライフから。
中高一貫校、夏休みの課題
長女の通う中学校では、夏休みの課題に「ボランティア活動をしてそのレポートを書く」というものがありました。ボランティア活動をするだけにとどまらず、
✓どんなボランティアをするか
✓どこで申し込むのか
そんなところから自分で調べる課題です。高校受験の準備に時間を取られず、夏休みにこういう課題に取り組めるというのも、中高一貫校のいいところだなと思います。
中学生ができるボランティアは限られますが、長女、自分で色々調べて自治体の説明会に参加したりして、なんと、「自分が通っていた保育園で保育補助」というボランティアを決めてきました!
長女が2歳からお世話になった保育園では、園長先生も当時のままでお変わりなく、長女のこともちゃんと覚えていて、温かく迎えてくださいました。
ボランティアでは、園児たちと一緒に遊んだり、ランチタイムの補助をしたり。お役に立ったかはわかりませんが、貴重な経験をさせていただいたようです。
数日間、パワフルな現役園児と遊びまくって毎日ヘトヘトで帰ってきていた元園児(=長女)は、
保育現場が過酷すぎる!人が全然足りてない!と社会に憤り、最終的には、私はあんなにワガママじゃなかった、と言っていました。え?
ボランティアを経て
決められたボランティア活動をするというだけではなく、
1から自分で調べて決めていくという過程も
実際に社会の一員として行動するという経験も
貴重であったことはまちがいないのですが、必ずしも、この時点で立派なレポートにまとめることができなくても良いと思います。
本人が今の時点で何を感じたかということも大切ですが、この先どこかの時点で、何かのきっかけで、そういえば…と、この時の経験を振り返る時があるかもしれません。(ないかもしれないけれど)
そんな時に点と点がつながって線になる、そして、線と線がまたいつかどこかでつながって面になっていくこともあるのかもしれません。
人生ってそういうことですよね。
何につながるかわからなくても、色々な経験を重ねていくということ自体が大切なんだろうなぁと思います。
それはもちろん大人もね!