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南堀江☆最強伝説 - そして伝説へ -

 昨日は誰かの持ち込み企画ではなく、いわゆる通常ブッキング(ライブハウス側が出演者に声をかけて出来上がったイベント)だったんですね。
 メタボリックシンジゲートのボビーさんがMCで言っていて、そのときに初めて知りました。
 いやいや、だってあの出演者の濃さからして企画やと思いますやん、違うんかいな。
 ということで、まさかの通常ブッキングということでビックリでしたが、とても楽しく、面白いイベントになったかと思います。
 今回も出演者毎に個人的な感想を書いておきます。
 主観的で偏見に溢れたものになりますので、ご了承頂きますようお願いしますよ。


①QLIP

 びっくりしました。
 1番目ということもあって、フロアの状況を知らないままにステージに出て行ったので、フロアのお客さんの数を見てちゃんと驚いてしまいました。
 皆さん、1番目から本当にありがとうございます。
 空気も最初から温かくて最高でした。
 やっぱりライブというのはステージとフロアの相互作用、関係性で成り立っているのです。
 皆さんのおかげで楽しいライブになりました。
 久々にリハーサルができて、音響も照明も素晴らしい仕上がりでしたし。
 knaveのスタッフの方々にはいつも感謝でございます。
 リハーサルのときにわざわざヨシイさん(QLIPの音響を熟知してくれているPAさん)がサポートしてくれてましたし。
 本当にありがたい、素晴らしい環境でライブをやらせて頂いております。
 セットリストの選択も良かった気がします!
 楽しんで頂けていたなら何よりです。

②メルシー

 何故か対バンする前にメンバーの方々とは何度もお会いしているし、何なら遊んだこともあるというよく分からん関係になっていました。
 ボーカルギターのかぎ君とは以前やっていたヨルノホテルズで何度か対バンはしているのですが、最近になってやたら話すようになった気がします。
 グイグイいじってきてノリの良い面白い子です。
 ライブの内容はと言うと、まず3人の息が合っていて一体感がありましたし、何より勢い、熱量、気合いが伝わってきました。
 バンドの持つパワーがスリーピースという最小編成ながら甚大で、フロアを巻き込んでいたように思います。
 ロックンロールというか、バンドというものの格好良さを明確かつ強気に提示できるバンドでした。
 10代の子が観たらバンドをやりたくなるのではないでしょうか。
 そんな初期衝動を格好良く、全力で形にしてくれる、そんなバンドだと感じました。

③Agorophius

 リハを最前で観ていたのですが、その時点で面白かったんですよね、特にキラカードのくだり。
 本番では更に面白く、楽しい空気を作り出しておりました。
 編成はギターもベースも歌えるツインボーカルのスリーピースで3人ともコミカルな要素を持ち合わせているので、曲やパフォーマンスとのズレがなく、純粋にあの3人でライブをすることが楽しそうで、こちらも楽しく観ることができました。
 パフォーマンスのキャッチーさもさることながら、曲も分かりやすく、ギャルすことか、語彙力ないとか、キラカードとか頭に残っているフレーズが多いのも素晴らしいです。
 お客さんも楽しんでいましたし、ライブハウス全体が温かい空気に包まれていたように思います。
 終演後に僕が中学生〜大学生の頃に観ていたアニメとか、そんなオタクな話をして一気に仲が深まった気がします。
 彼らの方が断然年下なのですが、ニコニコ動画のおかげで共感できる話が多く、距離も縮まりました。

④ヤジマX KYOTO

 僕が言うのも烏滸がまし過ぎるのですが、いつ観てもプロフェッショナルを感じます。
 ライブハウスで百戦錬磨、圧倒的なライブ力を持つヤジマさん、丁寧で安定したベースと笑いのポイントを押さえている岩橋さん、良い音で繊細にギターを弾きつつ、コーラスも上手いずーみーさん、全員の存在感が凄いのです。
 まぁ何もかも当たり前のこと過ぎて書くのも恥ずかしい訳ですが……。
 やっぱりヤジマさんの声が凄まじく個性的ですよね。
 普通に話すだけでも明らかに他人とは違うと分かる声なんです。
 終演後の中打ちでも一際目立つ声なんです。
 更に、ライブでのパフォーマンス通りめちゃくちゃ真っ直ぐな方なので、当然ながらライブでの説得力も凄まじい訳です。
 いつもライブがライブである意味を明確に提示してくれます。
 言わずもがな、凄い方々でした。

⑤ワンダー久道

 これまた凄い……!
 圧倒的な演奏力と完成度で有無を言わさずお客さんを楽しませる素晴らしいバンドでした……!
 これと言った派手なアクション、パフォーマンスなどはしないのですが、完成度が高過ぎて演奏するだけでライブとして成り立っているのです。
 バンドしての一つの完成形を観たようにすら感じました。
 皆さんもそのように感じているはずなので僕のようなやつがわざわざ書くことでもないのですが……!

⑥メタボリックシンジゲート

 何度も対バンしていて、もはや何回目なのかも覚えていませんが、ボビーさんがいじってくれるくらいには仲が良くなったと思っております。
 今回も非常に盛り上がっていました。
 物販側から観ていたのですが、お客さんが一斉に玉出の袋をぐるぐる回していたのは圧巻でした。
 明らかに人気バンドへの階段を着実に駆け上がっているように思います。
 気付いたら対バンもできなくなっているかもしれない……!
 それくらい今のメタボからは勢いを感じます。
 ワンダー久道さんをいじり倒すパフォーマンスでは爆笑が起きていましたし、後半の熱い曲ではその熱さに呼応するように拳を振り上げている方々が目立ちました。
 そう……人気があるバンドやん……!
 気付けば手の届かない存在になっているかもしれません……!

 という訳で、6組も出演しながら濃く、楽しいイベントでしたねぇ。
 こんな日がたくさんあると良いんですけども。
 いやいや、自分たちでそうしていかないといけませんね。
 さて、今月はもう一つライブがあります。
 こちらも激アツ、いや、激ヤバです。
 東京と大阪のヤバいバンドが火影というヤバいライブハウスに集います。
 ヤバいイベンターのgonza.さんが作り上げるヤバいイベントです。
 オルタナが好きな方は特に来た方が良いです。
 ヤバいイベントとして語り継がれそうな予感すらします。
 RobotMeetRoboとVANQULLWAR'Sと一緒にライブができるというのも最高に楽しみです。
 是非。
 火影でお待ちしております。

 2024年09月28日 土曜日
 大阪府アメリカ村 火影
 STAND AND FIGHT Á strange world's end presents.
 『Massacre.[瀲]-マサクゥルナギサ-』
 BYE BYE NEGATIVES
 RobotoMeetRobo
 strange world's end
 nuggetwattetochan
 QLIP
 ダムダム団
 VANQULLWAR'S
 open 16:30 / start 17:00
 adv ¥3,000 / door ¥3,500 +1drink ¥600
 QLIPは、3番目18時30分より30分の出演予定です。


セットリスト

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