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Massacre.[瀲]-マサクゥルナギサ-

 昨日は山本(gonza.)さんとstrange world's endさんの共同企画でした!
 山本さんは僕が個人的に関西で一番熱いイベンターなのではないかと勝手に思っています。
 オファーの文面からもそれが伝わってきますし、初めて会った日(恐らく6年以上前)から彼とお会いする度に熱量を感じ、やはりそんなことを思います。
 そんな方の企画ですから、本当に熱くて面白いイベントになっていました。
 まぁ当日になるまでもなく、そうなるだろうなとは思っていたのですが、ちゃんとそうなっていましたね。
 strange world's endさんとは今回初めてお会いしたのですが、お二人とも人当たりが良く、それでいて音楽に対しての熱い気持ちを感じる方々でした。
 いやはや、主催者の想いが伝わる良いイベントでした。
 そんな訳で今回も出演者毎に個人的な感想を書いておきます。
 主観的で偏見に満ちているかと思いますので、その辺はご了承頂ければなと。
 あと、昨日はどのバンドもひたすらに音がデカかったです。
 イカれてて最高でした。


①VANQULLWAR'S

 「VANQULLWAR'Sが1番目!?」とは思いましたが、信頼と実績の1番目でしょうね。
 彼らを1番目に置くことで最初から来場してくれる方が確実に増えているはずですから。
 その信頼を全く以て裏切ることのない素晴らしいライブでした。
 今、確実に、着実に大きくなっているバンドであることを感じさせるパフォーマンスを見せてくれました。
 言水君の一挙手一投足にお客さんが注目し、彼がふと見せる何気ない動作がパフォーマンスになってしまっているのです。
 ライブアレンジも凄まじく放り込んできますし、ライブというものを言葉通りにしっかりと構築していますよね。
 大きなフェスでライブをする日もそう遠くはないのではないでしょうか。
 そんな気がしながらライブを観ておりました。
 いつ観ても格好の良いバンドです。
 ちなみにこの日のベースはサポートの方だったようですが、違和感なくあの難しい曲に馴染んでいたことから相当練習されたのかなと思います。
 もしくは元々天才的なベースの才があるのではないでしょうか。
 個人的にはこの日のMVPかと思っております。

②ダムダム団

 東京からお越し頂いたバンドさんです。
 音がでけぇ!!!
 いやいや、どうなってんねんってくらい音がでかかったです。
 しかも、ベースレスなんですよね。
 「何でベースがおらんのにこの音圧なん」と心の中で突っ込んでいました。
 登場から格好良かったので、元々は板付きの予定だったのですが、僕らも真似しました。
 音がデカいという印象から来る激しさはそのままに、時折見せるチャーミングな雰囲気も良かったです。
 そこに個性が光るなと感じました。
 むしゃくしゃして暴れたくなってしまったら、とりあえず彼らのライブを観て欲しいですね。
 気付けばストレスが吹っ飛んでいるはずです。

③QLIP

 ちょこっとトラブルもありましたが、まぁそれもライブですからね。
 そんなもんです。
 初めて出演させて頂いた火影は、想像以上にお客さんとの距離が近く、こんなにもお客さんの顔がはっきりと見えた状態でライブをしたのはもしかすると初めてだったかもしれません。
 だからこそ僕が常々大切にしている、ステージとフロアのコミュニケーションがより鮮明に、はっきりと感じられてとても楽しかったです。
 こちらのアクションにフロアがリアクションし、フロアのアクションにこちらがリアクションする、という素晴らしい空間が出来上がっておりました。
 山本さんから密かにお願いされていたアゲアゲのセットリストで挑んだのも良かったようです。
 改めまして皆さん、ありがとうございます!

④nuggetwattetochan

 RAGE AGAINST THE MACHINEのコピーバンドでした。
 バンド名もレイジの曲の空耳から取られています。
 僕は曲を聴いて曲名が分かるほどまでにはレイジに詳しくはないのですが、それでも「あ、レイジや」と分かるくらい再限度が高かったです。
 まず声質がちゃんとあの声なんですよね。
 高いだけじゃなくてちょっと歪んでいるようなあの独特な声なんです。
 それに、ギターもかなり音色にこだわって再現されていたかと思います。
 レイジを好きな方も多数いたようで、フロアも盛り上がっていました。

⑤strange world's end

 ギターボーカルとドラムの2人編成で、ギターをベースアンプにも繋いでいるのでしょうか、ギターとドラムだけにも関わらず、低音がかなり出ていた気がします。
 激しいギターと気持ち良く抜けるシャウト、そして重いドラムがフロアを支配していました。
 30分間を全力疾走するようなライブで、お客さんをひたすらに爆音の渦に飲み込んでいました。
 MCではドラムの方がボケたり、ギターボーカルの方の優しい雰囲気が見え隠れしたりして、程良く緩急が付いていたように思います。
 個人的には最後の曲のシャウトが特に気持ち良かったです。
 スパーンと抜けていました。

⑥RobotoMeetRobo

 圧巻でした。
 やっぱり1曲目のひできさんがシンセを弾く曲の格好良さが異常。
 ああいう曲をやっているバンド、マジでいません。
 少なくとも僕の観た中では。
 特に作り手のこだわりを感じる一曲です。
 あの格好良さが分かる方とは早々に友達になれることでしょう。
 それ以降も重低音かつタイトなリズムでフロアを爆裂に盛り上げて、圧倒的なパフォーマンスを見せてくれました。
 普通に曲を演奏していればそれだけでクオリティの高いライブになる、というバンドにとっては一つの到達点でもある素晴らしいバンドなのです。
 最後の曲が終わってもなかなか止まなかった拍手と歓声がそれを示しております。

⑦BYE BYE NEGATIVES

 彼らも東京からお越し頂いたバンドさんです。
 レコ発だったということですが……まず音がでけぇ!!!
 今日一で音がデカかったです。
 何が起きているんだと思ってしまうくらい音がデカかったです。
 ギターは当然に爆音で、ベースも負けないくらい爆音で、更にはドラム……ドラムがもうリムショットをフルパワーで叩くものですから、3人でとんでもない音量でした。
 凄まじい音量でキレの良い曲を演奏し、フロアではモッシュが起こるくらいに盛り上がっていました。
 この日の最後に相応しいライブ、バンドでした。
 凄かった……!

 という訳で大変オルタナティブな夜でございました。
 やっぱり面白いイベントでした。
 改めて主催のお二方に感謝です。
 山本さん、strange world's endさん、ありがとうございます!
 こういうイベントを僕らももっと作らないといけませんね。

 ところで、やっぱりVANQULLWAR'SもRobotMeetRoboも本当にシンパシーを感じます。
 僕が言うのも烏滸がましいですが、お互いに切磋琢磨、刺激し合ってどんどん鋭く光っていきたいものです。
 音楽に対するこだわりが強く見えるバンドが本当に好きなのです。
 できるだけ長くやっていって欲しいなと切に思います。

 そして、次のライブは!
 可愛い可愛いSerpent Stellarの企画に呼んで頂きました!
 『ともだちつくろう』でちゃんとともだちになれたバンドです。
 この日は共演が初めてのバンドばかりで楽しみです!

 2024年10月18日 金曜日
 大阪府梅田 BANGBOO
 Serpent Stellar & BANGBOO PRE.
 『A Tales of Constellations』
 Serpent Stellar
 QLIP
 かりすの死骸
 ぺトリコール
 アスノシオリ
 キセイチュウ
 A.N.F.YU
 NOIQ
 UK OSTRICH(OA)
 open 16:30 / start 17:00
 adv ¥2,300 / door ¥2,800 +1drink ¥700
 TiGET:https://tiget.net/events/337611
 有料配信(¥2,000):https://twitcasting.tv/bangbooinfo/shopcart/324465
 QLIPは、8番目21時05分より25分の出演予定です。


セットリスト

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