2001年没落の旅
今からちょうど20年前の4月に、小泉純一郎が第20代 自由民主党総裁に就任した。
小泉劇場ともいわれ、衆愚政治の幕開けでもあったが、今の日本に至る道筋を作った「功労者」であった。
官邸主導政治
事業の民営化
年金制度改革
医療制度改革
首相が、政治家のみならず官僚の人事権まで=独裁
民営化や改革=弱者切り捨て
派手な言動による小泉劇場に国民の関心を集める傍らで、『支配するものはより強く、支配されるものはより弱く』を抜け目なくやり遂げたのである。
各種改革で潤ったのは、淡路島に本社移転で話題となったパソナである。
パソナと言えば、小泉内閣で経済財政政策担当大臣に起用した『竹中平蔵』の会社である。
利益相反を、ここまで『見事にやり切った』人物を私は知らない。
徹底的に、金持ちが優遇されるだけならいいが、結果として日本の国力を下げるように促してしまっているし、日本の企業が世界トップから没落する道を作ったのもまた彼が主導した事であったのが不思議である。
労働力の流動化という旗印の下、日本企業の業務が外注化され、各社の持つ人材とノウハウが流出する結果となった。
企業の国内への投資を促すどころか、海外に進出するのをサポートし、地方の荒廃を招いた。
つまりは、日本支える大臣であるにもかかわらず、一方で徹底的な売国政策の推進ということを、平然とやってのけるのである。
もしや、彼はどこかからお金をもらって、利益相反行為を行っているのではないか?とすら思ってしまうわけである。
日本を陰で操る人たちが、彼に指図しているのは何か…
それはまたの機会とするが、まさに、21世紀の始まりの年、日本は世界第二の大国から、滝を落ちるように下流の国になるトンネルに入ったといえる。
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