死におびえて何もせずに時を消化するな
いつかは必ず死ぬのだから。死におびえて何もせずに時を消化し、死の直前に後悔する人を減らしたい。多くの方に満足した死を迎えて頂けるように講演活動します。しあわせです感謝
がん告知直後のセルフイメージ
出世を目指したサラリーマン人生は終わったと感じた。生きがいだった。だから人生も終わったと感じた。社会のお荷物、生きる屍というセルフイメージに陥った。イメージ通りに生き始めた。生きる目標は長男が成人するまでの10年と決めた。
夢は生きる力を与えてくれる
一年ほど経ったある日、新入社員の育成を担当することになった。その時、心に浮かんだことがあった。「この子たちの心の中に僕がこの時代に生きていたことを遺していこう」。この日から生き方を変えた。全力で生き始めた。役立つ研修とは何かと考え、調べ、セミナーに通った。死など恐れている時間等無かった。
満足な死とは
がむしゃらに生きた10年間、周りの誰よりも元気でだった。治った状態をイメージしてその通りに生きた。飲み会も遊びもスポーツも積極的に参加した。しかし、突然、「死」が訪れた。今まで経験したことがないような吐き気、腹痛、しんどさ・・・死ぬと感じた。救急車を呼ぼうとしたとき気づいた。がんと診断されてからちょうど10年経った日であった。
僕は握りしめた受話器を下した。今日は目標を達成した日。感謝と祝福する日である。なのにまだ命乞いをする自分の欲深さを感じていた。やりたいことにチャレンジして自分らしく生きてきた。だからこのまま死を受け入れようと決めた。すごく満足していた。ベッドに這い上がり合掌して「ありがとうございますと言って目を閉じた。安らかな最期だった。
使命を与えられた人生
何事もなかったように目が覚めた。自分では気が付いていなかったがこの後の人生が変わっていった。本社への異動、単身赴任、全国での生誕祭イベント、全国での講演活動・・・数え上がればキリがない。メッセージを発信する機会が格段に増えた。
人生を充実させる方法、何事にも感謝して過ごすしあわせ、そして、得られる満足した死を伝える使命を与えられたような気がしている。
最近になって守護霊のメッセージを伝える方に妻と息子が会いに行った。その時、僕の守護霊が降りてきて「お父さんは死なない。使命を与えられたから」と家族に伝えた。
多くの方の力を頂いて僕は大切なことを伝えていく。
しあわせです感謝