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言葉に出来ない想いは、言葉以上のチカラを秘める

言葉に出来ない想いは、言葉以上のチカラを秘める。

白血病発病当時、親友に自分の病名を突然告げ、どんな反応をするか試したことがある。

一瞬、表情が変わり
「嘘だろ?」と一言と放ち、その後沈黙した。

友人は「掛ける言葉が見つからなかった」と教えてくれた。
「それでいい」と僕は感じた。

沈黙は僕のことを受け止め考えてくれる時間だ。
想いはしっかり伝わってくる。

沈黙は「愛」だいうことを学ばせてもらった。

何か言わなくてはと焦ると、薄っぺらい言葉になる。
安易な励ましをする親友は一人も居なかった。

沈黙は僕のことを真剣かつ重く受け止めてくれた反応なのだ。

がんピアサポートも最初は簡単な質問から始まることが多い。
答が決まっているためサクサクと答えていく。

ポイントは、この後だ。

簡単な質問から、やがて、この人なら相談してもいいかなと感じると、
表情が変わり一呼吸おいて、深刻な問題を語り出してくる。

最初は丁寧に反応しながら玉ねぎの皮を一枚一枚剥くかのように
短い質問をして内面に入っていく。

そして、核心部に行き着くと沈黙が始まる。
この時に友人たちが教えてくれたことが役に立つ。

僕も沈黙と一体化する。

当時のブラックジョークが今にして役立つものになった。
親友たちよ。ごめん。そして、ありがとう。

言葉に出来ない想いは、言葉以上のチカラを秘める。

しあわせです❤️感謝


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