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僕の講義から学生が受け取ったモノ


講義レポートを読んで僕の心に響いた学生の言葉を抜粋し整理してみました。

その中で「患者メガネ」「人メガネ」という言葉や伝えた内容が多くの学生が書いてくれたことが嬉しく感じました。
なぜなら最も力を入れたことだから。

この言葉は10年以上前にある方が講演されて中で使っていた言葉です。患者ではなく人として見て欲しいという認知症の方の訴えを教えて頂きました。その時、僕自身も白血病患者ではなく人として付き合って欲しいと考えている自分に気づきました。
がん患者だと判ると急に特別扱いされるのがとても窮屈に感じていたからです。普段は誰よりも活発に行動しているのにも関わらず。
だから僕はがん患者も認知症の方も精神障害の方もお付き合いがありますが「人メガネ」で接しています。

そして、昨日、この言葉を教えてくれた方がFacebookをしていらっしゃるのではと思い付き検索し繋がりました。

とってもハッピーな一年の始まりとなりました。

単なる闘病体験だけではなく生き方や感謝についてもレポートしてくれた学生に感謝しています。

しあわせです❤感謝

【患者をどう見るか】
・「患者メガネ」という言葉は、私たちが将来医療に携わるものとして心に留めておかなければならないことだと感じた。
・患者は患者である以前に、私と同じ、夢と希望をもった1人の人間であることを念頭に置いて接することの重要性を学習した。
・人メガネをかけ1人の人として接することが大事であると思った。
・患者は自分のことを「患者メガネ」ではなく「人メガネ」をかけて見て欲しいと思っているということを知ったので、これからは意識するようにしたい。
・患者を"患者"としてみるのではなく、"一人の人間"としてみるということが印象的だった。
・どうしても普通の人としての扱いではなく、患者さんとして接してしまうことが自分自身あるのではないかと考えさせられる講義であった。
・患者さんは「病人」としてみられるのではなく、「ひとりの人」として見られたいことを学べた。
・患者は一部分が悪くなっているだけで他の部分は普通と変わらない。
・病名だけで判断するのではなく患者さんの意思を尊重することが大切だと感じた。
・何か一つの事が出来なくなっただけで、他にできることはたくさんあり、そこにもしっかりと目を向けて人として接することが重要だと学んだ。
・患者さんが不快になる患者扱いはしないようにしようという心構えが今回の講義からできるようになったのは、他の大学の学部生に対してのアドバンテージになったと思う。
・患者メガネではなく人メガネで見て欲しいという話に最も感銘を受けた。
・患者さんも人として他の人と同様に生きているにも関わらず、周りの人が、貴方は病気だから何もしなくてよいなどの過度のふるまいをすることはかえって患者の助けにならないということを学ぶことが出来た。
・患者も患者である前に人なので、病気 になったことで過度にその人への扱いを変えるのは良くないということを学ぶことができた。
・患者さんを見る時、つい異常な部分だけを見がちだが、健康な部分あることを忘れずに見て、患者として扱うのではなく1人の人として扱うことが大切だと学んだ。
・病気になったからと言って何もできないわけではないのに、「何もできない人」として接されるのに傷つくこともあるのだと感じた。
・自分が持っている病気へのイメージの型に患者さんを押し込んでしまうと、過度な気遣いに繋がり、相手を傷つけることがあると聞き、はっとした。
・人は患者さんに対して無意識のうちに病気を患っている人というフィルターをかけて見てしまっているが患者さんは一人の人として接してほしいと思っているということである。
・「患者としてではなく、1人の人間として見て欲しい」という言葉に強い印象を受けました。
・患者としてふるまうのは医者などの医療従事者の前だけでよく、学生であれば学生として、会社員であれば会社員としてふるまい、扱われる権利を持っているはずだということに気づかされた。

【生き方】
・自分の人生においてやりたいことは何か、実現したいことは何かを考え、実現させるにはどのように行動していけば良いのか計画を立てようと思った。
・人生は、決断の連続であると思った。
・学んだことは、死ぬ可能性のある病気にかかってしまった時、その後の人生をいかに充実したものにするかということだ。
・自分が今どのように生き、どのように生きなくてはならないのかということを改めて考えさせられた。
・「死は誰にでも平等にやってくる。死はいつやってくるか誰も予想できない。」という言葉が非常に心に響いた。
・やりたいことを先延ばしにせずに死ぬまで全力で生きていきたいと強く感じた。
・自分の体を蝕んでいく病と真摯に向き合い、余生をいかにして過ごすかを考えることができる人は、その人特有の輝きがあるということに気づいた。
・がんになっても悪いことだけではなく、むしろ大切なことに気づき、幸せを感じるという話は、どのような運命にあっても、どこかに楽しみや幸せがあるということだと感じた。
・人は考え方次第で不幸にも幸せにもなれるということを改めて感じました。
・今の自分はまだまだ感謝すべきことがたくさんあるのだろうと考えた。

【闘病】
・病気の宣告はエネルギッシュな人でもこれほどまでに追い込まれることを知った。
・初めて闘病というのがどういうものなのかを知った。
・今までの常識を裏返されるような事を多く知ることができたため、これらを将来患者について考える時に活かしていきたいと思う。
・病気を患っている方は身体的苦痛だけではなく、社会的苦痛や精神的苦痛にも苦しんでいることを知った。
・自分のライフロールの中に患者という役割が1つ増えるだけで、全ての役割に霧がかかったような表現がとてもリアルだった。
・患者は病気による苦しみだけでなく、自身が思い描いている理想や役割を果たすことが出来ないことに対する苦しみを抱いていることを学んだ。
・どう考え行動し、今まで生きてきたかを鮮明に語ってくださり、まるで自分がその病気になって人生を送ってきたかと錯覚してしまうほど、ありありとその苦しい状況や感情を感じることができた。
・今回の講義で、私は病気になった方の病気が発覚するところから治療をしながら生活をする現在までを知ることができた。

【薬剤師】
・AIには出来ないところから生き残っていくことの大切さを理解した。
・医療人としての患者との向き合い方を深く考えることができた。
・苦しむ人の心に寄り添える人になりたいと思った。
・患者さんの頑張り方を知ることで医療人としての我々も患者さんを手助けする手立てを考える一員になるかもしれないと考えた。
・講義を聴き、がん患者に対する接し方について考え方が変わった。
・自分の持っている病気のイメージが本当に正しいか考える必要があることが分かった。

【感謝】
・当たり前のことが当たり前にできることは普通のことではない
・元気に生活できていることは当たり前のことではないし、生きていることに感謝して毎日を過ごしていきたい。
・周りの人や環境にもっと感謝しながら、後悔のないように生きていこうと思った。
・毎日あたりまえに生活出来ていることに感謝の気持ちをもち、1日1日を後悔しないように生きていけるようになりたい。

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