
辛い時にすぐに電話出来る存在
辛い時にすぐに電話出来る存在ってありがたいですね。
聴いてもらうだけで元気になれます。前職時代の教え子からの電話の一言。
とてもうれしく受け止めました。
新入社員の悩み相談を始めて数年が経ったとき、本音を話してもらえないことに悩んでいました。
同期の社員に相談すると「俺たちが新入社員時代に課長ってどんな存在だった?」と投げかけてくれました。
20歳近く年齢も離れていることもあり、気軽に質問は出来なかったことを思い出しました。
そこでその年からは新入社員を担当する時から役職を感じさせないように振る舞うことにしました。すると仕事だけではなく人生全般の相談を受けるようになりました。
相談したい時は切羽詰まったときもあれば、時間が取れた時、仕事が終わってホッとした時など時を選びません。
オフィスで若手社員が戻ってくるのを毎日待っていました。
相談がないので帰宅しようとPCを閉じると走ってくる社員もいました。
相談するタイミングを見計らっていたのでしょう。
そんなかわいかった新入社員も今や海外で活躍したり社の中核的存在になっています。
当初は365日24時間で受け付けていました。
妻が僕の体調を心配しその後、セブンイレブン体制 7時から23時までいつでも電話に出るということにしました。
当時は新入社員は会社から支給された携帯電話を持っていました。
私は内勤スタッフでしたので支給されていませんでした。
社員同士はかけ放題というプランでしたが、私への電話は料金が発生します。
一時期電話代が問題になったときに私の電話番号がトップに上がり、
深夜、土日が多かったこともあり問題になったこともありました。
慣れてくると相談事を最初からズバッと切り出せるようになってきます。
そんな教え子には電話に出ると「どうした?」と声を掛けました。
その年の新入社員で初めて相談してくる教え子は、まずは業務の簡単な相談から始まり
徐々に話が本題に変わってきます。
大切なことはたわいのない業務の相談を大切にしっかりと受け止めて聞いてあげることでした。
信頼関係を築き上げる時間です。
本題を相談していいのかという迷いから一歩踏み出せるようにしてあげます。
心の扉が開くまでの時間です。愛情を注ぎます。
こんな対応を20年近く続けていれば自然と磨かれていきます。
入社10年以上経ち、しかも僕が退職して2年以上経ったにもかかわらず、
今も相談してきてくれることに喜びを感じています。
同期からの質問により気づきを得て目指した自分の姿になっていることを確認できるからです。
しあわせです❤感謝