どローカル~都会ではない暮らし方
久々となるオフの週末の朝。
一本の電話の音が、疲れ果てた俺の体に襲いかかる・・・
(一体誰なんだ、こんな早くに、疲れて寝ているのに・・・)
電話の主「もしもーし」
俺「(怪訝そうに)はい」
電話の主「もしもし、●●さんのお電話ですか」
俺「はい、そうですが・・・(さっさと用件を言えよな~)」
電話の主「私、▲▲警備会社の〇〇ですが」
俺「(ん?何かあったのか?)なんでしょうか?」
電話の主「実は、警報がなったので、事務所に駆け付けたんですが・・・」
俺「はい・・・(何かあったんだ!)」
電話の主「実は、工事業者さんが●●さんに事務所のカギを渡してくれることになったいた場所にカギが無くて、工事の都合で仕方なく、事務所に入ったところ、警報がなってしまったと仰っていますが、ご存知ですか?」
はっ!?(๑º ㅿº)ハッ!
忘れていた―!!!!
そうです。
バリュー・リノベーションズ・さの(VRS)の事務所二階とつむぎやとつなげるリニューアル工事をすると、前回のnoteで書かしていただいていたにも関わらず、書いた張本人が、VRS事務所のカギを工事業者さんに渡すのをすっかり忘れてしまってて、着の身着のままで、慌てて事務所まで走っていきました💦
おかげさまで、日ごろの運動不足が少しは解消されました(はずw)
まあ、それだけ日頃の疲れがたまっていたんでしょうね (* ˘꒳˘)⁾⁾ウンウン
事務所に着くと、前に立っていた警備会社の人と工事業者の人が半ばあきれ顔でこちらを見ていました・・・
すっ、すみません<(_ _)>💦
平に謝り、苦笑いされながらも、許していただきました💦
なんとか事なきを得て清々しい週末の朝を迎えたのでしたw
つむぎやのリニューアルのお話はこちらをご覧くださいね。
いつもと違って、スリリングな物語風のオープニングにしてみましたが、いかがでしたでしょうか?若干の脚色はありますが、ノンフィクションですので、ご安心くださいw
さて、今回のテーマは、泉佐野は郊外だそうで、厳密にはローカルに当たらないみたいですが、地方都市として存在価値についてをテーマに書かせていただきます!
◆都会にはない価値
以前、noteで「LOCAL」をテーマに書かせていただいたことがあります。
地方都市で首都圏や都市部のうわべだけをマネして、都市開発したとしても、その地域の良さを壊し、どこにでもある風景や景観を創り上げても、交通利便性などは首都圏や都市部には叶わないのだから、地方都市に来てもらえる価値を考えるべきだという内容です。
日本人は、歴史的な背景がそうさせているのか、人と同じものを持たなければ気が済まないだとか、周りがしているから自分もそうしなければという、ある種、強迫観念に迫られる傾向にあるみたいで、ひろゆきさんもそういう内容のことを揶揄しながら書かれていますね。
過去のnoteに「みんな」についても書かせていただいていますので、そちらもあわせてお読みください。
いまだに大企業を中心にした経営の相手方は、マス(mass)であり、少数派は切り捨てられていく、という構図が残っています。
しかしながら地方都市運営については、日本経済の主ターゲットのマス(mass)を相手にしても成立しないのですが、地方都市の政治家さんたちは同じようなことをしたがりますよね。
その地方にしかない価値がどこの地域、エリアにもあるはずですので、それを磨き上げていけばいいのですが、残念ながら、そういう地方都市はまだまだ少ないですね・・・
◆LOCAL ATTENDANT
この4月からVRSは、フルタイムで勤務する固定メンバーを減らし、ユニット形式で活動していますが、やはり、専門的なノウハウやスキルのある人を確保するのは難しいため、ある企業さんにスポットで来ていただくことはできないか打診をしていましたが、営業や広報といった実動部隊の派遣は難しく、いったんは決まりかけてたものの、急な状況の変化で、取りやめになりました。その後も調整はしていたものの、VRSの課題を解決に導くことができ、適任が見つからないということで、話がとん挫しかけていました。
しかし、その企業に勤める従業員の多くは、泉佐野市内に住んでおられ、この方たちにまちづくりに関わってもらう方法がないかと、あれやこれやと思案していたところ、妙案が浮かび、その企業の従業員にまちに関わってもらうことで、その人の知り合いの方々に発信していってもらえば、いままでまちに関わっていなかった方も、VRSが活動するさの町場などに興味を持ってもらえるのではないかと考え、その従業員の方々にまちを魅力を肌で触れていただき、その魅力をその方に ATTENDANT(案内)していただく、「LOCAL ATTENDANT」として関わっていただくことはできないかと、連絡をとっている人に相談してみると、「その話、面白いっすね」と言っていただき、早速、社内の調整をしていただきました。
このお話は昨年12月くらいから進めていて、LOCAL ATTENDANTとして決まったのは5月初旬でしたので、だいたい半年かけて実現にこぎつけました💦
そのあと希望者を募るのに、その企業の人事担当者と打合せをし、社内の調整をしていただき、1ケ月くらいで希望者を募っていただきました。
LOCAL ATTENDANTの趣旨や、業務内容、条件面を説明し、そのことを理解していただいた方と、6月下旬から、まち案内をしていただくためのワークショップを月2回~3回ペースで開催し、どうしても本業の勤務の都合で参加できない場合はワークショップの模様を動画に納めて独学で学んでいただきました。
座学だけではなく、時にはフィールドワークを交えたり、時には、まちづくりインターンシップの大学生と共同で開催したり、なりわいテーブルのワークショップにもご参加いただいたりしました。
ご参加いただいたみなさんは、真剣にメモする姿が目につき、泉佐野のことを知ろうとしているんだなと、つくづく感じました。
◆泉佐野ローカルツアーを企画プロデュース
最初はワークショップ自身も手探りの状態で、走りながら作っていったというのが正直なところでしたが、せっかく参加していただいた方々の出口を示さないと、ワークショップをしてもモチベーションが上がらないと思ったので、地元で旅行業の資格のある、(一社)泉佐野シティプロモーション推進協議会さんにお願いして、旅行商品を販売していただくお手伝いをしてもらえないかと打診したところ、快く受けていただき、旅行商品を企画していただくワークショップに舵切りをしました。
そんな取組を、読売テレビの情報番組「かんさい情報ネットten.」にも取り上げていただきました。
6月下旬から始まったLOCAL ATTENDANT養成ワークショップは約3ケ月強の期間をかけて、参加したいただいた現役CAに地域のコンテンツに直接触れ、魅力に感じたものを盛り込み、それを企画プロデュースに関わった旅行商品「泉佐野ローカルツアー」として、泉佐野市のふるさと納税の返礼品限定となりますが、提供されています。みなさん、一生けん命考え、企画していただいたものですので、ぜひご参加いただければと思います。
詳しくは、泉佐野市ふるさと納税サイトで掲載していますので、そちらをご覧ください。(画像をクリックしていただくとリンク先に移動します。)
※数量限定のため、お早めにお申込みしてください。
◆商店街をリノベーション
これ以外でも、VRSでは空き店舗が増え、シャッター通り化してきている実在の商店街をエリアリノベーションし再生へと導くワークショップ「つばさ通りリノベーション実践塾」を開催します。
昭和の時代には、行き交う人で所狭しというくらい繁盛していた商店街が、時代の流れとともに、人通りもまばらになり、シャッターが閉じたまま開かない状態になっている商店街の空き店舗を活用し、新たにビジネスをする人が、不動産オーナーに向けて、自分たちが組み立てた事業プランを発表し、その実現に向けてサポートするワークショップです。
商店街の衰退は、どこの地域でも起こっている現象ですが、なかなか行政だけでは再生することは難しいのが現状です。
いまこんな商店街を
こんな感じになれば、VRSだけでなく、商店街の人たちも、そして行政、住民の方々も喜んでいただけると確信しています。
こういうまちにしていくためには、1人の力ではできません。いろんな方々のアイデアと実行力が必要です。
あなたの手で商店街を再生してみませんか?
詳しくは下の画像をクリックしていただくとご覧いただけます。
◆ローカルで暮らすということ
数や利便性にこだわる人には、ひろゆきさんの記事にも書かれていますが、ローカルという場は向いていないかもしれません。しかし、ローカルだからこそできることも多いと思います。
人口減少、人口流出が止まらない地方都市で、数や利便性、都会的な空間などにこだわっている以上、そこからは何も生まれず、衰退するのを指をくわえて待っているだけです。
やれることは考えればいくらでもあるはずです。その地域にしかない仕事や暮らし、そして人。その地域にしかない価値は探せばあるはずです。
地域にしかない価値を探し、その価値を高めていくための実践をするか否か、答えはそこにあると思います。
失敗を恐れて、衰退するのを指をくわえて待っているのがいいか、失敗してもそのことから何かをつかみ、発見し、ヒントをつかみ、次に活かしていくか、どちらが成功するかを考えれば、見えてくるでしょう。
全ての地域で通用する方法は何一つないですが、その地域で通用する方法は、考えればいくらでもあると思います。要はアイデア次第で、価値のある暮らしはできると思っています。
都会では物理的な豊かさはありますが、ローカルでは考えや、やり方ひとつで、心の豊かにさせる価値が十分に得られると考えています。
最近、ローカルで暮らすということは、そういうことかなとつくづく感じている今日この頃です。