つむぎやリニューアルプロジェクト始まる!
緊急事態宣言も明け、なんと半年ぶりに普段の生活に戻りましたね!大阪では、まだ完全に収まっていない状況から、飲食店などは9時までの時短営業を要請されていますが。。。 まあ、ワクチン接種も5割を超え、なんとか終息の方向に向かってくれればと思いますが。。。 噂では3回目のワクチン接種が早ければ年末から始まるそうで、それで完全に収束に向かうことを願っています。
さて、タイトルにありますように、「SHARE BASE つむぎや」もオープンして半年が経ちましたが、次のステップに向け、つむぎやのコンセプトを見直し、まちに貢献できるように取り組んでいこうと思っております。
今回は、つむぎやのコンセプトも含めた全般的なリニューアルについてお話させていただきます。
◆つむぎやロゴ制作プロジェクト
大々的にはお知らせしていませんでしたが、実は半年ほど前の3月2日(火)から、つむぎやロゴ制作プロジェクトを進めていました。
このプロジェクトは、地元大阪府立佐野工科高校と連携したプロジェクトで、イラスト好きな学生が自分のやり方でロゴデザインをつくるのではなく、プロのイラストレーターが実際にやられている仕事も知りながら、描いていく方法で完成させていくプロジェクトで、最初は3ケ月くらいで完成だと思っていたのが、紆余曲折もありながら半年の期間をかけ、完成しました。
このイラストの指導に当たっていただいたのは、mutsumiさんというイラストレーターで、今回のような育成するセミナーなどはあまりご経験されていなかったそうで、mutsumiさん自身も手探りながらも、生徒たちに寄り添いながら、お忙しい時間を割いていただき、時には手助けもしながら完成へと導いていただきました。mutsumiさんのことをもっと知りたい方は、下記のリンク先からご覧ください。
◆つむぎやロゴ完成!
3人の学生たちが学業のすき間を見つけて、つむぎやロゴの制作に当たっていただき、3人の作品からバリュー・リノベーションズ・さの(VRS)のメンバーが選定させていただきました。
選ばれてからも、作品の手直しもしていただき、完成したロゴの最終納品されたものがこちらです。
この作品は、佐野工科高校のキゾンさんの作品で、このロゴは、コンセプトから考えていただいてまして、そのコンセプトはこちらになります。
詳しくはVRSのホームページでご確認ください。
このプロジェクトは、学生らしからぬコンペ方式で選ばさせていただき、この背景には、担当した先生の思いもありました。
まず、プロとして仕事をする場合、頑張ったからという理由だけで、クオリティが低くてもいいのではないということを理解していただきたいということでした。
mutsumiさんも最初のレクチャーでもお話していましたが、自分としてどんなにいい作品ができたという満足感があっても選ばれるとは限らないし、そういう悔しい思いを何度もしてきたとも仰っていました。
生徒たちは、何度も心が折れそうになりながらも、最後までやり抜こうとし、そのサポートに先生やmutsumiさんが当たっていただきました。
こういう経験って、学生の時代では体験できないことですが、この「挫折」というネガティブなところに、学校としては、なかなか踏み込みづらい部分があるにも関わらず、あえて社会人として経験する苦い思いを、いま体験してもらい、必要なサポートを行う覚悟をもって企画されました。
この覚悟は素晴らしいと思います。生徒の方も、こういう経験を学生のうちにできたことは、社会人になっても必ず成長できる糧につながると思います。
◆つむぎや実践マーケット
現在のつむぎやの形状で開催する最後のイベントになりますが、まちづくりインターンシップ参加者と、なりわいテーブル2期生の受講修了者とコラボで開催するマーケットです。
なりわいテーブル受講修了者からは、自分たちがやりたいことを、同じ参加者とワークショップを通じて、さらにブラッシュアップした内容を実践の場として、このつむぎやでスタートしていただきます。
またまちづくりインターンシップの参加者は10回を超えるワークショップやフィールドワークなどを通じて、自分たちで企画したショップをお披露目する場でもあり、そこから何をつかむのかを経験し、社会人になったときにその経験をどう活かすのかを、このマーケットの翌日に発表していただきます。
いままでまちに関わって来なかった人たちが、つむぎや実践マーケットで関わっていただき、新たな息吹をまちに吹き起こしてもらえればと考えています。
◆つむぎやリニューアル工事開始
さて、つむぎやですが、10月12日(火)から二階の拡張工事を行うこととなりました。
つむぎや2階シェアスペースですが、階段が裏手にあり、わかりづらいことや、古い物件をリノベーションして、経費を抑えて施工したので、階段がかなり急で、高齢者など健脚でない方には上り下りに課題があること、スペース的に狭いことなどから、もう少し使い勝手の良さを利用者の方から要望されたこともあり、リノベーション工事をすることとなりました。詳しくはVRSのホームページをご覧ください。
工期は約1か月程度で、11月13日(土)から始まる「つばさ通りリノベーション実践塾」には間に合いそうですので、ぜひこけら落としのイベントにリニューアル後初となるイベントにご参加いただければと考えています!w
(申込は下記の画像をクリックしていただくとリンク先に移動します)
◆つむぎやの今後
オープンして半年が経過し、まちにとって、今まで来られていなかった人たちが、中心市街地、特にさの町場周辺に人が来ていただけるようになりました。それは、もちろん出店者の方々が頑張っていただいていることもありますが、つむぎやの取組をマスコミなどで周知していただき、そのことで興味を持っていただいた方々が、つむぎやに訪れるようになりました。
でも、つむぎやだけ賑わっていても、周辺に好影響がなければ、まちのためにはならないのではと感じています。
ですので、チャレンジショップとしてのつむぎや1階「つむぎやキッチン」では、あえて継続して出店がしにくいスタイルにしています。つむぎやキッチンのコンセプトは、まず初期投資を抑えた形でまちにチャレンジをしていただき、その経験を活かし、中心市街地や周辺で出店していただくことを前提にして、チャレンジの場として使っていただくことです。
この9月をもって半年が経過する出店者の方々とも面談させていただき、次のステップを考えていただき引き続きつむぎやで違う形態でチャレンジしていただく方や、本格的に出店をされるため、オープンまでの間は出店の打合せや、新しいメニューへの挑戦をされるため、つむぎやを卒業された方など様々です。
つむぎやにとっては寂しいところはありますが、まちにとっては次のステップをまちで活躍していただく方が間違いなくいいと考えています。
おかげさまで次の出店を希望される方から複数のご相談も受けていてまして、その人たちとの面談もさせていただき、出店に向けて調整をしています。
11月中旬にリニューアルオープンをするつむぎやですが、残りの半期は初期投資のハードルを下げて出店していただき、まちでチャレンジしていただくコンセプトは変わりませんが、サークル感覚ではなく「ビジネス」として考え、まちでチャレンジしたい人を発掘し、出店していただかなければ、つむぎやだけでなく、まちにとっても効果はないと思いますし、つむぎや以外にも、VRSの活動から端を発し誕生したプロジェクトもあり、そちらへの誘導もまちの活性化の観点から必要だと考えているので、これからはハードルを低くしすぎないようにしたいと考えています。
ビジネスとサークルの違いについては、別アカウントのnoteで触れさせていただいていますので、またご覧いただければと思います。
◆まちが少しずつ動いている
このつむぎやのおかげもあり、各方面からご相談を受けております。実際に活用に向け動き出している物件もあり、現時点では公表できませんが、また時期がきましたらお話をさせていただきます。
VRSが活動して2年が経過し、ようやくまちに少しずつ明るい兆しが見えてきたような気がします。
そう
最初に思い描いていた3丁目の夕日のような街並みに
また過去のnoteにもめざす街並みについて書かせていただいていますので、ご覧ください。
それではまた次回まで👋