謎の必修授業、PACE
「みなさんこんにちは」以外の入りを考えていたんですが、なかなか思いつかないですね…。「ようこそお越しくださいました」とかどうでしょう?高級レストランに来た気分を味わえる感じしないですか?
皆さん、クニプロnoteへようこそお越しくださいました。
「今宵は…」と続けたくなりますね。
さて、今回は1年生全員の必修授業でありながら多くの場合入学までその存在を知られていないPACEについて、なんとなくまとめてみます。クラスによって微妙に授業の進め方が違ったりするみたいなので一概にこうとは言えない事も多いのですが、参考程度に読んでいただくと幸いです。
PACEとは?
PACEとは、Practical Applications for Communicative Englishの略だそうです(筆者も初めて知りました)。英語でコミュニケーションを図るための、より実践的な授業という感じですね。
大学公式は
ということを言っています。グローバルな英語力。
ちなみに2年生にはPACEの進化形としてEDGEという授業がありますが、こちらは任意です。
基本情報
PACEは週2回あり、基本的に対面授業です。気になる方はしっかり確認していただきたいのですが、やむを得ない事情がある場合のみ大学からの許可を得てzoomで参加できるという決まりがあったと思います。
授業は、British Councilという組織から来るネイティブの先生が行います。シラバスに書いてある阿部仁先生には基本的に会う機会はありません。全PACEのシラバスに名前があるので、一橋生の認知度ナンバーワン教授なのではないかという説があります。
春夏学期・秋冬学期通して一緒のクラスもあれば、前半後半で担当の先生が変わるクラスもあるようです。筆者のクラスは後者でしたが、友人は前者で、先生と仲良くなって学生数人と先生でカラオケに行くとか行かないとかいう話をしていました。フレンドリーで親しみやすい雰囲気の先生が多いのでそこは安心してくださいね。
そしてPACEの代名詞というか、切っても切れない関係性にあるのがEdmodoというSNSツールです。
基本的にPACEの連絡(課題の指示や提出、授業で使われるパワーポイントの掲示など)は他の講義で主に用いるmanabaではなくこのEdmodoを通じて行われます。
初回授業時にノートパソコンかスマートフォンからみんなでログインする時間を作ってもらえると思いますが、ログインIDとパスワードは忘れないようにしっかりメモしておくようにしましょう。
筆者は初回授業でスマホアプリをダウンロードしてログインしたのですが、後々パソコンからログインしたいというときにログインIDが分からず、いろいろいじっている間にスマホアプリからもログアウトしてしまって詰んだ経験があります。
先生にメールしたらすぐに教えてもらえたので事なきを得たのですが、心理的アセアセ感は半端じゃないので皆さんは気を付けてください。
どんな授業?
PACEは英語のみを使って進んでいきます。もちろん先生も英語しか話しませんし、学生同士のディスカッションや発表も英語です。
毎年少しずつやっていることが変わっていっているようですが、昨年度は春夏学期に教科書を用いた授業、秋冬学期にプレゼンの方法にフォーカスした授業が行われました。
教科書はリーディング&ライティングとリスニング&スピーキングという二種類があって、かわるがわる進めていきます(例えば火曜日にR&W、木曜日にL&Sみたいな感じ)。この2冊はぱっと見かなり似ているので、間違えて持ってきてしまう人が週に一人はいた気がします。というかそもそも持ってきていない人も結構いました。正直無くても何とかなってましたが、無いとかなり不便ではあるので生協でしっかり買ってしっかり持っていくことをおすすめします。
去年の事にもかかわらず正直なにをやっていたかあまり記憶が残ってないんですが、春夏学期に課された大きめの課題としては教科書の内容に則った長めのエッセイを2~3本書いたかな…。筆者はGoogle documentの文法ミス指摘機能や、Grammarlyというこれも文法ミスを見つけてくれるツールなんですが、これらを駆使してなんとか崩壊しそうな文章を補修してました。スピーキングのテストも1,2回ありました。
あとこれは一年を通してなんですが、グループを作ったりペアになったりして周りの人と話し合う機会が非常に多いので、席が自由だった場合は仲のいい子と近くに座るといいと思います。この何度もある話し合いの機会を経て、だんだんと英語の中に日本語を混ぜて円滑な意思疎通を図るスキルが養成されていきます(個人の感想です)。
秋冬学期になると確か教科書は使わず、冬学期の最後に行う評価点の大きいプレゼンに向けた準備が行われていきます。
中間期にも一度プレゼンをしますが、そっちは評価されるというより慣れるためのものみたいな位置づけでした。スライド作りや原稿の用意はもちろんなのですが、目線や抑揚、ジェスチャーも評価の基準となります。筆者はこれがなかなか…(遠い目)。がんばってください!!
いかがでしたか?どれだけ参考になっているかわかりませんが、雰囲気だけでもお伝えできていれば嬉しいです。PACEは少人数なのもあって同じクラスの人と仲良くなりやすいので、積極的に話しかけてみるといいかもしれません。
大変ではありましたが、振り返ってみるとPACEを通して英語を話すことへのハードルが少し下がったかなと思います。
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