思うがままに. 「詩」#2
日常の中で思ったことを書き残す詩集です。
2作ごとに更新していきます🌙*゚
3.
鈴のような音が聞こえる
涼をとるために開けた窓から
オーケストラが聞こえてくる
小さき者たちの発表会の始まりだ
りんりんと鳴く声が夜風と共に流れてくる
必死に生きているのだ
虫も人も変わらないのだ
今を必死に生きている
今を頑張って生きている
4.
音のない静かな夜は
どうしてか寂しく感じてしまう
心細く思う私を満月が照らしていた
私は君のそばにいるよと
ガラス越しに空を見上げる私に
青白い光は話しかけてくる
目を閉じても傍にいるからと
ゆっくりと休んでいいからと
優しく話しかけてくる