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■プロモーションの極意~4つのポジショニングで緻密に攻める!(前編)
今回は、ビジネスをやっていくためにも欠かせない「プロモーション」について、お話していきたいと思います。
プロモーションについては、セルフプロモーションや自己プロデュースコースといった講座がしばしば開かれているはずですが、どれも「甘いな……」と感じることが多い。
実際にすごく売れているというような人を見ても、知名度は高くて一定のプロモーションは成立しているのに、まだまだあれもこれもできていない、というようなこともあります。
今回の記事を参考にして、ご自身のプロモーションに役立てていただければと思います。
■プロモーションには『4つのポジショニング』を全て使うべし
プロモーションを上手に行うは、4つのポジショニングを全て使うことが必要不可欠になってきます。
4つのポジショニングとは、
・TA(トップアタック)……行動的、積極的な働き。営業や販促など人と対面して収益アップを図る
・TS(トップサポート)……信頼関係を構築する働き。人との間で関係性の強化をする
・BA(バックアタック)……組織全体を戦略的に伸ばすための活動。プランや作戦を立てマーケティングを行う
・BS(バックサポート)……組織全体の運営を担ってシステムを促進する活動。事務や総務、家事のように、管理業務や継続作業、改善などを行う
以上の4つを指します。
この4つを全てフルに使い、上手に組み合わせることによって、はじめてプロモーションが本来の効果を発揮すると言えるのです。
それでは、具体的に何をやっていけば良いかを順を追って解説しますね。
■TA/前面に出て知名度を上げる!
まず意識したいのがTA、トップアタックです。
プロモーションにおけるトップアタックとは、とにかく前面に出ていき、自分の知名度を上げることを意味しています。
まず、あらゆる会に参加し、セミナーに行く。
人の集まるところに顔を出すこと、回数、頻度、いかに顔を見られるか……がとても重要です。
会合に参加するだけではなく、ネット上でもブログ記事がどれだけアップされるのか、Facebookで写真がどれだけアップされるか、ということなんですね。
ブログやFacebookでコメントを残すと、自分のアイコン写真がアップされていったりもしますので、そういったこともどんどん行います。
ただ数を打つ……「なんだ、そんなことか……」と思われるような、簡単なことです。
しかし、実際にこれをやっている人は非常に少ないのが現状で、実際にあなたも「そこまではしていなかった」ということが多いのではないでしょうか?
非常に大盛況と言われる自己プロデュースコースを見ても、実際に「売り上げが上がりました!」という人は多いのですが、あくまでもプロモーションという観点から見た時に、全然目立っていないんですね。
その中で優秀な人材を探してみようとしても、『その人が、何ができて、どういう人間なのか?』ということが伝わってこない。
誰も口コミをしていないということは、目立っていないというばかりではなく、その人の魅力も伝わっていない、むしろ「そんなに魅力ないんだよね?」ということになってしまうわけです。
【顔を出す+αで自分をプロデュース】
まずは数。
当たり前ですが、全国を訪れ、あらゆる場所に現れて顔を出しまくる。
しかしそれだけでは足りません。
よく見かけるのが、どこかに顔を出しているのに、そこでしょうもない話、どうでもいいような話ばっかりしている人。
これでは、顔を出してもプロデュースにはなりません。
最低でもビジネスの話をしなくてはいけないハズなのですが、意識をしていないから、話の内容が何の役にも立たないようなことばっかりになってしまうのです。
さらに、多くの人は、自分の居心地の良い、仲の良い人と時間を過ごすという選択をしてしまいがちで、これではプロモーションが成立するわけがないのです!
肝心なのは、自分がいかに広く、深く覚えてもらえるか、ということ。
ですから、もっと新しい人、もっと自分を覚えてもらうべき人、もっと自分に興味を持ってくれる人のところへ行き、顔を出し、数を増やすべきなのです。
ブログやFacebookにコメントを残すことも同じで、仲良しさんと同じようなことばかり話しているのではなく、新しい人と、自分を知ってもらえるような交流を持つようにしてみてください。
■TS/服装だって大事なプロデュース
次に、TS(トップサポート)的な観点からの自己プロデュースについてお話します。
よく、自己プロデュースに使われるアイテムとして言われるのが名刺ですが、実際に名刺の効果というのは、あまり高くありません。
名刺があったからといって本人が印象に残るわけではないですから、もっと効果が高いものを実行するべきですね。
そこで、例えばおすすめしたいのが『服』です。
その場所に、どういう服を着て出掛けていくのか……ということは立派なプロモーションなのですが、あまりよく考えずにスタンダードな服装で行動してしまう人が多い、というのが現実。
【服装は、自分を広めるための手段】
セミナーなどへ行くと、参加者全員で集合写真を撮ることがよくあります。
写真を撮られることがわかっているのであれば、その上で『自分が覚えてもらい、信頼してもらい、自分を広めるために』どういう色の服を着るべきなのかを考えて、服装を選ばなくてはいけません。
セミナー講師が写真の真ん中で目立つのは当たり前なのですが、では周囲はと言えばお揃いのような黒い服を着てまっすぐ前に向いている。
こんな時、なぜ赤い服を着ないの?
あるいは、真っ黄色で勝負しないのか?
そうでなければ、黒であっても「オシャレすぎてもう目が離せない!」といったような外見を、なぜしないのでしょうか?
あるいは、服装ではなく髪型でも良いでしょう。
「何それ!?」と言われるような、注目をひくような髪型をすることには意味があります。
ネットでは簡単にヘアアレンジの方法が掲載されていますので、とにかくやってみて、「何それ!」と言われたら「ネット見て、やってみたんだ!」と言って、みんなに教えてあげる。
場合によってはそれを動画で撮ってもらえば、撮ってくれた人のブログやFacebookにアップして欲しいとお願いすることだって、できます。
これは結局、コミュニケーションを取る、人間関係を作る、そして信頼関係を構築するというプロモーションの方法なわけです。
服装も髪型も全く頓着せずに、ただスタンダードなビジュアルで行動したところで、それはプロモーションという視点を全然持っていないということ。
写真を撮影されるのであれば、自分がどのポジションで、どういった映り方をするのがいいのか。
右側がいい? それとも左側? 足は組んだほうがいい、組まないほうがいい? 足が長く見える、一般的なセオリーを習得できているのかどうか。
こういったことを、もっともっとよく考えるべきです。
【あなたはどの空間に存在しているのか?】
服装や髪型と同じく、自分がどんな風に見られるのかを示すものの1つに『自分がどんな場所や空間に存在しているのか?』ということがあります。
例えば、あなたがもし高額商品を売っている人であれば、訪れる店は高級な店を選ぶべきです。
あるいは高級な店でなくても、場所的に、今日は銀座でランチをしますとか、表参道ですとか。
場所は、主にネット上であなたを見ている人に対して、自分はこんな人間ですというようなことを表現する大切な要素です。
もちろんこれはアピールしているというのではなく、見る人に対してコミュニケーションを取っている。
あなたのことを知ってもらうために、必要なことを表現しているわけですね。
高額商品を扱っているわけではなく、物販を行っているのであれば、選ぶべき場所はまた別です。
どういう取引先に行っているのか。
ものを仕入れるにあたり、どんなこだわりを反映させているのか。
そういったことを、ブログやFacebookの記事として書いていくべきですし、必要に応じて動画を撮影するといったようなこともすべきです。
相手の人は、私を見てどう思うだろう、どこを見て信頼してくれるであろう……ということを、1つも逃さずに掴み、自分の行動に反映していく、答えていこうとする。
すると、自分が普段からどこに行くかということも、もっとよく考えて、工夫することができます。
そういうプロモーションを、もっと心がけていくと良いですね。
プロモーションの極意~4つのポジショニングで緻密に攻める!(後編)へと続きます。