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【妄想考察】女探偵はライダー・ガール!? 「ザ・スーパーガール」藤村マリの謎①

今回は2020年6月の投稿以来となりますが、東京12チャンネル(現・テレビ東京)で放送していた"お色気アクションドラマ"「ザ・スーパーガール」(1979年~80年)を再度取り上げたいと存じます。前投稿のリンクはあえて貼りません。今回全く異なる話題となりますので。ドラマ自体の概要など気になる方は、wikipediaやDVDボックスの解説などでご確認ください。

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「ザ・スーパーガール」のメインキャラクターである探偵事務所「スーパーガール・セブン」のメンバーの大半は元警察官という設定。しかし、ふたりだけ例外がいます。ひとりは最年少メンバーで女子大生上がりの並木悦子(田中なおみ)。そしてもうひとりは、プロのカメラマンという藤村マリ。演じるは、数々のヒット曲を出していた歌手の山本リンダさんです。

藤村マリ(山本リンダ)

最年少で、探偵事務所やその先輩たちへの憧れの目線で事務所に居付いた悦子はともかく、所長の広瀬悠子(野際陽子)やサブリーダーの江本律子(ジャネット八田)に続くナンバー3的存在でありながら、何故藤村マリだけが警官ではなかったのでしょうか。そして警官ではない彼女が、どういう経緯で広瀬悠子らと出会い、探偵事務所のメンバーに加わったのでしょうか。その理由について本編で明確に示されることはありません。しかしこの設定はある種の意図をもって作られたとしか思えないのです。藤村”マリ”というネーミング、プロカメラマンという職業、そしてそれを演じているのが山本リンダさんということ。自分はこの3つの要素だけで、ある番組が浮かんできました。
「仮面ライダー」第14話「魔人サボテグロンの襲来」からとなる”一文字隼人=仮面ライダー2号”編です。

「仮面ライダー」第14話のOPタイトル
第14話「魔人サボテグロンの襲来」
一文字隼人の初変身

当初主演だった藤岡弘、さんの撮影中の大怪我による降板により、佐々木剛さん扮する”フリーのカメラマン”一文字隼人が登場し、後に続く「変身」ポーズを披露するワケですが、一文字隼人だけではなく、第1話から登場していた野原ひろみ(島田陽子)の友人ということで3人の女性新キャラが登場します。ユリ(沖わか子)、ミッチ(中島かつみ)、そして山本リンダさん扮するマリです。

山本リンダさんのクレジット
初代ライダーガールズ

「立花レーシングクラブ」へ招かれ、開口一番「わ~! ゴキゲンじゃん!!」とヒャッハーする山本リンダさんは当時20歳。年齢相応の役どころです。

「わ~! ゴキゲンじゃん!!」

東映公式の「仮面ライダー図鑑」によるマリの設定はこちら(ダブルクリックして下さい)↓

ここでのポイントは「フェンシングが得意」ということ、そしてフリーカメラマンである一文字隼人へ当初「私をモデルにして!」とモーレツなアプローチを仕掛けていることです。

(わかりづらいですが)特技はフェンシング①
(わかりづらいですが)特技はフェンシング②
特技はフェンシング③(「仮面ライダー図鑑」より)
マリ「私をモデルにして!」→一文字「女はダメ!」

その上で「ザ・スーパーガール」の話に戻るのですが、実は藤村マリがフェンシングの腕前を披露するエピソードが存在しています。それが第20話「女の命は裸で守れ」です。この詳細は次回以降にてご案内したいと存じます。(つづく)

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