これは何?
この記事は、遊戯王マスターデュエルで自分が使ってみて遊んだデッキのレシピと展開を備忘録として残しておくための記事です。
今回は、2025年1月時点で使用可能なカードでの【溟界蕾禍エヴォルエーリアン】についての記事を残します。
※※以下、通常召喚:NS、特殊召喚:SSと表記します。
デッキコンセプトについて
まず始めに、2025年1月のランクマで遊ぶために使いたいテーマを考えたとき、巳年なこともあり、全く知識のない爬虫類族のテーマが使いたいと思いました。
そこで爬虫類族について調べたのですが、爬虫類族のカードで最終盤面に出して強い妨害効果持ちがほぼ居ないことに驚きました。
爬虫類のテーマにもいろいろありますが、代表的なものといえば、マスターデュエルで最近強化されたばかりの【溟界】【蕾禍】【エヴォル】が、古参の【エーリアン】【ヴェノム】【ワーム】【レプティレス】があると思います。
爬虫類族には『キングレムリン』や『スネーク・レイン』といった汎用的なサポートがあるので、テーマを跨いで構築が容易な一方、どのテーマも一長一短で、昆虫族や植物族や岩石族と同じく複数のテーマを融合させた、グッドスタッフ的なデッキにするのが一番強いと思いました。
純爬虫類軸【溟界エーリアン】
【溟界】
【溟界】は『黎溟界闢』によって爆発的な展開力を有するテーマです。
『溟界の滓-ナイア』と場のモンスター1体から5枚のカードを場に出すことができます。
しかし、EXデッキを使わず、テーマ内の切り札的なレベル10のモンスターの制圧力がそれほどでもないので、基本的には初動や展開の補助に使います。
【エーリアン】
【エーリアン】は2006年から登場している由緒あるテーマです。
Aカウンターを乗せる効果と、Aカウンターが乗っているときに使える効果を持つカードで構成されており、テーマ単体でみたとき初動は安定しないものの『宇宙鋏ゼロオル』や『惑星汚染ウイルス』、『エーリアン・マーズ』といったカードはかなり強力で最終盤面として出張したいテーマです。
上記の【溟界】展開で場にモンスター5枚を展開したあと『宇宙鋏ゼロオル』と『エーリアン・ソルジャー M/フレーム』を出します。
ただ、これでは苦労して展開した割に『No.41 泥睡魔獣バグースカ』を出すのと大差ない制圧力で、リンクモンスターを出して『宇宙鋏ゼロオル』を戦闘破壊するだけで簡単に突破されてしまいます。
また、『サンダーボルト』や『ライトニング・ストーム』などの魔法カード1枚から即崩壊してしまいます。
始めは純爬虫類族デッキでランクマに挑戦していましたが、あまりも勝てなかったので諦めて爬虫類族とシナジーがある恐竜族の力を借りることとしました。
恐竜族混合【溟界エヴォルエーリアン】
【エヴォル】
【エヴォル】は爬虫類族の【エヴォルド】が恐竜族の【エヴォルダー】に進化し、最終的にはドラゴン族エクシーズの【エヴォルカイザー】を出すというテーマです。
最後に出てくる【エヴォルカイザー】がかなり強力で、特に『エヴォルカイザー・ラーズ』は2回、場のカードの無効が使えるのが魅力です。
『エヴォルダー・リオス』の召喚時効果でサーチ出来る『進化の特異点』、『エヴォルダー・リオス』の効果で炎属性の恐竜族か爬虫類族を墓地にを送れるため、あとは【エヴォルド】モンスターを墓地に送れば一応1枚初動で2妨害できる『エヴォルカイザー・ラーズ』が立ちます。
純粋な爬虫類族テーマではないのですが、上記の通り爬虫類族にはロクな妨害効果持ちが居ないので、貴重な魔法・罠カードに対抗する手段として利用できます。
それに加えて、爬虫類族をサーチできる『珠玉獣-アルゴザウルス』、それを場に出せる『幻創のミセラサウルス』が炎属性恐竜族なため『エヴォルダー・リオス』から【溟界】展開に繋がります。
展開例1
『エヴォルダー・リオス』始動
展開例2
『エヴォルド・メガキレラ』始動、手札コスト1枚
次に、【エヴォル】→【溟界】だけではなく、【溟界】→【エヴォル】に繋げる方法です。
展開例3
『溟界の滓-ナイア』 + 通常召喚可能なモンスター1体 + 手札コスト1枚
この3テーマの混成でも【溟界】は基本的に2枚初動、【エヴォル】は召喚権が必要と、展開の始点を『灰流うらら』や『無限泡影』で止められただけで動けなくなってしまうことが多かったです。
そこで、【溟界】展開が止められてしまった場合のサブプランとして【蕾禍】を採用することにしました。
【溟界蕾禍エヴォルエーリアン】
レシピ(2025年1月)
・モンスター
『エヴォルド・メガキレラ』:2
『珠玉獣-アルゴザウルス』:1
『蕾禍ノ毬首』(らいかのまりこうべ):3
『蕾禍ノ矢筈天牛』(らいかのやはずかみきり):1
『幻創のミセラサウルス』:1
『溟界の滓-ヌル』:2
『溟界の滓-ナイア』:3
『夜刀蛇巳』:1
『エヴォルダー・リオス』:3
『蕾禍ノ鎧石竜』(らいかのよろいとかげ):1
『蕾禍ノ姫邪眼』:1
『溟界の黄昏-カース』:1
・魔法/罠
『スネーク・レイン』:2
『溟界の蛇睡蓮』:1
『蕾禍繚乱狂咲』:2
『黎溟界闢』:1
『惑星汚染ウイルス』:1
『進化の特異点』:1
『蕾禍大輪首狩舞』:1
・汎用枠(入れ替え候補)
『増殖するG』:3
『灰流うらら』:3
『墓穴の指名者』:2
『抹殺の指名者』:1
『無限泡影』:2
・EXデッキ
『キングレムリン』:2
『エヴォルカイザー・ラーズ』:1
『聖天樹の幼精』(サンアバロン・ドリュアス):1
『エーリアン・ソルジャー M/フレーム』:1
『スプライト・エルフ』:1
『蕾禍ノ武者髑髏』:1
『盛悴のリザルドーズ』:1
『宇宙鋏ゼロオル』:1
『アティプスの蟲惑魔』:1
『賜炎の咎姫』:1
『蕾禍ノ御拝神主』(らいかのおおかみぬし):1
『蕾禍ノ玄神憑月』(らいかのくろかみつき):1
『蕾禍ノ鎖蛇巳』(らいかのくさりかみ):1
『蕾禍ノ大王鬼牙』(たいかのだいおうが):1
【蕾禍】
【蕾禍】は1枚初動である『蕾禍ノ毬首』やそれをサーチする『蕾禍繚乱狂咲』からの展開力に優れる爬虫類・植物・昆虫族の複合テーマです。
上記の通りこのテーマも純粋な爬虫類族のみのテーマではないのですが、【溟界】での動きを止められたときのサブプランや、最大展開したときの添え物として有用なので、仕方なく採用しました。
ただ、展開力と安定感には優れるものの、テーマ内のリンクモンスターは正直あまり強力とは言えません。あくまで【溟界】が止められたときや【溟界】で動けないときのサブプランと考えるのが良いと思います。
爬虫類族から見たときは、手札からの特殊召喚効果を持つため簡単に場に出せ、バウンス効果で後攻のまくりで強い『蕾禍ノ鎧石竜』が強力です。
展開例4
『蕾禍ノ毬首』初動、【蕾禍】基本展開
その他採用カードについて
スネーク・レイン
爬虫類族が持つパワーカード……とはいえこのカードの強さは【溟界】ありきだと思います。
好きなカードを選んで4枚墓地へ送れるとはいえ、ティアラメンツとかは平気で1ターンに15枚とか墓地へ送ってるので、現代基準で見ればそこまで強くもないという気がします。
ただ、通れば召喚権なしで一気に最終盤面まで行けるため、相手の手札誘発の貫通札としては使えます。
展開例5
『スネークレイン』始動の最大展開。手札コスト2枚使用。
夜刀蛇巳
墓地に送られると即座に自己蘇生する効果もち。
『溟界の蛇睡蓮』や『スネーク・レイン』や『黎溟界闢』で墓地に送り、『キングレムリン』にします。
いなくてもいいけどいると便利なカード。
アティプスの蟲惑魔
植物族だけど、環境に多い【ユベル】の対策として仕方なく採用。
場に【蕾禍】展開でどうにかして植物族や昆虫族を並べて戦闘破壊を狙います。
蕾禍ノ鎖蛇巳
爬虫類族待望の大型リンクモンスター……なのですが、正直めちゃくちゃ弱いです。
手札で発動する効果を封じてくれるが、1回目は防げないのが割とキツイ。常時発動効果で場にいるだけで手札からの効果を発動できなくするぐらいしてくれてもいいのに……。
爬虫類デッキということで一応入れてるけどあまり出したことはないし、出せても活躍したこともないかも。
一応、家具型の【ラビュリンス】相手には刺さることもありました。
おまけ、【六花溟界蕾禍エヴォルエーリアン】
【蕾禍】が植物族も有するテーマであることを活かして、【六花】とも複合する構築も考えました。
【六花】と複合することで初手の安定感、最終盤面の上振れも強化されます。
レシピ
・モンスター
『エヴォルド・メガキレラ』:1
『珠玉獣-アルゴザウルス』:1
『蕾禍ノ毬首』(らいかのまりこうべ):3
『ローンファイア・ブロッサム』:1
『蕾禍ノ矢筈天牛』(らいかのやはずかみきり):1
『幻創のミセラサウルス』:1
『溟界の滓-ヌル』:1
『溟界の滓-ナイア』:3
『夜刀蛇巳』:1
『六花のしらひめ』:1
『エヴォルダー・リオス』:2
『蕾禍ノ鎧石竜』(らいかのよろいとかげ):1
『蕾禍ノ姫邪眼』:1
『溟界の黄昏-カース』:1
・魔法/罠
『スネーク・レイン』:2
『溟界の蛇睡蓮』:1
『蕾禍繚乱狂咲』:2
『黎溟界闢』:1
『惑星汚染ウイルス』:1
『進化の特異点』:1
『蕾禍大輪首狩舞』:1
・汎用枠(入れ替え候補)
『増殖するG』:3
『灰流うらら』:3
『墓穴の指名者』:2
『抹殺の指名者』:1
『無限泡影』:2
・EXデッキ
『キングレムリン』:1
『六花聖ストレナエ』:1
『エヴォルカイザー・ラーズ』:1
『聖天樹の幼精』(サンアバロン・ドリュアス):1
『エーリアン・ソルジャー M/フレーム』:1
『スプライト・エルフ』:1
『蕾禍ノ武者髑髏』:1
『盛悴のリザルドーズ』:1
『宇宙鋏ゼロオル』:1
『神樹獣ハイペリュトン』:1
『賜炎の咎姫』:1
『蕾禍ノ御拝神主』(らいかのおおかみぬし):1
『蕾禍ノ玄神憑月』(らいかのくろかみつき):1
『蕾禍ノ鎖蛇巳』(らいかのくさりかみ):1
『蕾禍ノ大王鬼牙』(たいかのだいおうが):1
……が、爬虫類族を有さないテーマである【六花】と混合するとなると、【溟界】で展開した後にもっと強い制圧モンスターを出すか、先攻ワンキルを狙った方が良くね? となってしまい、コンセプトが崩壊してしまいます。
どこまでを爬虫類族デッキとするかは悩みどころなので、参考までに。
展開例6
『ローンファイア・ブロッサム』初動、手札コスト1枚
未来へ
巳年ということで爬虫類族デッキを使ってみましたが、展開力はあるものの、『増殖するG』や『マルチャミー・フワロス』を使われたときの妥協点が無く、『原始生命態ニビル』のケアも難しいと、正直現環境で戦うには難しいと感じました。
そもそも、爬虫類族のカードが少なすぎるので、恐竜族やドラゴン族や海竜族に流れている蛇や蜥蜴系のモンスターをもっと作って欲しいですね。
【ワーム】や【ヴェノム】のデッキも触ってみたいので、またいつか組んで遊んでみたいです。
以上。