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【Kozmo】作って遊んだデッキ3【遊戯王MD】

これは何?

 この記事は、遊戯王マスターデュエルのランクマで、自分が使ってみて遊んだデッキのレシピと展開を備忘録として残しておくための記事です。
 今回は、2024年5月における【Kozmo】についての記事を残します。

※※以下、通常召喚:NS、特殊召喚:SSと表記します。

Kozmoってどんなテーマ?

 まず、【Kozmo】がどんなコンセプトのテーマなのかを解説します。

【Kozmo】の下級モンスターは、場にいる時に発動できる「自分を除外することで手札から上級Kozmoを特殊召喚する」という共通効果を持ちます。
 これによって、相手のターンに妨害効果を持つモンスターを出し妨害するというテーマです。

 この一連のテーマ内の動きをするためには、まず場に下級Kozmo、手札に上級Kozmoがいる必要があるわけなんですけど……【Kozmo】にはテーマ内で使えるマトモなサーチカードがないです。

 エンドフェイズにサーチ効果を持つ『Kozmo-フェルブラン』は先手であれば有用かと見せかけて「3種類の中からランダム」でしかサーチできず、『Kozmo-ドロッセル』は相手にダメージを与えたときなので先手ではサーチ効果が使えないです。
 フィールド魔法の『Kozmo-エメラルドポリス』も、最近の遊戯王ならありがちな発動時のサーチは無く、破壊されたときには何でも好きな【Kozmo】モンスターをサーチできますが、これも他のカードのサポートが必須なので初動とは言いにくいです。

 なので、そもそものテーマのデザインとしての「場に下級、手札に上級」という状況を作るためには両方を素引きするか、2~3ターンかけてじっくりと用意するしか無いです。
 これは、1~2ターン目で決着することが多い現代遊戯王では遅すぎると言わざるを得ないでしょう。

 一応、モンスター効果無効の『Kozmo-ダーク・エルファイバー』、場に出たときモンスター破壊と対象耐性を持つ『Kozmo-ダークシミター』、罠無効の『Kozmo-ダークエクリプサー』と、場に出せさえすればそこそこ強いカードはあるので、ギリギリテーマとして扱う意味はあるという感じです。
((魔法無効の『Kozmo-ダークプラネット』もまぁまぁ強いが、余りにも出すのが難しい))

どのようなデッキを目指すか

 上記の通り、テーマ内だけで純構築をするなら展開力は無いので、メタビートに寄せてじっくりと戦うという方法もアリだとは思います。
 けれど今回は、別の展開テーマの助けを受けて、1ターン目から動けるデッキを目指したいと思います。

【Kozmo】の理想の最終目標としては、
①場に『Kozmo-ダーク・エルファイバー』がいる。
②手札に『Kozmo-ダークシミター』を持っている。
③可能であれば更に『Kozmo-ダークエクリプサー』を場に出す。
 といったところでしょうか。

【Kozmo】デッキ構築

・モンスター
『ジェット・シンクロン』:1
『幻獣機オライオン』:1
『Kozmo-ドロッセル』:1
『Uk-P.U.N.K.娑楽斎』(ウキヨエ-パンクしゃらくさい):1
『Ga-P.U.N.K.ワゴン』(ガガク-パンクワゴン):1
『No-P.U.N.K.セアミン』(ノウ-パンクセアミン):2
『マシンナーズ・ギアフレーム』:3
『スプリガンズ・ロッキー』:2
『マシンナーズ・アンクラスペア』:2
『Kozmo-ダーク・エルファイバー』:1
『No-P.U.N.K.ディア・ノート』(ノウ-パンクディア・ノート):1
『マシンナーズ・フォートレス』:1
『マシンナーズ・メガフォーム』:2
『Kozmo-ダークシミター』:2
『マシンナーズ・ラディエーター』:3
『No-P.U.N.K.フォクシー・チューン』(ノウ-パンクフォクシー・チューン):1
『セリオンズ“キング”レギュラス』:1
『マシンナーズ・カーネル』:1
『マシンナーズ・ルインフォース』:1
『音響戦士ギータス』(サウンドウォリアーギータス):1
『音響戦士マイクス』(サウンドウォリアーマイクス):1

・魔法/罠
『機甲部隊の再編制』(マシンナーズ・リフォーメーション):3
『Kozmo-エメラルドポリス』:2
『P.U.N.K.JAMエクストリーム・セッション』(パンクジャムエクストリーム・セッション):1
『タリホー!スプリガンズ!』:1

・汎用枠(入れ替え候補)
『増殖するG』:3
『灰流うらら』:3
『墓穴の指名者』:2

・EXデッキ
『Uk-P.U.N.K.カープ・ライジング』(ウキヨエ-パンクカープ・ライジング):1
『ルイ・キューピット』:1
『アクセル・シンクロン』:1
『エンシェント・フェアリー・ドラゴン』:1
『ヴァレルロード・S・ドラゴン』:1
『P.U.N.K.JAMドラゴン・ドライブ』(パンクジャムドラゴン・ドライブ):1
『フルール・ド・バロネス』:1
『サイコ・エンド・パニッシャー』:1
『ギアギガント X』:1
『スプリガンズ・メリーメイカー』:1
『ギガンティック“チャンピオン”サルガス』:1
『クリフォート・ゲニウス』:1
『I:Pマスカレーナ』:1
『S:Pリトルナイト』:1
『幻獣機アウローラドン』:1

 必要なKozmoをサーチする方法としては、

①『Kozmo-ダークシミター』をサーチする方法:
『Kozmo-エメラルドポリス』を破壊する、もしくは『クリフォート・ゲニウス』の効果

『Kozmo-ダークシミター』は機械族なので、機械族サポートを使いたいところですが、機械族は下級のサーチは多いけど、上級モンスターのサーチが少ないです。
 自分が思いついたのは、『クリフォート・ゲニウス』を利用する方法です。
『クリフォート・ゲニウス』の効果を誘発するには『タリホー!スプリガンズ!』か『マシンナーズ・ルインフォース』の破壊時効果か『Uk-P.U.N.K.カープ・ライジング』の効果が該当します。

リンク先に同時にモンスターが特殊召喚されたとき、好きな機械族モンスターをサーチ。


②下級Kozmoをサーチする方法:
『P.U.N.K.JAMドラゴン・ドライブ』のシンクロ召喚時効果

 サイキック族モンスターはさらにサーチ手段が乏しく、あるのは『P.U.N.K.JAMドラゴン・ドライブ』しかないと思います。

シンクロ召喚時にレベル3サイキック族モンスターをサーチ

 だけど、『P.U.N.K.JAMドラゴン・ドライブ』をシンクロするのにもサイキック族である【P.U.N.K】カードが必要です。
【P.U.N.K】カードを素引きする前提のコンボなら、Kozmoの枚数を増やした方が良くなってしまうので、どうにかして展開が繋がるよう考えたいところです。

 そこで思いついたのが、『No-P.U.N.K.セアミン』をサーチするのに、『ルイ・キューピット』を使うということです。
『クリフォート・ゲニウス』と何か機械族モンスターで『幻獣機アウローラドン』を出し、シンクロ展開を行うことで何とかして下級のKozmoを手札にサーチすることができます。

 その他、使えそうな小ネタとしては、墓地に『Kozmo-シーミウズ』、場にも『Kozmo-シーミウズ』があれば、
『Kozmo-シーミウズ』の効果で『Kozmo-シーミウズ』を蘇生、効果を使った方をリンク素材なでで墓地に送り、さらに蘇生……という流れでループできます。
 しかし、上記のとおりサイキック族はサーチが難しいためリンク値を伸ばせるとはいえ割に合わないというのが現状。
 そのため、今回はこのギミックを活かすのは諦めました。


展開

初動:
『マシンナーズ・ギアフレーム』+『マシンナーズ・メガフォーム』もしくは『マシンナーズ・ラディエーター』か
『機甲部隊の再編制』のどちらか

【マシンナーズ】展開から【スプリガンズ】展開、『Kozmo-ダークシミター』をサーチするまで

『マシンナーズ・ギアフレーム』をNS、『マシンナーズ・メガフォーム』か『マシンナーズ・ラディエーター』の無いほうをデッキから手札へサーチ。(どちらもある場合は『マシンナーズ・カーネル』をサーチ)。
 手札から『マシンナーズ・ラディエーター』の効果を発動。『マシンナーズ・メガフォーム』をコストとして墓地へ送りつつ場へ自身をSS。
『マシンナーズ・ラディエーター』の効果を発動、自身を破壊し『マシンナーズ・メガフォーム』を墓地から蘇生。
『マシンナーズ・メガフォーム』の効果を発動、自身を墓地へ送り『マシンナーズ・アンクラスペア』をデッキから場へSSする。
『マシンナーズ・アンクラスペア』の効果を発動、『マシンナーズ・ルインフォース』をデッキから墓地へ送る。
『マシンナーズ・ギアフレーム』と『マシンナーズ・アンクラスペア』で『スプリガンズ・メリーメイカー』をエクシーズSS。
『スプリガンズ・メリーメイカー』の召喚時効果発動、『スプリガンズ・ロッキー』をデッキから墓地へ送る。
(手札に『スプリガンズ・ロッキー』がある場合は効果を使用しない)。
『スプリガンズ・メリーメイカー』の上に『ギガンティック“チャンピオン”サルガス』を重ねてエクシーズSS。
『ギガンティック“チャンピオン”サルガス』の効果発動、『タリホー!スプリガンズ!』をデッキから手札に加える。
『タリホー!スプリガンズ!』を発動。『ギガンティック“チャンピオン”サルガス』のエクシーズ素材を3枚墓地へ送り、デッキから手札へ『スプリガンズ・ロッキー』を加える。『スプリガンズ・ロッキー』2枚と『スプリガンズ・メリーメイカー』を場へSS。
『スプリガンズ・ロッキー』2枚で『ギアギガント X』をエクシーズSS。
 墓地の『マシンナーズ・ルインフォース』の効果を発動、『マシンナーズ・ギアフレーム』と『マシンナーズ・ラディエーター』を墓地から除外して自身を場に蘇生。
『マシンナーズ・ルインフォース』と『スプリガンズ・メリーメイカー』で『クリフォート・ゲニウス』をリンクSS。
 墓地の『マシンナーズ・ルインフォース』の効果を発動、『マシンナーズ・アンクラスペア』と『マシンナーズ・メガフォーム』を墓地から除外して自身を場に蘇生。
『ギアギガント X』の効果を発動、エクシーズ素材を墓地へ送り、デッキから『音響戦士ギータス』を手札に加える。
 エクシーズ素材が取り除かれたので『ギガンティック“チャンピオン”サルガス』の効果を発動、『マシンナーズ・ルインフォース』を破壊する。
 墓地へ送られた『マシンナーズ・ルインフォース』の効果を発動、『マシンナーズ・ギアフレーム』と『マシンナーズ・アンクラスペア』を『クリフォート・ゲニウス』のリンク先へ除外から帰還する。
『クリフォート・ゲニウス』の効果を発動、デッキから『Kozmo-ダークシミター』を手札に加える。

『アウローラドン』展開から『セアミン』をサーチするまで

『マシンナーズ・ギアフレーム』と『マシンナーズ・アンクラスペア』で『I:Pマスカレーナ』をリンクSS。
『クリフォート・ゲニウス』と『ギアギガント X』で『幻獣機アウローラドン』をリンクSS。召喚時効果でトークンを3つ生成。
『幻獣機アウローラドン』の効果を発動、自身とトークン1つをリリースし、デッキから『幻獣機オライオン』を場へSS。
『幻獣機オライオン』とトークンで『アクセル・シンクロン』をシンクロSS。『幻獣機オライオン』の効果でトークンを生成。
『アクセル・シンクロン』の効果を発動、『ジェット・シンクロン』をデッキから墓地へ送り、自身のレベルを1つ下げ4へ。
『アクセル・シンクロン』とトークンで『エンシェント・フェアリー・ドラゴン』をシンクロSS。
 墓地の『ジェット・シンクロン』の効果を発動、手札を1枚捨て自身を蘇生。
『ジェット・シンクロン』とトークンで『ルイ・キューピット』をシンクロSS。召喚時効果で『ルイ・キューピット』のレベルを1つ下げ3へ。
 手札の『音響戦士ギータス』をペンデュラムゾーンへセット。効果を発動。手札を1枚捨て、『音響戦士マイクス』をデッキから場へSS。
『音響戦士マイクス』の召喚時効果発動、召喚権を1回増やす。
『ルイ・キューピット』と『音響戦士マイクス』で『ヴァレルロード・S・ドラゴン』をシンクロSS。召喚時効果で『幻獣機アウローラドン』を装備。
 墓地に送られた『ルイ・キューピット』の効果を発動、『No-P.U.N.K.セアミン』をデッキから手札へ加える。

【P.U.N.K】展開から最終盤面まで

『エンシェント・フェアリー・ドラゴン』の効果発動、『No-P.U.N.K.セアミン』を手札から場へSS。
『No-P.U.N.K.セアミン』の効果を発動、デッキから『No-P.U.N.K.フォクシー・チューン』を手札に加える。
『No-P.U.N.K.フォクシー・チューン』の効果を発動、手札から自身ともう1枚捨て、デッキから『Uk-P.U.N.K.娑楽斎』を場へSSする。
『Uk-P.U.N.K.娑楽斎』の効果を発動、『Uk-P.U.N.K.娑楽斎』と『No-P.U.N.K.セアミン』で『Uk-P.U.N.K.カープ・ライジング』を融合SS。
『Uk-P.U.N.K.カープ・ライジング』の効果を発動、自身をリリースし、デッキから『Ga-P.U.N.K.ワゴン』と『No-P.U.N.K.ディア・ノート』を場へSS。
『Ga-P.U.N.K.ワゴン』の効果を発動、デッキから『P.U.N.K.JAMエクストリーム・セッション』を手札に加え、そのまま発動。
『Ga-P.U.N.K.ワゴン』と『No-P.U.N.K.ディア・ノート』で『P.U.N.K.JAMドラゴン・ドライブ』をシンクロSS。
『P.U.N.K.JAMドラゴン・ドライブ』の召喚時効果で『Kozmo-ドロッセル』をデッキから手札へ加える。墓地に送られた『No-P.U.N.K.ディア・ノート』の効果を発動、『No-P.U.N.K.セアミン』を蘇生。
『P.U.N.K.JAMエクストリーム・セッション』の効果で1枚ドロー。
『エンシェント・フェアリー・ドラゴン』の効果を発動、『P.U.N.K.JAMエクストリーム・セッション』を破壊し『Kozmo-エメラルドポリス』を手札に加え、そのまま発動。
『Kozmo-ドロッセル』を通常召喚。
『Kozmo-ドロッセル』の効果を発動、手札の『Kozmo-ダークシミター』を場へSS。『Kozmo-ダークシミター』の召喚時効果を発動、自身を破壊。
『Kozmo-ダークシミター』の破壊時効果を発動、自身を墓地から除外し、デッキから『Kozmo-ダーク・エルファイバー』を場へSS。
『エンシェント・フェアリー・ドラゴン』と『No-P.U.N.K.セアミン』で『フルール・ド・バロネス』をシンクロSS。
『フルール・ド・バロネス』の効果を発動、『Kozmo-エメラルドポリス』を破壊し『Kozmo-ダークシミター』をデッキから手札へ加える。


 最大展開が出来ないときも『マシンナーズ・カーネル』や『セリオンズ“キング”レギュラス』で何とかして盤面を作って戦っていきます。

未来へ

 テーマカードが6枚しか入ってないのに、Kozmoデッキといって良いのかかなり無理があるけど、どうにかしてKozmoのカードを活かせるように頑張って展開を考えてみました。

 結果としては、環境テーマ相手でも10戦やれば1回ぐらいは勝てるぐらいにはなったので、自己評価としては何とか及第点としたいです。

 Kozmoは著作権的に見た目が明らかにヤバいので新規は恐らく絶望的なので、せめてサイキック族をサーチするシンクロかリンクあたりが来てくれればもう少し何とかなりそうと感じました。
 なのでコナミさん、サイキック族サポートテーマ、待ってます。

以上。

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