仰せの通りに 【#言葉を宿したモノたち】
注目されることなんてほとんどなかった。
あたりまえの存在。
ある日みんなの接し方が変わっていった。
これまでは意識されてなかった。
突然のタイミング!
ちょっと嫌がってる空気、ビンビン伝わってくる。
そんな中、よく見るひとだけは念入りにやさしくしてくれる。あの人は良い人だ。
そして、横に見慣れないものがきた。
みんなこぞってそれを使う。
こんなことはじめてだ。
なんだかみんなの顔もよく分からない。
そうそう、せっかちなあの人はいつも何度もアタックしていたのに最近冷たいし。
こどもにはね割と人気もあったのに大人が怒ったりすることもあってね、さみしいよ。
だってわたしは何にも変わっていないのに。
ずっとみんなの仰せの通りにしている。
たまに忘れている人がいて教えてあげたりもする。やさしいところもあるんだ。
春からずっと疲れてるの、みんなの顔が。
なんとなくわかってきた。
これはしばらく続きそうだって。
笑わせたり出来ないからつらいね。
できればだけどさ乱暴にしないで欲しいんだ。
あとね第二関節や肘とか、みんないろいろ頑張るよね。
ほんとおつかれさまです。
むかしが懐かしいけどあの頃には戻れないみたい。
さあ、わたしはいったい何でしょう。
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とここまで書いて放置していました。
参加表明をしておきながら...
読んでくださりありがとうございます。