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落ち込むのもいいもんだ

眠れない夜に本を持ち込む
ついスマホ画面を見る
照明は真っ暗がすき
音楽は聴けないのにひとの声は心地いい

昨夜は眠れそうになくて届いた手紙を持ち込んだ。封筒から取り出し文字を目で追う。そのあたたかさとやさしさ。今の心情。プレゼントへのコメント。涙を流すような文面ではないのかもしれないけれど、乾燥した部分を潤してくれた。日々の貴重な時間をつかい、選び、書いて、送る。ありがたくて愛おしい。なんともいえない誕生日だったが、心底救われた。


うつくしい物語に仕立てあげるのもいい
どれだけ悲しく愛しているかを叫ぶのもいい
だれも知らないのだから嘘で飾ればいい
できれば面白いのがいい
デタラメとかすごくいい

人の事情や内面なんて日々変わりゆく。すこし上向きになってきた。どんだけ凹んでいたのだろう。いつも励ましたり声を掛けたりしているひとって天使なの?どうやったらできるの?わたしはなれそうにもないよ。






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泉
読んでくださりありがとうございます。