障害手帳持ってたら無料でプログラミング学習できるかも? -ITエンジニアへの挑戦2022年8月
※こちらは去年8月に公開するのを忘れて放置されていた記事です。
プログラミングに特化した事業所増えてますよね
睡眠障害を抱えてるとなかなか一般就労は難しいので、私はB型事業所を利用しています。
最低賃金が保証されているA型事業所の方が望ましかったのですが、週に一度は朝まで眠れない、寝付くのに毎日6-8時間かかり、昼からしか作業できない私を受け入れてくれそうなA型事業所は見つかりませんでした。
ご時世なのかプログラミングをやっている事業所はとても増えてきた感じがありますが、サイトなどを見ると簡単なWeb制作業務がほとんど。しかも在宅となると本当に選択肢がありません。
数少ない選択肢の中から、B型事業所を検索しまくり、晴れて2021年6月に利用開始。
というわけで、就労支援→就職ではなく、就労支援→B型事業所という流れで本日までやってきています。
最初に通ったB型事業所を「S」、2022年7月に移籍したB型事業所を「F」とします。
どちらもプログラミングに特化したB型事業所ですが、まぁ、このSの事業所が最悪だったんですよ。。。
高収入を謳うとこはブラック確定
B型事業所は雇用契約を結びません。
ゆえに、事業所選びを間違うと、最低賃金以下で延々と高度な作業やプログラミング業務をさせられるということがあります。
Sの事業所がまさにそういう事業所でした。
ブラックB型事業所。。。まさにBB事業所です。
Sの事業所の謳い文句は
「高収入B型事業所、時給500円~1200円」
「パソコンが使えない人でもプログラミングが出来るようになるカリキュラム万全、学習教材支援」
プログラミングが出来て時給500円以上?いいんじゃない?
私はこの事業所の実態を詳しく知ることなく飛び込んでしまいました。
実態は次の通り
学習期間は時給300円、カリキュラムはプロゲートのみ、教材費用支援なし
業務をこなした際の時給500円
さてさて、学習期間は嬉々としてプロゲートをこなし、時給300円でウマッ!と、最初の2ヶ月ほどを過ごしました。
ポイントは、うちではJAVAの開発をするので、私が独学でやっていたVBAやGASは学習に換算しないでくださいということでした。
なので、VBA、GASは時間外に独学続行。
しかし、本格的に業務が始まって、実際にやらされる仕事は私の得意なVBAを駆使したExcel集計、業務自動化、GASでのお問い合わせシステム作成、はたまた英訳業務までさせられる始末。
おかしいなと思ったのです。Sで学んだスキル(プロゲートで学んだ内容)では一切業務がなく、私が既にスキルとして持ち込んだ英語やVBAなどで業務をさせられる。
しかも何か月たっても最低賃金以下の時給500円のままです。
時給の交渉はしましたが、これ以上出すことはできないと、Sの利用開始から一年が経ち。
業務はハードですよ。それでも一年続けても最低時給の500円のまま。いったいどんな業務をやったら時給1200円になるんですか?と。
で、カリキュラムはプロゲートオンリーなので、新しいスキルは一切身に付きません。独学するにしても、技術書などの教材は自腹です。
いったい、これが何年続くんだ。。。と、気が遠くなりましたね。
確認しておくべき事項
というわけで、利用開始から一年で私はS事業所を辞めました。
お金も含め、得るものは何もなく、低賃金でこき使われたトラウマだけが残りました。。。
2023/04/28加筆
目下私が欲しいは、ITエンジニアとして通用するスキルです。
次の事業所選びは次のことをポイントに選びました。
カリキュラムはしっかりしているか
PMはちゃんといるか
S事業所の致命的なところはPMがいないということです。
PMのいない開発は悲惨です。
要件定義も、工数の設定もなく行き当たりばったりで機能の追加など無茶振りをされ、挙げ句の果てには、開発者の私との打ち合わせもなく、予告なしに本番運用してしまう有様。これは本当にメンタルやられました。
ガッツリ就労移行支援などで本格的にプログラミングを学びたい方はPMがちゃんといることを必ず確認してください。
そして、なぜ私がこの二つのポイントをあげたかというと、次に移籍したB型事業所のFがまさにそれを兼ね備えた事業所だったからです。
すごくいい手ごたえを感じています。しばらく利用して、ここなら本当にITエンジニアとして通用するスキルが身につくと確信しました。
まぁ、諸々の守秘義務があるので、今通っているFの事業所については言及しませんが、Fに移籍してからの約8か月、日々着々とスキルアップしているのを実感しています。いま、すごく日々充実しています(o^―^o)ニコ
障害者手帳を持っているからこそITに行くべき
高度なプログラミングに特化した事業所はまだ少ないとはいえ、これから増えていくのではないかと思われます。
なぜなら、日本ではIT人材が致命的に不足しているからです。
厳密にはIT人材が不足しているのではなく、優秀なIT人材がいないなんて言う人もいましたが、私はIT人材不足で障害者でも飛び込みやすい短時間勤務のITエンジニアという働きかたが増えてくるのではと、願いも込めて希望を持っています。
パートタイム勤務ITエンジニアとして一日4~5時間の勤務で時給2000円ももらえれば、障害者一人十分生活していけます。
そして短時間勤務なら、これから増えていく65歳以上の雇用にも対応できるんじゃないかと見込んでいます。
60代、70代になってもITエンジニアとして雇ってくれる余地がある社会。
夢のある話じゃないですか😊✨