僕とボク(ねこ)のものがたり 3
翌日、窓は開いていた。
そ~っと そ~っと中に入ると
男の子はいなかった。
ウサギも見当たらなかった。
部屋の中を探検していると木の箱があった。
その中にウサギはいた。
あれ?
ボクが探検をするのを知って
男の子はウサギを箱の中に入れたのかな?
ボクはいつもウサギがゴロゴロしていた
フカフカの場所に座ってみた。
眠くなった…
ふぁ~~
スヤスヤ
スヤスヤ
ガチャ
バタン
スヤ…ん?
あれ?
寝ちゃった。
わぁー!
しまったぁ~男の子が帰ってきた。
「やっぱりいたんだね。(笑)
ほら、お土産だよ」
パカン
お皿になにやら美味しい匂いのするモノが
盛られた。
外では見たことない食べ物だ。
ペロッ ペロッ
うわぁ~めちゃくちゃおいしいよ!
なによこれ?
はぐはぐ
ムシャムシャ
おいしいニャン!
そしてボクは いつの間にか毎日来ていた。
男の子は
「ウサギのクルと仲良くしてね」と
ボクにいつも言っていた。
男の子がいる時には、ウサギのクルは
自由に走り回っていた。
ボクとクルは男の子の両脇で寝たり
男の子のお腹の上で寝たりと
仲良くやっていた。
男の子はボクを "あっくん"と呼ぶようになった。
「あっくん!」と呼ばれたら
ニャー!と返事をした。
ボクは外には ほとんど帰らず
男の子の部屋で過ごすようになった。
☆🐱☆
【ボクはキミがゴロンと
仰向けに寝転んだら
すぐにお腹の上に寝転ぶんだ。
キモチいいニャ】
(オリジナルポエム)
つづく
Kumu
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