見出し画像

滝行2回目!檜原村 九頭龍の滝へ!

行ってきました!

滝行2回目!



前回の小田原の滝行で滝行の面白さに目覚め
他の滝でも体験したい!
と辿り着いたのは東京都西多摩郡にある
九頭龍神社さんのHPでした。


これ幸いと友人2名を誘い、8月末の台風迫る中
人生2回目の滝行に向かいました。


迫り来る台風に怯える8月末、東京と山梨の県境にある
西多摩郡檜原村の九頭龍の滝へ。


10:00待ち合わせ場所にて
ご住職とガイドさん、他の参加者さんと合流。


まずは九頭龍神社さんへ参拝し、滝行の安全を祈願します。





参拝後は着替えテントエリアに移動し
レンタル道着に着替えます。

今回の道着はズボンはなく
上着のみで膝上までくるタイプの道着でした。
(露出が気になる方は長めのスパッツがおすすめです)



左、イラストレーター 兼似顔絵師  群青さん
中央、雲夜 紫
右、エステサロン ルブレモア オーナー とらまるさん




指定された持ち物には
黒Tシャツと書いてありましたが(透け防止の為)
私の中のオタクくんが



((山伏の修行は、いわば臨死体験なんですねぇ、白を纏い山で修行し死を疑似体験する事でぇ格式の高い魂になれるんですねぇ!擬死再生、疑死回生!ンだから装束は白なんですねぇ!!(諸説あり)))


と早口に語り始めたので、自己責任で白いTシャツを準備しました。


そう、だって今日の私は、山伏だから!!

※山伏(やまぶし):山中で修行をする修験道の道者。


気持ちから入れていくの、大事です。


しかしスパッツはどうしても黒しか見つからず
心の中のオタクくんをなだめながら、黒スパッツを着用しました。無念!

テントで着替えを済ませ、いざ滝に向かいます。


山道に沿った急斜面の階段を下り、人一人がやっと通れるくらいの細くゴツゴツとした道を進み
約3分ほど歩いて見えてきたのは落差4mはあろうかという滝。







朝まで降っていた雨の影響か
とめどなく迫り来る水量にドドドと響き渡る水流の轟音。
その荘厳な姿にしばし見とれました。




しかし、ふと現実に戻って
立っていられないんじゃないかという水量の滝を目の前に

え?この滝に入るの?
いやまさかさすがに…?
HPではチョロチョロくらいにしか写っていなかったよね?

とうろたえているとご住職とガイドさんが荷物置き場を広げてくださり。


ウムッどうやらここキャンプ地とするようだ!と腹をくくりました。




滝に入る前に、準備体操をします。

右足を前に出し、船を漕ぐ様に腕を斜め下に伸ばし
手前へ引き寄せながら
『ホイッ!ホイッ!』
と掛け声をかけます。

この動きは前回の滝行の時にもしていたので、
同じという事は、滝に入る作法なのかな?
それとも仏教や修験道系の何かなのかしら?
と想像してドキドキしました。
(次回聞いてみたい!)



準備体操が終わり、早速 入滝…かと思いきや、ご住職の発声。

「まずは、ここ(滝前の広いエリア)に肩まで浸かります」


この肩まで浸かるのも滝行の1つなのだそうです。

①般若心経を唱える間、水に肩まで浸かる
②滝に入り「祓いたまえ、清めたまえ」を3回唱える
③滝に入り、般若心経が終わるまで合掌

計3回の滝行を行うとの事でした。



なるほど、滝によって様々なやり方があるのね、と納得していると
ザブザブと躊躇いもなく川に入るご住職に慌てて皆が続きます。


足を踏み入れただけで震え上がるほど冷たい水。


川の水に肩まで浸かるのは子供の時以来で、
身体を沈めるには勇気がいり、身体も強ばります。

小さく身体を縮こませ、思い切って水に肩まで浸かります。


合掌をし、ご住職の唱える般若心経に合わせて
「エイッエイッ」と小さく声をだし息を吐く事に集中すると、

不思議と水の冷たさは感じなくなり
あれだけ冷たかった水は身体を包み込むように優しくゆらぎ
身体を押す水流が心地よく感じ始めました。


私の中の『整い』スイッチが入った瞬間です。


ああ、気持ちいい、この瞬間がずっと続けばいいのに。


そんな事を思う間に般若心経は終わり
水から上がります。

今回、一緒に同行してくれた友人たちに声をかけると
こちらも冷たいと言いつつスッキリした様子で
ホッとしました。







そしていよいよ”滝”に入ります。

いざ滝を目の前に、大地を揺らすほどの水圧と
今朝の雨で増えたであろうとめどなく溢れくる水量を見て
今からここに入るのか!と思うとワクワクが止まりませんでした。


1人づつ岩肌を伝い滝の中に入ります。

滝に一礼をし
右手の人差し指と中指の2本を立て印を結び
右上から左下に空を切ってから入ります。

滝に入ると想像以上の水圧と水の冷たさに
一瞬身体が竦みましたが、すぐに気持ちを切り替えて


「祓いたまえ、清めたまえ」と
お腹からしっかり声を出し3回唱えます。



滝行の時はお腹から声を出すことはとてもおすすめです。

滝という大自然に抱かれている時だからこそ
こちらも全力でぶつかる事で自然の雄大さを
より全身で感じることが出来ます。

何よりストレス発散にもとてもいい!

また、声を出したり、息を吐く事を意識することで、冷たさや痛みは感じにくくなるので、冷たさが苦手な方、怖いと思う方にもオススメです。
まさに鬼滅の刃、全集中の呼吸!

ロシアの武術、軍隊格闘技のシステマでも
恐怖や痛みを消し去る方法として、その独特の呼吸法が有名ですね。



閑話休題。

滝から出ると今まで感じていた様々な圧から解放され
やり遂げたぞ!という達成感と開放感が全身を包みます。


気持ちいい〜〜〜〜〜!!
もう、最高〜〜〜〜〜〜〜!!!!



滝に打たれている時も楽しいですが
滝から出たあとアドレナリンが大放出されているのを感じます。


わたし、生きてる!!!
たまらない瞬間です。


そして3回目の入滝
ご住職の般若心経を唱えて頂きながらの入滝です。

実はこの時の記憶はとても曖昧で
実はあまり覚えておらず…。

無になれていたのかしら。
だったらいいなぁ…!


全員3回滝に入り終わった所で、
>おかわりタイム!!!<

希望の方は更に1回、滝に入れるそうです。

しかも出るタイミングは各自にお任せの入り放題!
なんて太っ腹なご住職そして滝様…!!!


しっかりおかわり希望をし
4回目なので心願をしてきました。


今回は神様に願うものではなく
自分自身への操立てというか、自分との約束です。

夢を叶えるには神仏頼みだけではなく
しっかり進んでいくための自分の力が必要不可欠だと思うからです。


商売繁盛なら、その為の努力をしますという約束。
家庭円満なら、その為の努力をしますという約束。
心願成就なら、その為の努力をしますという約束。


あくまで人生を切り拓いていくのは自分自身。
自分との約束を破らないように務めていきたいです。


『汝(なんじ) 自(みずか)ら当(まさ)に知るべし』 - 世自在王仏




4回目の入滝を終え清々しい気持ちと感謝で
滝に一礼をして、着替えスペースへの帰路につきました。


なかなか体力も使うもので、帰りは足元がややふらつきながら歩きました。

そこへ追い討ちをかける、山の階段。
日頃の運動不足も相まって、滝行より山の階段の方がキツのではとすら思ってしまいます。



いやしかし装束を脱ぎ現世の私服に着替えるまでが滝行。

これは修行。
そう、今日の私は山伏。


山伏なら、この階段も、乗り越えられる!セイッ!



ブゥゥン!ギャー!蜂だ!!
……いや!山伏は!蜂では騒がない!!セイッ!!!



そう心の中の山伏を鼓舞しながら山を上り、着替えエリアまで戻ることが出来ました。


私服に着替えた後は
来た時よりも、山の緑が蒼く、瑞々しく感じます。
秋を感じる風が心地よく
心も身体もスッキリと夏の青空のように澄み渡っていました。


滝行を終えスッキリ!




解散後は近くの
『数馬の湯』さんで温泉に入り身体を温め
お食事処で美味しくお腹を満たして帰路に着きました。


名産のまいたけを使った『ひのはら 舞茸丼』
とっても美味しかったです!



温泉にあったヒノキがとてもいい香りで
家でも楽しみたい!と思っていたら売店売ってました!
ヒノキの輪切り⟡.·*.

レジのお兄さんが「お風呂へ入れるよりも枕元に置くと長持ちしますし、香りも楽しめますよ」と教えてくださったので、我が家の枕元で安眠快眠、メガネ置き場として活躍してくれています。
ひのじゃがくんクッキーと共に。



7月に続いてご縁を頂き来る事ができた8月の滝行も
とても素晴らしい体験でした。

それぞれの滝によって、進行やルールが違うことも
新しい体験でした。

しかしどの滝も雄大で、神聖な場所な事には変わりありません。

参加者さん一人一人が滝行というものに対して
敬意を持って体験しに来ていらっしゃるんだという空気を
とても感じました。


次は秋、10月に行く予定です。
冷え込みませんように、残暑残っててくれますようにと
今から願いながら、次回の滝行に向けてワクワクしています。


滝行、とってもおすすめです!

滝行はいいぞ!

滝行はいいぞ!



※安全のために、必ずお寺や神社さんが開催されている
滝行体験、修行体験等をご利用ください。
個人判断での滝行は危険です。


⬛︎同行メンバー紹介

◇イラストレーター 兼 似顔絵師
群青さん


◇エステサロン ルブレモア オーナー
とらまるさん


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?