色鉛筆勝手に使い勝手検証!! 第2回
DARWENT(イギリス)アーチスト
CARAN d'ACHE(スイス)パブロ
*DARWENT
イギリスの色鉛筆です。
僕はこの製品初めて見た。かなり個性的です。
芯は固めで描き心地はなにか紙にしがみつくようなかんじがします。
水には少し溶けますが重ね描きもできない。手には負担がかかる。
昔のままの頑固色鉛筆!!軸は不思議なグリップ感で太い。
でもどの色の軸も濃いメタリックなグリーンに塗られて端っこだけ各色に塗られている。ちょっと使いにくい。
もう少し解りやすくしてくれた方がいいと思うけど、
何かの頑固な意図があるのか。
でもこういうのが外国製品です。なんだかはじめから抵抗感がある。
けして絵描きに優しくない。ユーザーがあわせればいいだろという感じ。
嫌いじゃないなー。
芯の色もなぜかみんなくすんで見える。いかにもイギリスの色。
なんだかずっしりしてる。
茶色系統が実に美しい。不思議なスモーク感がある。
これ、面白いので使ってみたいです。
*CARAN d'ACHE
昔の色鉛筆のイメージが残る製品です。
でも色設計がさすがです。僕の大好きなこの会社の水性クレヨンも色設計がすばらしかった。
多色のセットをみると青と緑色系統の美しさがすばらしい。
水にはとけない、ロウ分が多いので紙面を滑るような感じがします。
いわゆる昔の色鉛筆。芯はやや固めで太くて頑丈。重ね描きはできない。
パステル以外の画材との併用はしにくいかも。
むしろさらさらと薄ーいトーンを描く画に向いているかも。
あわいスケッチ風で描いてみる感じですね。
がしがし塗り込めるには手がつかれそう。トルコブルーはこの会社と決めていました。
高橋常政