現実を見たみたいに見開いた眼
私ね、世の中のものは全部、嘘だと思っていたんだ。
どこかの星("ポヨン星"としとく)の誰かが、
初めましての星(それを地球と名付けた)の調査中に見つけた生命体(それを、はるかと名付けた)。
謎の生命体はるかを調査するためにポヨン星人は、
地球の周りに月とか太陽とかを配置して、
大陸や海や木や虫や魚や動物やら、
学校だのルールだの、
地球にはこんな歴史謎があって、
こんな環境問題社会問題があるんだよ、、
はるかを調査する環境をつくったんでした。
人間っていうのは、ポヨン星人が変身しているんだね。近くで観察しないといけないからね。
例えば、はるかがケーキという名のC₁₂H₂₂O₁₁の塊を食べたら喜び舞っていましたとかね。
その観察した一挙一動を報告書に書いてポヨン星に届ける。ポヨン星にいる学者が報告をもとに謎の生命体はるかについてまとめるっていう訳。
だからはるかの近くにいる人はとっても重要なんだ。
家族とか、友達とか、仲間とか、知り合いとかね、超重要ポジションな訳だから、きっとポヨン星の偉い人達ばかり。
お父さんは、仕事に行ってくると言って、ポヨン星に行く。そして報告書を提出したら、ビールを買って帰ってくる。
本当の事を言えば、お父さんという概念言葉も、C₁₂H₂₂O₁₁というのも、ポヨン星人が設定したことなんだ。
だから、本当の事なんてどこにも無い。
正しい事なんてどこにも無いんじゃないかな。
謎の生命体はるかが尽きるまで、調査は続くのだろうけど、人生100年時代なんて、誰がきめたんだ?
ポヨン星人にすら、謎の生命体はるかの事を知らないんだ。
モシカスルトさ、まだ誰も、ポヨン星人すら知らない、思いもつかないような、この世の言葉では説明がつかないような、何かが、この宇宙をつくっているのかもしれないし。
第2宇宙、とかさ。(←ドラゴンボールかい)
そんな言葉でも説明がつかない何かだよ。
少しはしょって、空に星の絵を貼り付けただけで、
こいつは地球の外に出られないダロ...
コスト削減ダ...
っって、
飛"び出"じでや"る"よ"ぉ"ぉぉぉ怒々怒々怒々怒々怒怒々怒々怒々(ドドドドドドドドドドドドドドド)
だからね、ずっとだいぶ浮いていた。
少しづつ、地に足を着こうとしているところ。
地に足を着く、大好きな人がいるからね。
全部本当だったんだ。