チームリーダーからの強いストレスが軽減したたった一つの方法
社内でチャレンジしようと異動した。自分の得意分野ではないスキルが要
求される部署で、そのスキル習得のため強いストレスに晒されていた。それ
以上に自己顕示欲が強いチームリーダーの下、彼からのストレスに苦しんで
いた。
部署では年長である彼は、若いメンバーたちから尊敬されていた。彼らは
まだ技術や経験を積んでいる最中であり、彼のリーダーシップを頼りにして
いた。技術的知識に乏しいマネージャーも同様であった。
会社にはよくあることだが、部署で要求される技術・スキルがソリューシ
ョンとして適切で正しいかは別として、彼の頭の中にしかなかった。だから
、彼に聞くしかない状況だった。
多忙な部署だったこともあり、彼は常に不機嫌だった。教えを請いに行っ
ても、質問内容をきちんと理解しようとはせず、ずさんな対応に終始してい
た。結局、教えられたことには間違いが多く、自分の仕事を増やす結果とな
った。
彼への質問を躊躇しているとマネージャーは「プライドを捨てろ」と言っ
た。プライドには二つの意味がある。一つは高慢さやうぬぼれ、もう一つは
、周囲の評価に左右されない自信だ。マネージャーは、前者の意味で「プラ
イド」という言葉を使っていた。知ったかぶりをして彼に聞かないのはおか
しいということだ。
職場では八方塞がりだった。毎日の鬱とした気分から抜け出せなくなり、
メンバーとの昼食では軽い吐き気を感じるようになっていた。
心身ともに疲れ切っていたが、ある行動によって気分が随分と軽くなった
。ただし、これはあくまで個人的な経験であり、同じことをしても気分が軽
くなるとは限らないと思う。
辛かった体験は、退職した今では過去のこととなったが、当時とった行動
の意味やデメリットなどが明確になってきた。
知ってしまえば、そんなことかと思うようなものだし、同時に、それが本
当に効果があるのか疑問を持つかもしれない。
今振り返ってみると、もっと根本的なことに思い至ったので、それについ
て書いてみたい。
すっと気持ちが軽くなった方法
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