【長文】INTJの心理機能について自分なりに掘り下げて考えてみる
くもねこと申します。
最近MBTIにハマっているので、自分の心理機能について考えてみたいと思います。
掘り下げる前の、概要の記事はこちら↓
あくまで、僕の調べた範囲の内容や、個人的な経験をまとめたもので、正確性は保証しません。
また、僕は診断ではINTJですが、かなりINFJに近い位置にいると思います。
心理機能とは
心理機能とは、MBTIをさらに深堀りした、真実の奥のさらなる真実。
16タイプの人格を作る、設計図というか、レシピみたいなものらしいです。
というより、順番が逆で…
16タイプは、出来上がった料理なんですよ。
材料となる8つの食材、性格の因子みたいなものがあって、それが心理機能と呼ばれます。
少女漫画風に言えば、8つの性格を持った妖精がいて、そのうちの4匹の組み合わせで僕たち人間の性格が作られている、みたいな感じでしょうか。
MBTIの診断テストは、その人にはどの心理機能(妖精)がよく働いているのかを調べるためのテストというわけです。
ちなみに僕の16タイプは、建築家。
建築家の心理機能の組み合わせの順番は、Ni-Te-Fi-Seです。
組み合わせの順番は、「主機能-補助機能-第三機能-劣等機能」と呼ばれていて、この枠ごとにその人の得意・不得意の傾向が分かります。
枠にない心理機能は、特に得意でも不得意でもない、という理解でいいと思います。
……とは言え、
このアルファベットの組み合わせ、分かりにくい!!
最初はさっぱりわからなくて、調べるのをやめようと思いましたが、心理機能を動詞で表現したチグさんの記事を読んで、一気にハマりました。
「外向的感覚」とか、漢字5文字で言われても分かりにくいですが、「発散する」という動詞だとイメージしやすいですよね。
(チグさんの文章を何度も読みすぎて、僕の考え方のベースになっています。同じ表現が今後出てくると思います)
ただ僕は漫画脳なので、そこからさらに、
「キャラクターだとこんな感じかな?」
というものを、考えてみました↓
Se;: アイドル
Si:委員長
Ne:不思議ちゃん
Ni:聖女
Te:令嬢
Ti:秘書
Fe:ギャル
Fi:美術部・生き物係
個人的には、こうやって擬人化・属性化すると分かりやすいです。
女性キャラなのは、僕がイメージしやすいからです。
本当は名前付けてイラスト化までできると理想なんですけどね。Siだったらシリカとか。誰かお願いします(笑)
それでは、主機能から見ていきましょう。
主機能
まずは1つ目、主機能の枠です。
主機能は簡単に言えば、その人の強み、得意なことになります。
診断では、僕の主機能の枠では、Ni妖精が幅を利かせているようです。
主機能は強みというよりは、「才能」という方がイメージしやすいかもしれません。
その人が無自覚に発動している能力であり、
逆に言えば解除できない、スイッチをオフにするのが難しい力らしいです。これを知ったときに、「確かにな~」と思いました。
僕たちって、
「自分ができることは他人も当たり前にできる」
と思ってしまいがちですが、実はそうじゃないんですよね。
相手も当たり前にできると思うから、上司に指導されるし、友達と喧嘩するし、家族や恋人とすれ違ってしまう。
でも実はそうじゃなくて、その人にとっての当たり前は、その人の才能です。
自分は特に意識しなくても使える能力だから、つい他人も同じように使えるだろうと思ってしまうけど、実はそうじゃない。
「普通○○するでしょ / ちょっと〇〇すればいいだけじゃん」
「なんでこんなこともできないの / なんでそういうことしちゃうかな~」
「前も〇〇だって言ったじゃん」
もし上記のような言葉が心に浮かんだり、セリフを言っていたら、それはあなたの才能なんだと思います。
あなたにとっては当たり前に使える能力だから、「才能だなんて大げさだな」と思うのであって、他人にとってはそうではないのです。
常時スイッチがONになっているからこそ、自分では意識しにくい力。
他人から褒められても、「え?普通じゃない?」と思ってしまい、自分の強みだといまいち実感できない能力。
それが才能であり、主機能です。
主機能Niについて
改めて、僕の主機能はNi。内向的直観。
僕のキャラクターイメージでは、聖女の能力。
あらゆる情報を吸収して、未来をイメージ・予測したり、抽象的に物事を考えるのが得意な心理機能です。
内向・外向のベクトルは違いますが、同じN属性を持つ不思議ちゃん(Ne)とは、積極的に仲良くなるわけではないですが、どこか雰囲気が似ている部分があり理解し合える仲です。たぶん。
逆に言えば、反対属性(劣等機能)のことは理解しにくいです。
「自分はあんなふうにはなれないな」と思ってしまうのが、劣等機能なのではないでしょうか。
それが、聖女(Ni)にとってのアイドル(Se)であり、
不思議ちゃん(Ne)にとっての委員長(Si)。
逆もまたしかりです。
漫画のキャラクターで考えたら、仲良くしてるイメージはないと思います。
特に委員長キャラなんかは、不思議ちゃんの突発的やアイデアや好奇心のまま突っ走る行動に、頭を悩ませていそうですよね(笑)
でもこれも発想次第ですが、良くもわるくも劣等機能を持っている人に対しては、感情のエネルギーの総量は大きくなりそうです。
なので悪友や恋人などの存在になる可能性もあると思います。(親友じゃないのがミソです)
黒か白か。0か100か。反対属性の人とは、中途半端な関係にはならなそうだなと個人的に予想しています。
Niの能力
さて、僕が今まで生きてきて、
「これ主機能Niの能力なのかも」
と思ったことは、いくつかあります。
キーワードとしては、シミュレーション、妄想、直感になります。
シミュレーション
僕は、あらゆることを脳内でシミュレーションしてしまいます。
とはいえ、シミュレーションという言葉から受ける印象ほど、クールな感じではありません。
要は、「脳内劇場」です。
Aさんに○○と言ったら、たぶん△△と返されるだろうから、そのときは□□と答えよう
3日後の外出はここに行って、これを食べよう。混んでたらBプランにして、雨が降ったらCプランにしようかな
たぶんこの行動をしたら、こう思われてしまうから、みんなが受け入れやすい〇〇を言い訳にして偽装しよう
上記のような感じですが、意識してやろうと思えば、たぶん誰でもできることだと思います。
でも僕は、こういったことを意識せず自動的に、
なんなら鳥の目視点のカメラから見える人物の映像とボイス付きで、
何の労力もエネルギーも使わずに、気がついたら脳内劇場が始まっています。
これはたぶん、主機能としてNiが働いているんだろうなあと思うのです。
妄想
上記は現実世界で役に立ちますが、なんといってもNの性質は非リアル。
妄想、空想、非日常、ifの世界でこそ、その力はより高まります。
脳内劇場が勝手に始まると言いましたが、意識してすることもできるわけです。
僕が幼稚園児のころ、夜布団に入るときによくしていた妄想があります。
それは、恐竜ティラノサウルスの頭の上に座って、知らない世界を冒険する妄想です。
寝る前にこの妄想をしておくと、たまに本当に夢の中でも同じことができたので、気に入っていた妄想の一つでした。
他にも、
桃太郎がもし双子だったら、こういうストーリー展開になるかな
世界中のペットに憑依して、人々の生活を観察できたら面白そう
異世界転生するとしたら、このポジションで生きてみたいな
というような妄想をして、楽しんでました。(今もだけど)
Niは陰キャでぼっちの傾向が強いと思うのですが、こんな感じで頭の中で遊べるので、孤独であっても孤独感はあまり感じていないと思います。
僕がそうなので(笑)
未来予測・直感
さて、こんな感じで想像やら妄想やらのシミュレーションを常時していると、ある程度のパターンというのが見えてきます。
これがNiの能力である、未来予測や直感につながるのでしょう。
僕が直感と聞いて思い当たることと言えば、その人との相性の予測です。
昔から、だいたい一目見れば、
「その人と仲良くなれるかどうか」
が直感で分かりました。
マッチングアプリをしているときもそうです。
女性とマッチングしたときも、
「たぶんこの人とは上手くいかないな」
という直感はだいたい当たります。
たぶん直感通りの結果になるだろうけど、一旦それは考えないようにして、本当にそうなるか確認するためにやっている感じです。
データが多い方が精度は上がるので、Niは年齢を重ねるほど人付き合いが上手くなっていくと思います。
主機能Niの弱点
色々書いてきましたが、Niの弱点があります。
それが、N属性の生きづらさと言われるものです。
主機能Niはたぶん、圧倒的に現代社会で生きるのに向いていないと思います(笑)
例えば駅の改札を通るとき、右側でタッチするようにできているのは、右利きの人が多いからです。
公共物はだいたい右利きを想定してデザインされています。
左利きの人にとっては、ちょっとだけ不便です。
同じようにこの現代社会は、S属性の人を前提に作られているので、少数民族のN属性には生きづらいのだそうです。
というより、生物なのにS属性を持っていない時点で、致命的なんだと思います。
それでもNeは、外向性であるeを持っているので、まだマシだと思います。
Neの自由奔放さで外界と関わるので、相性が良かったり、うまく手綱を握ってくれるS属性と出会う機会もあるでしょう。
でもNi、てめーはダメだ。
他人と積極的に関わらないし、そもそもあんまり他人に興味を持てない。
というか現実に興味を持てない。聖女だから。
Niが興味を示すのは虚構、非日常。
たぶん、お祭りとか災害とか、宗教とか生死に関わる場所とか、日常とは離れた環境のときに活躍するんだと思う。
実際、僕はお祭りやイベント、神社仏閣、海外旅行などが好きです(笑)
S属性ばかりで人類が絶滅すると危険だから、遺伝子があえてエラーとして少しだけ残しておいたのがN属性って、誰か言ってた気がする。
補助機能
2つ目の枠、補助機能です。
補助機能は主機能と同じで、その人の強み、得意なことになります。
僕の補助機能の枠では、Te妖精が多く飛び回っているようです。
主機能が自分では意識しづらい強みなのに対して、
補助機能は自覚している強み。ぱっと思いつく自分の強みです。
「君の得意なこと何?」と言われて、
「たぶん〇〇はある程度得意だと思いますよ」と、
あなたが普通に答えるであろう強みが、補助機能の可能性が高いです。
主機能とは外向・内向の向きが逆になります。
僕の場合、主機能がNiなので、iとは逆のeのベクトルになっています。
これでバランスを取るわけです。
補助機能Teについて
診断によると、僕の補助機能はTe。外向的思考。
僕のキャラクターイメージでは、令嬢の能力。
論理的に物事を考えたり、効率性を考えて行動するのが得意な心理機能です。
おそらく補助機能の場合、意識して使える能力のため、内向・外向のベクトルが違う同属性とも、適切な距離感を持って仲良くできるんじゃないでしょうか。
僕の場合、それは同じT属性を持つ秘書(Ti)になります。
Teの能力
僕が「Teの能力を使っているな」と思うのは、日々の仕事です。
というより、補助機能は仕事やコミュニケーションなど、社会とつながり生存するために使う能力らしいので、だいたい使うのは仕事になります。
主機能が「体質」なら、補助機能は「力」という感じでしょうか。ポケモンならタイプとワザです。
僕が仕事で朝一番にやることは、その日のタスクを紙に書き出すことです。
優先順位をつけて、効率を考えて仕事を始めます。
これはTeを意識的に使っていますし、おそらく上司が主機能Teなので、報告や相談もTe的に行っています。
ただ主機能じゃないので、エネルギーを使います。ちゃんと疲れます(笑)
他にTeの得意そうなこととして、分析、コスパ、断捨離などがあるんじゃないでしょうか。
分析
僕自身、分析は得意な方だと思います。
スマホとか家電を買うときも、スペック表を見比べて精査します(笑)
なので、衝動買いすることはほとんどないですね。
マッチングアプリで会ったある女性には、「なんか分析されてるみたい」と言われたこともあります。
普通に趣味とか仕事の話を聞いていただけなんですが、
「なんでその仕事をしようと思ったんですか?」
「こういう人が多いと思うんですけど、〇〇さんは☆☆なところが素敵ですね」
など、僕の話し方や質問の仕方がそう思わせてしまうみたいです。
たぶん、分析なしに話を流せないんだと思います(笑)
常に背景や理由を探してしまうので、女性からは面倒くさい男だなと思われていると思います…..
最近は「大変ですね~」、「嬉しくなっちゃいますよね~」と、感情に寄り添うこともしてはいるんですけどね。
コスパ・タイパ
Teは効率性を重視するので、コストパフォーマンス・タイムパフォーマンスには厳しいです。
絶対に最短距離を行きたいし、無駄なことをしたくないので、「理屈っぽい」と言われます。
「それ意味あるんですか?」
「効率わるくないですか?」
これがTeの口癖なので、権威や形式にこだわったやり方には疑問を抱いてしまいます。
前の会社の女性の先輩には、「冷たい」、「怒っている」と言われたこともあります(笑)
全然怒ってなくて、単純に疑問に思ったことを言ったり提案をしているだけなんですが、平和や感情を優先したいFiの人からはそう思われてしまうみたいです。
なのでそこからは僕も学習して、感情にも考慮して言い方を柔らかくすることにしました。
「○○っていうやり方もアリだと思うんですけど、どうですかね~?」
「こうするとみんなが早く仕事終わるかな~と思うんですけど、今回だけ試してみちゃダメっすか?」
ヘラヘラしてるけど憎めない小僧みたいなイメージです(笑)
黙ることは難しいですが、第3機能のFi成分を取り入れて調整できるのが、補助機能の強みです。
主機能Niというのも大きいと思います。
Niは自分を他人事として見ているので、必要であればプライドを捨てて道化を演じることもできるし、自分を切り捨てることもできます。
最大多数の最大幸福、全体最適のためなら、自分が犠牲になるのもしゃーなしと考えるのがNiです。
第3機能
3つ目の枠、第3機能です。
第3機能は、補助機能が暴走しすぎないようにするためのブレーキ役。
補助機能の働きをまろやかにしてくれます。
僕の第3機能の枠では、Fi妖精が多いみたいです。
補助機能は、自分で自覚している強みなので、つい周りにアピールしたくなったり、自分の存在証明をしたかったり、承認欲求を得たかったりで、パワーが出すぎてしまうことがあります。
しかしやりすぎてしまうと、他人を傷つけてしまったり、反感を買ってしまったり、ギクシャクしてしまうこともあります。
それを調整してくれるのが、第3機能というわけです。
ただ、あくまでまろやかにするくらいのパワーしかなく、そこまで上手く使えないようです。
料理で言うと、最後にちょっと塩コショウをかけるくらいの感じでしょうか。
第3機能Fiについて
僕の第3機能はFi。内向的感情。
僕のキャラクターイメージでは、美術部・生き物係の能力。
個人の感情や多様な価値観を大切にしたり、何かを新たに創造・生成するのが得意な心理機能です。
補助機能とは属性もベクトルも逆になります。
僕の補助機能Te妖精が、
「効率!最短最速!生産性!コスパ!タイパ!」
と叫んでいるのに対し、
「せやかて工藤、個人の感情も考えんと」
「心の豊かさも大事にしよ?」
「みんなの創造性が働くにはどうしたらいいかな」
などと、いさめてくれるのが第3機能のFi妖精です。
Fiの能力
僕が「Fiの能力を使っているな」と思うのは、「料理」、「発信・創作」、「芸術鑑賞」などです。
第3機能は、プライベートな時間のときにスイッチが入るようです。
あなたが仕事終わりや、休日にしていることは、第3機能を発揮している可能性が高いかもしれません。
料理
僕は、けっこう料理好きです。
なんなら気が向いたらお菓子も作るので、その辺の女子よりは家に調理器具があると思います。
毎日だいたい自炊していますが、料理という行動自体がストレス解消になります。
たぶんその理由は、普段仕事で使っている補助機能のTeが引き算ばかりしているので、逆の行動である、足し算をしながらできあがる料理という行為に、不思議な満足感を覚えるからかも知れません。
発信・創作
こうやってnoteを書くのも発信ですが、けっこう今まで色々チャレンジしてきました。
イラストを描こうとしてみたり、小説を書こうとしてみたり、Xで発信活動をしてみたり。
結局僕の得意なことは、主機能の「観測」と、補助機能の「選別」です。
まるで機械やロボットのようですよね。0から何かを作ることは得意ではありません。
なので、「新たに何かを自分で生み出す」ということに憧れのようなものがあるのだと思います。
でもそれを司るFiは第3機能なので、そこまで上手く使えないわけです。
その中でもこうやって考えを文章にすることは、比較的マシにできるFi的行動だと思います。
芸術鑑賞
美術展に行ったり、BGMやクラシックを聴くのも好きです。
とは言え全然詳しくなくて、雰囲気を楽しんでいるだけです。
普段から感情の上下が少ないので、絵画を見たり、音を聞いたりすることで、そういった成分を補給してバランスを取っているんだと思います。
よく考えれば、僕が美術展に行ったり音楽を聴くのは、しんどいときや疲れているときです(笑)
劣等機能
4つ目の枠、劣等機能です。
劣等機能は、その人が上手く使えない力です。
主機能のデメリット、副作用が働いてしまう部分ですね。
僕の劣等機能の枠では、Se妖精が多く暮らしているみたいです。
長所の裏側が短所になるように、主機能の裏側が劣等機能です。
そのため、主機能とは属性もベクトルも正反対になります。
つまり、主機能が決まれば、自動的に劣等機能も決まるというわけです。
主機能は自動的に発動している機能なので、そのデメリット部分である劣等機能も同じく、自分で制御するのが非常に難しくなっています。
自分では自覚しにくく、かなり大きめのマイナスな出来事が起こらないと、意識して省みようとすることができないのではないでしょうか。
その人の人生の課題となるようです。
劣等機能Seについて
僕の劣等機能はSe。外向的感覚。
僕のキャラクターイメージでは、アイドルの能力。
五感を使った身体活動や、人を楽しませること・影響を与えることが得意な心理機能です。
今では珍しい、古典的で王道な創作の中のキラキラ系主人公・ヒロインによくいるタイプでしょう。剣と魔法の世界なら、光か炎の属性です。
五感を上手く使えるので、生物としてそもそも強いんですよね。
運動神経・反射神経がよく、何をやらせても上手くこなします。
どこへいっても上手くやっていけるし、周りに影響を与えるので友達も多いでしょう。もちろんモテます。
あなたの周りにこういう人がいたら、おそらくSeを主機能・補助機能・第3機能のどれかで持っていると思います。
………Seっていいなあ。マジで。
僕はこの、誰もが羨むであろうSeが、一番いてほしくない劣等機能の枠にあります。
つまり、上記に書いたことが苦手ってことです。身に覚えがありまくります(笑)
というか、生物なのに五感を使うのが苦手っていうのがヤバいんですよ。
狩猟採集時代だったり、アマゾンに放り込まれたら、真っ先にあの世行きになるでしょうね。
傷口に塩を塗るようで辛いのですが、僕の人生の課題だと思うので、この機会に省みたいと思います。
Seが劣等機能で働いているなと思うこと
ここからは、僕の弱点のお披露目会です(笑)
あくまでNi主機能の僕が、個人的に
「Se劣勢ってだぶんこのことだよな~」
と思っていることなので、他の人はどうかは分かりません。
劣等機能というカテゴリの性質上、マイナス面やデメリットについて
書いてあるため、あまりいい気分にはならないと思います。ご承知おきください。
・運動が苦手
まずはなんといっても、これでしょうね。運動が苦手です。ほんとに。
病弱とは違うんですよね。健康ではあるんです。太ってもないです。
ただ単に、身体を上手く使えないって感じなんでしょうね。
特に短距離走なんかは大の苦手で、僕はクラスでいつも一番遅いか下から2番目だったので、学校では劣等感を強く感じていました。
結果が自分だけに影響するならまだ良いんですが、リレーとか球技とかのチームを組むスポーツは、僕と同じチームになった人に迷惑をかけてしまうのがイヤで、体育や運動会の時間は本当に苦痛でしたね。
おそらく繊細な子は、この体育の時間があるだけで登校拒否になってしまうでしょうね。
劣等感・羞恥心・陰口・自分が集団に貢献できない感覚。これが毎週です。
まだ狭い世界しか知らない子どものメンタルには特にズシンときますよ、マジで。
・運転が苦手
車のドライブが好きな男性は、おそらく運動も得意だったんじゃないかと勝手に思っています。
マッチングアプリをしていても、「助手席に乗るドライブが好きです!」という女性はかなり多いです。
おそらくこれは、生物のオスとしての能力が運転能力に直結しているからじゃないかと思うのです。
ここから、たぶんドライブが好きな男性には理解できない話をします。
僕は運転が苦手だし、好きじゃないです。
なぜなら、ものすごく神経を使うからです。
常に目で周りを見ながら状況を判断して、同時に手や足を動かして操作するんですよ!?
これだけでもキツイのに、音楽が流れていたら耳に入ってくるし、助手席の人から話しかけられたらその内容を理解して答えないといけないし、空調を調整したり……
どれだけのマルチタスクが要求されるの?拷問かな?
(と、正直思っています。誰にも言ったことはないですが)
運動神経、反射神経、半径数メートル範囲の空間認識、アドリブ力などがあるからこそ、あなたは運転ができるんです。
Se劣等機能の僕にとっては、重労働で、情報量の嵐なんですよ。
処理するのがめちゃくちゃ大変なんです。
国内の物流の5割は自動車だというんだから、僕からしたら末恐ろしいです。
おそらく多くの人は、特に意識することもなく普通に運転できるんだと思います。
しかもこれだけじゃないんですよ。
僕の主機能、Niが勝手に脳内シミュレーションを始めるので、現実の処理に使えるリソースはさらに減ってしまうんです。
「現実の処理」って言葉が理解しにくいですよね…
それを理解する助けになりそうなのが、昔、某大手掲示板まとめサイトに載っていて共感した、「見えない忍者くん」の話です。
あなたが電車とかに乗って外を眺めていると、当たり前ですが町の風景がどんどんと目の前を流れていくと思います。
そこで、子どもの頃によくやったのが、風景を画面に見立てて、忍者を登場させて遊ぶことです。
見えない忍者くんを風景の中に投影して、スパイダーマンやパルクールのごとく、ビルの屋上を飛び回らせてみたり、ものすごいスピードで畑や道路を走らせてみたりして、遊ぶんです。
画面が自動スクロールされるアクションゲームみたいに。子どもの一人遊びですね。
「それやってた!みんなそうなんだな~」
という微笑ましいエピソードで終わればいいんですが…
どうでしょう。
もし、それを今もやっている大人がいるとしたら……
あ、背筋を凍らせて帰らないでください。
今9,800文字まできたので、一緒に1万文字の向こう側までいきましょう。
Shall we dance?
いや、さすがに今はやってないですよ?見えない忍者くん。
ただ、イメージはこんな感じなんです。
主機能Niのシミュレーション・妄想機能は、大人版の見えない忍者くんが、勝手に脳内で始まるイメージです。
目の前のりんごをりんごとして普通に見ればいいものを、
・過去のりんごを食べていたシーンが脳内で上映されたり
・りんごの木がある情景が思い浮かんでそこから架空の物語が展開されたり
・アップル社はあるけどオレンジ社やキウイ社はあるんかなと、どうでもいいことを考えてしまったり
もう勝手に連想ゲームが始まっていて、ハッとして現実に帰ってくる、みたいな感じです。
もちろん毎回ではないですが、少し気を抜くとこうなります。
ただでさえ運転するだけで相当神経を使うのに、気が付いたら脳内でこういうことが始まってしまうのです。
現実の処理に使えるリソースが減るというのは、こういうことです。
「考えるのやめればいいじゃん」
って思いますよね。
無理なんだわ。
主機能だから、スイッチをオフにできないんだわ。
このせいで車を運転しているときに気を取られて、
「あ、これ死ぬかも」
と思った瞬間が、今までに3回あります。
結果的にどれもケガ一つしなかったんですが、本当に運が良かっただけだと思います。
あとは、居眠り運転をしてしまう人は、Se劣勢だと思います。
車の運転中ですよ?
よっぽど徹夜明けとか睡眠時間4時間とかだったら別ですが、普通は寝たら相当ヤバイなんてことは分かっているはずです。
いくら、振動が良い感じに眠りを誘発してしまうと言えどです。
それでも寝ちゃうんですよね~。分かります。
Se劣勢は、肯定的な表現をすれば、現実への鈍感力があります。
五感が上手く使えないので、そりゃあ鈍感にもなります。
運転中っていう現実なんて関係ないんですよ。眠いものは眠いんです。
どうでしょう。
自分で書いてて「よく無事に生きていられるな」と思いますが、劣等Seの苦悩をちょっとは感じてもらえたでしょうか。
意識が半分しか現実にないがために、上手く身体を使うことができない人。
それが主機能Niなのかも知れません。
(俺だけじゃないよな……?)
そして、運動能力=運転能力=生物的オスとしての強さ
この仮説、いかがでしょうか。
あ、僕がモテる方法を教えてください。車はなるべく運転したくないです。
・痛みに鈍感
Se劣等は五感が上手く働かないからか、たぶん痛みにも鈍感な気がします。
ある意味メリットにはなるかもしれません。
個人的な経験だと、「なんか足痛いな~」と数日思っていて普通に生活していたのですが、念のため病院へ行ったらしっかり骨折していたことは
あります。
ちょっと体調わるいかなと思いつつも仕事をしてたら、急に吐き気が襲ってきたり。
自分は普通でいるつもりでも、「顔色わるいよ?」と言われたり。
けっこうこういうことが多いので、もしかしたらそうなのかも知れません。
・感情・情熱がない(ように見える)
基本的に、Se劣勢が働いているのか、物事に熱くなれません。
夢や希望、欲望があっても、静かに淡々と行動しているので、周りからは「え、そんな一面あったの?」と思われたり、ある日突然変化したように見えるかも知れません。
Seを主機能に持つ人は尊敬します。
未来を語り、周りの人を巻き込んで影響を与え、少しずつ環境や世界を変えていく様は、本当にカッコイイなと思います。
別にSe主機能じゃなくても、好きなアイドル・俳優・歌手がいたり、応援しているスポーツチームがあったり、何か情熱を傾けられる対象がある人は素敵だなと思います。
でも、そんな人に対して、僕は昔から思っていたことがあります。
「そのエネルギーの熱は、どこからくるの?」
と。
僕は、昔から本当にそういう対象がありません。
大谷翔平が活躍しても、ワールドカップで日本が金メダルを取っても、「すごいんだな~」くらいの感想しか持ったことがないです。
主機能Niは本当に観測しているだけ。
自分のことすら自分事にならないので、他人のことはなおさらです。
普通の人の感情エネルギーが、0から100までのゲージがあるとしたら、
おそらく僕はMAXが60くらいなんだろうなと思います。
なので、Se劣等は基本怒りません。エネルギーもったいないから(笑)
Niの好きは、静かにこっそりに見えるんだと思います。
まとめ
いかがだったでしょうか。
心理機能について、自分なりに頭の中を整理できたのでいくらかスッキリしました。
まだ最近知ったばかりなので、間違っているところや理解が浅いところがあるかもしれませんが、面白いのでこの沼にもう少しハマってみたいと思います。
長文にもかかわらず、ここまで読んでくれた方がいましたらありがとうございました。