2020.5.10.SUN はらぺこあおむしがいなくなった
うちのベランダには生命力のつよい植物が茂っている。
正確には、ほったらかしてても枯れなかったやつだけが生えている。
この春、枯れ果てていたベランダが一斉に芽吹いた(主に雑草)。
と同時に、美しい花が咲いたの見て見て!
なんにもしてなかったのにシンビジュームが花をつけた。きれい。
雑草なんだけど芽生えたばかりの新芽はかわいいので、うきうきと水をやる朝が楽しくなってきた。
ある朝、シンビジュームの花のつぼみが穴だらけになっている!
なによこれ!とよく見てみたらでっかいイモ虫がいた!ぎゃー
即刻つまんで処理しようと思ったが、そいつがほんとうにモサいのだ。
もぐもぐもぐもぐもぐもぐ
あんたどこの子よ。
穴だらけになったつぼみはもう元には戻らないし、仕方ない、あんた蝶か蛾かしらないけど大人になるまでおりなさい。とそっと見守ることにした。
これがそれ。隙間から生えてきた雑草をものすごい勢いで食べ尽くしながら移動する。
どんどんでかくなっていく。
もぐもぐもぐもぐもぐもぐ
食っちゃ寝食っちゃ寝
まるでうちの息子みたいだ。だんだん愛おしくなってきた。
毎朝、お、今朝はここにいるんだねと見つける。日に日にコロコロ育っていく。君は一体なんの幼虫なんだ。
しかし
昨日から一向に姿を見なくなった。
フンが増える様子もない。
雑草をかきわけて探したがいない。
どこにいったんだあおむし。
ふと、カーテン越しに鳥たちが頻繁に来ていることを知る。
雀もカラスも来てはなんか探して帰っていく。
喰われたのか!?息子よ!
断然さみしくなる。おまえデカかったしモサかったもんな・・・
小鳥め!
という話をしていたらなぜかうちの息子=はらぺこあおむし
というよりもロッキーチャックに似ているとオットが言った。
ドンチャ〜ックどっこっまでーもー♪
いや、ドンチャックとロッキーチャックは違うというので検索してみたらほんとに違った。
ちなみにこれがロッキーチャック。あら息子だ。
ちなみに改めてオープニング曲を聞いたらものすごい大人びた哀愁漂う曲だった。音楽:宇野誠一郎 「ひょっこりひょうたん島」や「ムーミン」「一休さん」「ふしぎなメルモ」などの作曲者なのか。などと感心してたらうちのロッキーチャックが密林から起き出してきた。
あおむしいなくなってさみしい。ロッキーチャックが登校しだしてもちょっとさみしいのかな。