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2020.4.21.TUE お金のはなしばかり
朝からタイムラインがざわざわしている。
広島県からの休業要請に協力支援金が出るらしい。
Facebookの「広島飲食未来チケット応援ページ」で情報共有があった。
雲間はとっくに喫茶を休止してるが、迷い迷い営業したりテイクアウトを始めたりしていた飲食店には朗報。ひとまずひと月分のテナント料くらいは一息つけるのではないか。
申請は4/30(木)から予定だそう。提出書類をそろえて待つかまえ。
国から個人への給付、昨年度より売り上げが半分以下になった事業者への給付、いろんなお金の配分が飛び交っている。
基本的にいずれもぼーっとしてたら受給できない。
「手をあげた人」にしかくれないんだもん。
誰かが「両手をあげるから20万くれ」って書いてたな。足もあげたいよ。
読んでもぜんぜん頭に入ってこないお役所文章を読解し、申請方法を理解し、必要書類を準備し獲得に動かないといけない。
ああ
お金のことばっかりだ
サイエンスカフェ次はどんな話題でやろうかな、とか
「いただきますから始まる」シリーズ次はどうしようかな、とか
新茶そろそろだな、とか
次の教室では何を淹れて話そうかな、とか
そういうことだけに頭を使いたかったな。
こんなツイートをみかけた。
賠償や補償をもらって暮らすことはできても生業を失うことの傷の深さってのはあるよね、それでなかば死に体になってしまった人も少なくなかったよね、ということをこの9年で学んだ気がするのだが、コロナ対策に活かされるだろうか。
— 小松 理虔 (@riken_komatsu) April 20, 2020
福島いわき市在住の地域活動家・ライターの方。
そうだ、9年前には、生業を手放さざるを得ない人がいっぱいだったんだ。
店ごと波にさらわれたり、立ち入り禁止区域になったり・・・
9年前だけじゃない。豪雨で浸水したり土砂に埋まったり、手塩にかけて磨いていた店を一瞬で失った方々の無念を思うと背筋が凍る。
まだ雲間はある。家賃さえ払い続ければ。
しかしその資金が尽きたら
この大量の道具や什器はどうすればいいんだろう
などとぼんやり考える。
いつか
店は終わる。人も死ぬ。考えないように生きていたけど、仕舞い方はいつでも考えて準備しておかないといけないんだなと思う。わかっていても、考えても、きりっと覚悟なんか決まらない。
なるようにしかならんわ、と思考が止まる。
結婚するより離婚の方が大変だって聞いていたけど、開店するより閉店する方が大変なのかもね。
などと生産性のないことにばかり思考のメモリを喰っているが、やらないといけないことはてんこ盛りだ。
通販サイトを立ち上げないと。「お茶教室のお届け」発送の準備をしないと。「読むお茶」を書かないと。それからそれから・・・
テイクアウト雲間、次々とお客さんがのぞきに来てくださる。
ほんとにありがたい。細々と湯を沸かし続けたい。
ぶらぶら、夕方の空を眺めながら帰宅。
スズメの子たちが飛ぶ練習をしていたよ。
飛行機雲が「し」 風に流されて
帰宅して手洗いうがい
一息ついてお茶淹れて
Twitter開いたら
「広島県知事サイコパス」
って流れてきた。なんだこれ。
まもなくしてこういうことだとわかった。
広島県の飲食店休業補償が発表されてよかったと思ってたけど、財源が公務員に国から支給される10万横取りなんてあんまりだ。
(翌日発言撤回された)
公務員してる友人はたしか知事のことを「うちの社長は・・」と呼んでいた。広島県株式会社という感覚なのかな。
つまりトップを信頼して激務を粛々と遂行している。
今、いろんな公共の仕事の現場はますます混迷&多忙を極めてるはず。
この知事の発表はそういう人たちの士気をぱすっと消したのでなければよいが・・・・
国会議員や公務員の給料削れっていうとみんなざまあみろと思うの?
もと大阪府知事でいまはなんでもない人も威勢良くこう言ってるけど、どっかから奪いとって溜飲を下げるようなやり方は下等じゃない?
お金の配分をめぐっていろんな人の思惑があらわになっている。
両手をあげても足らないし、なんなら足もしっぽもバンザイしたいくらいお金には困ってますけど、ほんとに気をつけたい。
人としての品とか、気をつけておきたい。