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徒然雲 【興福寺南円堂】西国三十三所観音巡礼 奈良

台風の影響でしょうか?
朝から強い風が吹き荒れていました。

青空に大きな雲が猛スピードで動いていきます。
これはいい雲日和!


奈良に用事があるので、観音様巡礼も。

奈良市では興福寺の南円堂が第九番目の札所になっています。

興福寺、駅にも近くそれはそれは賑やかな状況。
コロナ禍の時はとにかく静かで、落ち着いていたのですが。。。

猿沢池側から上がると、南円堂。


南円堂


南円堂は「西国三十三所」の第九番札所として人々の参拝が多い御堂です。この堂は弘仁4年(813)藤原冬嗣(ふゆつぐ)が父の内麻呂(うちまろ)追善のために建立しました。基壇築造の際には地神を鎮めるために、和同開珎や隆平永宝を撒きながら築き上げたことが発掘調査で明らかにされました。また鎮壇には弘法大師空海が大きく関わったことが伝えられています。当時の興福寺は藤原氏の氏寺でしたが、藤原氏の中でも摂関家となる北家の力が強くなり、北家の内麻呂・冬嗣親子ゆかりの南円堂は興福寺の中でも特殊な位置を占めました。本尊である不空羂索観音菩薩が身にまとう鹿皮(ろくひ)は、神に仕える鹿への信仰、つまり氏神である春日社との関係により、藤原氏の強い信仰を集めました。

興福寺公式サイトより

御本尊は年に一度(10月17日のみ)公開とのことで、実物を拝むことはできませんでした。
これはかなり残念。
一年に一回。。。

そこで思い出した!

円教寺で全員撮影したもにあるはず!


不空羂索観音菩薩坐像
書寫山 圓教寺にて


変化観音の一つで、手に持つ羂索(網を指す)で、人々の願いを空しいものにしない誓願を持っています。

南円堂の本尊像で、髪を高く結い、宝冠に阿弥陀如来の化仏をつけます。眉間に1目を付け3目とします。上半身に鹿皮を斜にまとっています。第一手は胸前で合掌し、第2手左手に蓮華、右手に錫杖を持ち、第3手は両手とも脇下に垂らし5指を伸ばし、掌を前に向け、第4手は左手に羂索、右手に払子を持ちます。文治5年(1189)に約15ヶ月を費やして、仏師康慶とその弟子達が造ったもので、重量感のある体、威厳のある顔に、天平時代や平安時代初期彫刻の伝統を伝えます。

興福寺公式サイトより


いつか実物をお参りしたいです。



お賽銭箱前に
ここにも鬼ごろし
しかもゴールド!



とても女性らしい字


西国三十三所第九番札所



とにかく人が多く、落ち着いて参拝を望むのは無理なはなしで
観音様にも直接お目にかかることもできず
なんと言いますか、信仰が見えない、そんな印象。
なんとなく不完全燃焼気味。



五重塔
美しい




ということで、今回の巡礼無事終了。

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