西国三十三所観音巡礼 【 深雪山 上醍醐 准胝堂 (醍醐寺)】京都
ワタシの休日!
本日は巡礼でございます。
今年は思うように廻れず、年内最後の西国三十三ヶ所巡礼になると思います。
近場がどんどん終わり、京都も最後の二ヶ寺になり
その一つ、醍醐寺に参詣してきました。
醍醐寺、過去に2回訪れたことがある大好きなお寺。
2回目は上醍醐まで登り、とても素晴らしい山のお寺だった印象。
今回検索した行き方は、近鉄大久保駅からJR新田駅へ歩き
新田駅から六地蔵駅で東西線で醍醐駅に行くというコース。
以前の2回は京都ベースの旅だったので近かった。
奈良からはやはりちょっとある。
醍醐駅、駅前に団地は立ち並び風情とは程遠い現実的な駅前風景。
駅から10分も歩くと到着。
こんな感じだったかしら?
頼りにならない記憶を辿る。
深雪山 上醍醐 准胝堂 (醍醐寺) 第十一番札所
宗派 真言宗醍醐派(総本山)
御本尊 准胝観世音菩薩
開基 聖宝理源大師
創建 貞観16(874)年
西国三十三ヶ所巡礼、近畿意外ではあまり知られていないようで
かく言うワタシも奈良に来るまで知りませんでした。
なんぞや?
はじめての方へ
そうなんです、1300年の歴史ある巡礼なのです。
ということで、十一番札所を巡ります。
仁王門をくぐると、紅葉の並木道。
過去の2回とも初夏だったので、みたことのない景色にちょっとワクワク。
醍醐寺、桜の名所で有名です。
秀吉の「醍醐の花見」は周知の史実。
ただ紅葉がこんなに見事だとは知らずでした。
観音堂に、焼失した上醍醐の准胝堂の西国三十三ヶ所札所が仮に移されている。
観音堂で御朱印を頂いたあとは、紅葉巡りになった。
弁天堂の先は急に静かになり
そして、そこは素晴らしい空間だった。
無量寿苑
阿弥陀如来の別名が無量寿如来とのこと。
知らなかった。
そして、また息をのむ景色をみた。
赤い紅葉も美しいが・・・
こんな彩りと佇まいがワタシは好きですし、神秘的に感じます。
今回の忘れ難き彩りと木立。
無量苑から弁天堂に戻る。
無量寿苑の先に上醍醐へ行く出口がある。
以前、ここから登った。
今日も登る気満々でやってきたはずが・・・
なぜかここで足を止めた。
本来なら頂上の准胝堂(跡)などを参拝してはじめて巡礼と言えるはずが・・・
ということで、ここで引き返し三宝院へ。
三宝院 歴代座主が居住する本坊的な存在。
表書院は寝殿造りの様式を伝える桃山時代を代表する建造物であり、国宝に指定されている。
襖絵は石田幽汀の作で、孔雀と蘇鉄が描かれている。
今年最後の巡礼と訪れた醍醐寺。
想定外の紅葉の景色に、すっかり巡礼の意義を見失ってしまった?!
ただ、無量苑のあの彩りの杜は、やはりこの時期に来て良かったと思う。
本当によかった。
巡礼がきっかけで初めて訪れる古刹、名刹もあるが
何度も訪れていても、改めてみる景色や気づきがあり嬉しい。
なので何度も訪れたいところが増えるばかり・・・
春の桜が見事なことでしょう。
醍醐駅に戻り、京都駅経由で帰った。
初冬の巡礼は彩り豊かだった。
これからどんどん遠く行きにくい巡礼先に・・・
でも楽しみ?!
と言っていいかわからないが、知らない世界を見るようで楽しみ。
【今日の夕陽】
雲歩く、師走。
巡礼の小旅、お付き合いありがとうございました。