
徒然雲 拝み虫と乙女の祈り
昨夜、奈良に戻ってきました。
昨日は朝から雨降り。
ホスピスに向かう途中、道端の草の葉についた水滴が
なんとも健気な感じが。

また父と3時間ほど一緒に過ごしてきました。
雨が上がった空から青空が見える瞬間があり
外の空気はどんなかな〜?と窓を開けてみたら
目があった。

大きなカマキリ。
バルコニーのフェンスの下にずっと同じ姿勢で。
ワタシが見ていると、たまに顔だけこちらへむけ
目が合う笑
何か言いたいのかしら??
マッサージの方がきて、身体動かす手伝いなどしていたら
いつの間にかにどこかにいなくなっていた。
カマキリ、ちょっと怖いじゃないですか?
気になって後から調べたら、
あらっ『拝み虫』との別名も。
何を拝んでいたのかしら?
虫だけはよく寄ってきてくれます(笑)
今回は一度奈良に戻り、またすぐ帰ります。
新幹線、最近よく乗る。
父が倒れてから、何往復していることか
新幹線ホームで数分置きに聴く『乙女の祈り』
少し前に投稿した『白毫寺』の時の『乙女の祈り』には書きませんでしたが
その時も思い浮かべたのが、新幹線に乗り込む時の情景。
普通は旅行などでワクワクして乗り込む新幹線。
もちろん出張でうんざりの方もいるかもしれませんが・・
またワタシと同じような状況の方もいるかもしれません。
音楽とは聴いた時の状況や心境に
印象がとても変わったり、心に残ったりします。
ワタシはこの『乙女の祈り』に新幹線意外に
もう一つ別のイメージがあります。
ワタシの好きな脚本家のもう一人に倉本聰がいます。
彼の『風のガーデン』というドラマにこの曲が流れます。
ある医師が自身の癌による余命と家族との話。
知的障害がある息子は、音に関してはずば抜けた感覚を持つ。
いわゆる絶対音感いというのですね。
彼が弾くピアノ。
そして、父と知らずに医師のチェロとの合奏。
この『乙女の祈り』の美しい旋律がとても悲しい印象。
悲しく切ないけど。。優しい
その後、気になったので色々な方の『乙女の祈り』をYoutubeで聴きました。
その中で一番心に響いたのが
『牛田智大 バダジェフスカ:乙女の祈り』の演奏でした。
まだ少年の彼の純粋に繊細に透き通るような響き。
音楽的な耳も才能も特にないワタシに彼の演奏は
心地よく、感覚的だけで聴くピアノの美しい響き
悲しい印象は薄らぎますが
でもどこか切ないのは。。。
そんなことをいろいろ思い出したり
心に残るワタシの『乙女の祈り』です。

今回は新幹線も特急も特に面白いことは起こりませんでした(笑)
強いて言えば、新幹線の後ろの席の人のキーボードを叩く音が
異常に不快だったこと!
なんであんなに強く打ち込みますかね!?
enterらしきときは一際強い。
リズムが必要なのはわかりますが、今時のPCのキーボード
そんなに強くなくても十分打てるように思いますが。。。
車両中に響いていた。
5時名古屋発の『ひのとり』に乗車。
通路挟んだ反対に乗車の女性が、
「ザ・大阪」というヒョウ柄ずくめ。
さすが!
でも下品じゃない、レオパードずくめでした笑
しばらくすると美しい夕焼けが!

同じ形、色が2度とない空と雲。
この一瞬だけの景色。
そして、ほっとする奈良に着いたとさ。
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