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徒然雲 『インドのヒンドゥー世界』豪華絢爛喜怒哀楽摩訶不思議インドの神様
先日の『石上神社』の前に、調べたバスの時間まで時間があったので
ちょうど行きたかった『インドのヒンドゥー世界』を「天理参考館」を見学。
「参考館」は一度チケットをいただいたことがあり、一度見学したことがあります。
ここの常設展の立派さに驚いた記憶が。
またゆっくり観たいと思っていたところ。
近鉄の駅内に貼ってあるこの黄色いポスターが気になっていたのでした。
天理駅から長い商店街を抜けると、天理教のなんていうんでしょう
本殿?
そんな感じの立派な建物が左手に出て、その正面に天理大学やらの建物が並びます。
その一つの建物に「天理参考館」があります。
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この天理の町並みを初めて見たとき、ちょっとどこの国とも思えない
不思議な光景(建物群)に驚きました。
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![](https://assets.st-note.com/img/1690770972124-9uB8v39fJp.jpg?width=1200)
まさしく天理教タウンです。
宗教的なことはよくわからないので言及を避けますが
奈良に来て、知人友人に天理教信者の方と知り合いましたが、みなさんいい方ね。
その天理大学の所蔵品を展示しているのが「天理参考館」
その企画展が『インドのヒンドゥー世界』です。
3階の小さな2部屋で開催でした。
まず感想としては、うーーーーん〜てな感じです。
残念ながら、この展示企画ではのヒンドゥー世界、ヒンドゥー教のことは
ほんの少ししかわかりません。
とっかかりの入り口の前の玄関先ぐらいかな。
おかげで帰っての復習が大変でした笑
それでも理解しきれないヒンドゥーの世界、宗教です。
![](https://assets.st-note.com/img/1690771675258-4NkrlhvVeM.jpg?width=1200)
![](https://assets.st-note.com/img/1690771694265-dY4ukxp55C.jpg?width=1200)
今回の展示で一番のお気に入りは、このサラスヴァティ神。
なんともグラマラスでゴージャスな女神様です。
この方は日本に来て、弁財天となった神様。
弁財天といえば七福神。
ワタシはよく知らなかったのですが
世間では周知なようで、七福神は惠比須様以外はみなさん海外勢。
ヒンドゥー教からはシヴァ神が大黒天、ウベーラ神が毘沙門天。
このシヴァ神というのがまた興味深い破天荒かつワイルドな神様。
神話の話は、まあ激しい激しい。。。
見た目もワイルドです。
お肌は青、本来は浅黒いそうですが、ヒンドゥー教では不浄の色とされているので
神には相応しくないということで、青で表現されているそうです。
このシヴァ神の出立ちで思い浮かんだのが。。。
金峯山寺の大権現様!
あのお三方、全身青くジャラジャラした装飾品に鋭い目つき
そして何よりも虎のパンツを履いていらっしゃいます。
あの虎のパンツを御開帳の時に見て衝撃的でした!
でもこのシヴァ神の絵を見ると、まさしく同じです。
勝手に納得。
あともうひと方、
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インドの叙事詩『ラーマーヤナ』の主人公ラーマ王子を助ける
お供のお猿の将軍がハヌマーンですって。
こちらは「桃太郎」の話に共通するようで、この辺りの神話が日本風になったといえそうです。
なんとも個性豊かな神様や神話の登場人物?動物?ですが
華やかで表情豊か
でも神話の内容はなかなかエグかったりするのに
なんだか楽しそうに見えてしまうのはなぜ?
ここずっと日本の寺社仏閣や遺跡を巡っていますが
こうして他国の歴史や文化を復習すると、
日本のルーツになるようなものも多々あり
あーここに繋がるのか!などの新たな学びが面白いですね。
インドそのものは、実は昔からかなり興味はある国と文化でして、
特にインドのテキスタイル(インド更紗)は、海外の染織では一番好きです。
一度見に行きたいと思っていましたが、なかなか難しいところ。
ご縁があればいつかきっとチャンスがあると。。。
ということで小さな企画展ではありますが
大きな学びのきっかけになるかな。
そしてこの「参考館」の常設展をぜひじっくり見学するのをお勧めします!
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![](https://assets.st-note.com/img/1690795959863-K6AmSQ2ELb.jpg?width=1200)
特に3階の考古美術、日本への文化の伝来の流れが見えるような
見応えがあります。
久々に上野の国立博物館に行きたくなった。。。
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