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あをによし やまとの古都と 一蓮托生 【藤原京】 奈良あるき
昨夜の盛大な雷で、いよいよ梅雨が明けるのでしょうか?
空の様子は夏本番。
そういえば、藤原京の蓮はまだ咲いているかしら?
と思い出し、パトロールへ。
駅でいうと、近鉄畝傍御陵前駅が最寄りになるようですが、
それでも結構距離はあります。
寄るところがあったので神宮前から出発。
途中『本薬師寺』のサインが出たので、そういえばちゃんと観たことないので寄り道。
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現在奈良市の西の京にある薬師寺(やくしじ)の前身にあたる寺です。天武(てんむ)天皇が後の持統(じとう)天皇である皇后の病気平癒のため祈願して、天武9年(680年)に薬師如来を本尊とする寺の建立に着手。完成しないうちに天武天皇が崩御したので、持統天皇がその遺志を継いで完成させました。 当時は、金堂や東西に二つの塔がありました。平城遷都に伴って寺は伽藍ともども西の京へ移築されたと言われていましたが、別々に造られたという説が有力です。それ以来、この寺は本薬師寺(もとやくしじ)と呼ばれるようになりました。 いま、寺には小堂が建っているばかりですが、前庭にあたる跡地には金堂の礎石や東西両塔の土壇、塔の心礎などが残されています。現在、その背景には畝傍山(うねびやま)が望めますがその光景はいかにも天皇が発願した官寺跡にふさわしいものです。
水田と民家に囲まれたところにある『本薬師寺跡』。
現在は医王院(白鳳山醫王院)の境内に、伽藍の礎石の一部が残っているだけ。
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その医王院?というのが、なかなか荒れておりまして、とても残念な姿。
社殿は蜘蛛の巣やら。。。
金堂の礎石だったらしい石の周りも草ボーボー。
これはいかがなものかと。
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境内を出ると、水田の中に塔の礎石などが残っている島があります。
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現在の西の京の薬師寺の姿を思うと、とても儚いというか侘しいものですね。
栄枯盛衰
また、石は長い年月が経っても残り、色々なことを物語ってくれるということを、遺跡などを巡って実感。
さて、藤原京に向かいます。
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広い空き地が見えてくると、それが藤原京跡。
平城京跡のように建物の復元はなく、柱の一部がモニュメント的に再現されています。
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東寄りに蓮エリアがあります。
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噂や情報でよく見聞きしていた『藤原京の蓮』やっと見れました。
蓮の花のスケールや池の雰囲気は、先に見ちゃった大阪の『万博記念公園』内の日本庭園の方が印象的でした。
藤原京のはあまりにも唐突すぎる感じがするような。。
それでも蓮の花の美人度はさすが!
周りの景色をバックに、しっかりいい姿で写ってくれます。
青空と雲と美しい蓮の花に満足。
帰りは近鉄の八木駅まで歩きます。
その途中に、これまた夏の風物詩になっている『おふさ観音』の風鈴祭り?見学。
こちらも初めて見ます。
境内一面に風鈴が。
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かなり有名なようで、たくさんの方が見にこられてます。
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風鈴の音、いいですね。
これだけの量の鈴が一斉に鳴り響いても、全然うるさくなく心地よく聞こえます。
鈴の音で涼を得る、なんとも日本人らしい風情のある風習を改めて見直します。
風鈴、欲しくなった!
猛暑ですが、蓮の花や風鈴という日本の季節を感じる歴史散歩でございました。
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