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あをによし 大和の山が神の山 三輪山登拝【大神神社】

しばらく登山中止していた三輪山、先日再開したので早速登拝してまいりました。

ずっとずっとお参りしたかった山。
三年間ご縁がなく、やっと実現した今日。

朝8時すぎに大神神社に到着し、まず拝殿にお参り。


参道
東の山に昇る太陽





登山口のある狭井神社へ。





三輪山


大神神社のご神体であり、古代より神聖な山として崇められてきた。
かつては禁足の山で入山が規制され(神官や僧侶のみ)、現在は入山の心得を遵守すれば誰でも登拝できるようになった。
その心得とは、まずは参拝を目的とすることや撮影禁止や飲食禁止(水分補給はもちろんOK)不要なおしゃべりもダメ等々。

そして山で見たもの起こったことは下山後他言してはいけない・・というのもあるようです。

標高467m

9時の受付後、初登山者に説明があり、参拝証の白いたすきをかけ

いざ入山


お祓いで身を清め
入山




撮影は禁止なので画像はなく、山中のことも語れないが・・・・

これはいいかな?
467mをほぼ真っ直ぐ上がっていくので、それはそれはキツい階段の連続です。
石段だったり、木の根の段だったりと、急登の階段登り。
段なので、ゆっくりというのも難しく、リズムをつけて行くとそれはそれで息が切れる。

そんなこんなで、いつものごとくヒーヒフーフーで登頂。

無事、頂上の磐座をお参りをして同じ道を下る。

そう、この急段を下るのでした、これまた膝ガクガクコース。

そしてちょうど10時半に下山。

膝というより腿がブルブル大笑いしてた、笑笑笑って。

ワタシが下山した時、ちょうど登り始める女性でスカートの人がいた。
ハンドバッグ片手に・・・
そんな気楽な山ではないんだけどなぁ



下山証明書とたすきを返却してベンチで一休みしながら、御神水で喉を潤した。
山でも一口だけ給水。

とても清々しい気分。

その清々しさは、いつもの山から降りてきた時のそれと同じでありますがね。

狭井神社への参拝客の行き交う姿を見ながら、
以前、畝傍山で出逢った老夫人を思い出していた。

畝傍山の急登坂の途中で一時間ほど立ち話しをした方がいて(以前も書いたことある)三輪山の話題になり、「本当は山での話はしちゃいけないんだけどね」と言いながらあれやこれや話だし、耳をふさぐわけにもいかず聞いていたことがあった。

その時話していたあのこと、このこと、そういえばあったかな〜?
どれのことだったのかな?

そんなことを思い出しなが身体と心を落ち着かせ、帰り支度。




帰りは脇の道から参道へ。


冬を映す





展望台から
うっすら畝傍山
その向こうに金剛山、葛城山





大直禰子神社



聖林寺の十一面観世音さまは
こちらの御神像だったとか



三輪山を映す




二の鳥居前に出ると、参拝者で賑わっていた。
今年は大神神社は大盛況!


そして、お腹ペコペコだったんだ!と思い出した。

朝、カフェラテ一杯だけで出てきたのでね。
下山中、降りる振動でお腹がグーと鳴っていた。

なので、サクッとにゅうめんをいただくことに。


三輪素麺のにゅうめん




帰りは、先日と同じ道を桜井駅まで歩いた。



恵比寿神社



ラッキーコンビ

ラッキー女神
II
ラッキートリオ





初瀬川沿いの桜並木から
三輪山を望む










古代の人々が崇めた山や磐や樹。

一番おそろしくあり、偉大であるのが自然なのだろうなと、
改めて感じます。

そんな自然を畏れ鎮めるために人々が祈り拝む。
個人の願いや望みの為でなく・・・

決して標高が高いわけではないが、古代からの言い伝えもあるためか
奈良の四方八方の山には神秘的なものが多い。
いや奈良だけなく日本は、と言えるのでしょう。
登る山とともに祈る山という印象が強いと、どこを登っても思うことです。


寒いうちに西の山も登拝したいな。




ということで、足は笑っているが心はスッキリで帰路に。









西の山に沈む太陽






太陽とともに巡る日を感じた一日でした。







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kumokichi
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