「諦めない男」SISU/シス 不死身の男
配信で面白い映画を観ました。「SISU/シス 不死身の男」です。フィンランドの映画です。
内容ですが、第二次世界大戦の終戦間際のフィンランドのラップランドです。冒頭、主人公アータミ・コルピ(元特殊部隊隊員で不死身の男SISUと呼ばれる初老の男)が、荒野の川で金の粒を発見し、周辺の地面から金塊を掘り起こします。その金塊を持って愛犬ウッコ(羊のような可愛らしい小さな犬)を伴い、愛馬に乗って街に向かうのですが、その途中でフィンランドから撤退中の親衛隊大佐ブルーノ・ヘルドルフが率いるドイツの極悪兵士たちと戦うという単純なものです。ちなみにフィンランド・ラップランドにおける歴史的背景は以下のようなものです。
映画の公式サイトでは「複雑なストーリー必要性を感じない。その方が楽しいだろう?」(公式サイト 映画評論家・町山智浩さんのジャリマル・ヘランダー監督インタビュー)で語っているように単純だから何も考えずに鑑賞できて面白いというのは確かにありますね。
監督はスタローンの「ランボー」にインスパイアされたそうで、それは何となく理解できるのですが、ある意味で能天気なランボーよりは、フィンランドとしての歴史的背景があることから能天気には思えません。
僕が好きなのは「頭に突き刺さるナイフ」「地雷を投げつけ爆死」「爆弾で爆死」のシーンでしょうか。まあ、ご覧になればわかります。
大好きな戦車も登場しますが、残念ながらこの戦車はロシアのT-55のようです。映画や兵器に詳しい方が書いた記事を読んで、戦車の正体が判明しました。
ちなみにT-55は以下のような戦車です。
作品を観ていてグッときたのが、捕虜の女性が敵兵に向って、「SISUは不死身と言われるが、決して不死身ではない。ただ、決して諦めないのだ」と言うのに何故か感動したのです。
僕も絶対に諦めませ・・・んかな(笑)?