東京万景「目黒で、しどろもどろ」
昨日は、目黒での打ち合わせの日だだった。師匠が来年に出版する本の企画会議だ。
「AIを企業経営に活用するにはどうするか?」というのを調べてこいと言われたから、それらしいのをネットでチャチャっと調べて、そこから資料となるテキストを拾って資料作りをしてから添付してあらかじめメールで送っておいた。
要は「AIは使用目的があってこそ、それに使える関係データを分析して最適解を導き出すもの」というような、よくわかっていないなりに説明しようとして台本まで作ったのだが…。
デジタルアシスタント(っていうの?)のAlexaが動くfireタブレットを持っているので、まずはAlexaに天気予報を聞いて「天気予報という目的でネット上の気象データからAIが最適なものを表示するんですよ。しかも位置情報からここ(品川区)の天気予測をしてくれるんです」と、誰でも知っている特化型AIの説明から入ろうとしたら、バカなことにAlexaの名前を忘れてしまって「あの、KindleのAIって何て名前でしたっけ?アンドレ、アニマル?違うなぁ」って、あたふたしちゃう。
皆、こいつは何を言っているのだ?というような表情で僕を見ている。
結局、Alexaを起動することができず、というか、そんな下らないことで慌ててしまって、しどろもどろの説明になってしまった。
カルチャースクールでは講師として「上手に話すことが上手な文章につながる」と威張って言っているくせに自分はこのざまだ。
それでも打ち合わせの相手の頭がいいから、何だかんだと話しているうちに何とか取り繕うことができた(はずであるw)。
打ち合わせを終えて、目黒駅に向かって歩きながら「何で俺は本番に弱いんだろう?」とぶつぶつ言っていた。しばらくは落ち込んでいるだろうな。
目黒駅ビルの有隣堂で師匠に2700円の新刊のAI本を買って、お歳暮としてあげたから、帰りは好きな吉野家の唐揚げ丼も食えなかった。