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災害の多様性「熱中症に塩熱飴」

4月に入って季節外れの暑さが襲来。やっぱり温暖化によるものなのか異常気象なんですね。僕は暑さに弱いから夏が苦手なんです。既に夏の印象です。この夏が思いやられます。

エアコンが正常に動けばまあいいのですが、うちのエアコンは8年前に壊れているので、真夏=灼熱地獄ということになるのです。

「改めて熱中症」

さて、熱中症というのは別名「熱疲労」と言います。

熱疲労を調べてみると・・・。

熱疲労は,暑さへの曝露により引き起こされる脱力,倦怠感,悪心,失神,およびその他の非特異的症状から成る,生命の脅威までは至らない症候群である。体温調節および中枢神経系の機能は障害されないが,通常患者には脱水があり,軽度の体温上昇(40℃未満)を認める。治療は,涼しい環境での休息や,水分と電解質の補給などである。

MSDマニュアル「熱疲労」より

ん?生命の脅威までには至らない・・・とありますね。

一方熱中症は・・・。

熱中症(heat illness)には, 筋痙攣(muscle cramps)および 熱疲労(heat exhaustion)から 熱射病(heatstroke)(生命を脅かす緊急事態)まで,様々な重症度のいくつかの疾患が含まれる。熱中症は予防可能であるが,米国では毎年数千人が発症し,死に至る場合もあり,若年アスリートの死因の第2位となっている。Heatstrokeが迅速かつ効果的に治療されない場合,死亡率は80%近くになる。
熱疲労の患者は,熱を放散する能力を維持しており,中枢神経系の機能は正常である。Heatstrokeでは,熱を放散するための代償機構が機能しなくなり(ただし依然として発汗が認められる場合もある),中枢神経系の機能が障害される。高体温および精神状態の変化またはその他の中枢神経系機能障害がある患者では,発汗にかかわらず,熱射病を考慮すべきである。

MSDマニュアル「熱中症」より

熱中症は予防可能であるが,米国では毎年数千人が発症し,死に至る場合もあり,若年アスリートの死因の第2位となっていると、ありますね。

つまり、熱中症といっても「筋痙攣」「熱疲労」「熱射病」と、病状の重度が段階的に増すのですね。

そういえば、僕が子どもの頃には、今のように熱中症とは言わず、熱射病と言っていました。熱射病というのは最も危険な症状のことを言うのですね。

熱中症の初期症状には、めまい(目眩、眩暈)や、立ちくらみ、一時的な失神があります。 「熱失神」とも呼ばれ、炎天下や暑い室内での長時間労働やスポーツなどにより体内に熱がこもり、脳への血流が減ることと、脳そのものの温度が上昇することで引き起こされます。

あ、熱失神とは何でしょう?

熱失神とは「立ちくらみ」で気を失うこと。さらに「熱痙攣」もあります。これは、前出の「筋痙攣」のことでしょうね。全身のけいれんではなく「筋肉のこむらがえり」を言うようです。

というように熱中症と言っても多様なんですね。


僕は、もともと暑さに弱い(というか病弱です)ので、何度もこのような経験をしたことがあります。あ、関連があるかどうか知りませんが、銭湯でも自宅の風呂でも貧血で倒れたことがあります。気を失いました。

「熱中症を予防する~暑熱順化」

熱中症を予防するにはどうすればいいでしょうか?

ネットで調べると「日頃からウォーキングなどの運動や入浴などで汗をかく機会を増やしておく」とあります。僕は、代謝がいいはずの若い頃に銭湯や自宅の風呂で貧血失神したことがあるので「そうなのかなぁ?」と疑問に思いました。汗で水分が出れば、血液が濃くなり熱中症になってしまいますから。

次に「水分は"早め"に、かつ"こまめ"に補給」と書いてあります。 発汗がスムーズだと、突然の気温の上昇にも対応しやすいので、熱中症にもかかりにくくなるのだそうです。

運動をほどよくし、同時に水分(塩分、糖分も)をまめに補給することです。要するに・・・日々、ある程度の体温上昇に慣れ、その対処もきちんと行なうという習慣づけをすることなんですね。

これを「暑熱順化」というのだそうです。

僕は普段、月に数度しか8000歩を超える運動をしませんし、日々、平均で3000歩しか運動していません。暑さに弱いからすぐにエアコンをつけちゃいます。今エアコンは壊れていますけどね(笑)。

水分補給には電解質補給も欠かせません。

電解質(イオン)というのは主に(ナトリウム、カリウム、マグネシウム、カルシウム、クロール)があります。

聞き慣れない最後のクロール(Cl)というのは、生体内に体重1 kg当たり約35 mEq存在する電解質成分の一種であり、血清中の陰イオンの約70 %を占めているということです。 ナトリウム(Na)とともにNaClとして、大部分が細胞外液中に存在し、他の電解質との相互関係のもとに水分平衡、浸透圧の調節などに重要な役割を果たしているそうです。

身体の水分、つまり体液には「電解質(イオン)」が含まれています。電解質(イオン)とは、水に溶けると電気を通す物質のことです。電解質は水中では電気を帯びたイオンになり、電気を通すようになります。
この電解質(イオン)は、細胞の浸透圧を調節したり、筋肉細胞や神経細胞の働きに関わるなど、身体にとって重要な役割を果たしています。電解質(イオン)は少なすぎても多すぎても細胞や臓器の機能が低下し、命にかかわることがあります。
主な電解質(イオン)には、ナトリウムやクロール、カリウム、カルシウム、マグネシウムなどがあります。これらは5大栄養素としてあげられるミネラルに属し、ミネラルは水に溶けると陽イオンと陰イオンに分かれます。例えば、塩化ナトリウム(NaCl)は、水に溶けるとナトリウムイオン(陽イオン)とクロールイオン(陰イオン)になります。

大塚製薬サイトより

「水分と電解質」

毎年、夏が近くなるとドラッグストアやスーパーの店頭に、塩分と糖分をほどよく含んだ飲料やお菓子などが並んでいますが、僕がお手伝いをしているミドリ安全は、いち早く2008年の5月に「塩熱飴」を販売し始めました。電解質補給食品の先駆けと言っても過言ではありません。今では塩熱飴シリーズもラインアップを強化して、塩熱飴Proだけでなく、塩熱サプリ、経口補水塩熱飴があります。

なかでも塩熱サプリはバラエティに富んでいて、「梅味」「ソーダ味」「レモン味」というように味の種類が揃っています。今年は新たに「スイカ味」をリリースしました。

熱中症対策商品でも、多彩な味があってしかも美味しい方がいいのです。

塩熱飴は、ナトリウム、カリウム、マグネシウム、カルシウムのほかに、ナイアシン、ビタミンB1、クエン酸、ビタミンC、ビタミンB6などがバランス良く配合されています(塩熱シリーズ製品によって配合は異なります)。

そこは元祖的な立ち位置というプライドを持って製品開発しているのです。

しかし、塩熱飴だけでは熱中症対策にはなりません。ほどよい水分補給を忘れてはいけません。対策の基本は、水分+電解質補給です。


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