日々雑感(AM放送)
コロナ禍になる前までは「景気が良くなった」と言われていましたが、実感できていましたか? 実際には不景気は続いていました。特に出版、放送業界は、広告収入が減少して大変な思いをしていました。僕が所属していた中小出版社でも広告収入が減り、広告営業を兼任していた僕は、ワンマン狂気な部署に左遷されて、いじめられて(笑)結局、退社することになりました。その後、この会社の家電部門が倒産して社員は離散してしまいました。
出版業界はまともなメディアが無くなり、広告企画である「付録付き」媒体に姿を変えてしまいました。今は昔のような「まともな媒体」は数えるほどになりました。
放送業界も同様です。テレビメディアも広告といえば、ほとんどが怪しい化粧品や健康食品などばかりになり、収入現象からギャラの安い“芸人”が主体となり、毎日面白くもない番組ばかり放送しています。ドラマにも芸人を使い、近隣ロケ中心の安直なものばかりになってしまいました。テレビ離れが進むのは当然です。
ラジオも同じです。僕は幼い頃からテレビっ子でしたし、受験勉強などしたことがないので、ラジオよりテレビでした。しかし、車を持っていて関東周辺に釣りに出かけた頃(90年代)には、車内でラジオをよく聴いていました。特に三宅裕司さんの「裕司と雅子のガバッといただき!!ベスト30」の大ファンでした。これが面白かった。
漫画家の梅熊さんが「AM放送」に関する記事を書かれていたので、少し気になって調べてみました。
2028年までにAMラジオ局がAM放送をやめてFM放送に乗り換えられるよう「制度を変えてほしい」と、日本民間放送連盟(民放連)が2019年の3月末に総務省に要望したのがきっかけのようです。設備コストの少ないFMに移行する狙いがあるのです。
昔と違ってAMラジオ放送局は、広告収入の減少と聴取者のラジオ離れによって経営が苦しくなっています。
そこでAM放送をワイドFMに移行することで、AMにおける設備維持のコストを抑えることができるのですね。また、端末(放送受信機)メーカーにとっては「受信端末の買い替え」につながるのですね。
偶然、僕は自宅の300枚少しあるCDと、同じくらいあるアナログ盤のUSBメモリー化を目的にレコード+CD+ラジオ統合プレイヤー&受信機を購入しようと思っていたのですね。ですから少し興味があるのです。
一昨年まで事情があって、仕事も少なく、貧困のどん底でしたが、昨年から繰り上げ年金受給者になり、出版社時代のお客様に仕事も継続していただきましたので、多少ですが暮らしにも余裕が出てきました。
んで、いつ死んでもおかしくない年齢に達したこともあって、今のうちにやりたいことをやってしまおうということに決めたんです。というか、貧乏でも好き勝手にやってたんですがね(笑)。
梅熊さん、情報ありがとうございました。