純銀とパラジウム

歯医者に行ってきました。豚軟骨ハムなるものを齧って前歯が折れたからです。該当の前歯は既に神経を抜かれて“死んだ歯”でありますから、脆くなっており、簡単に折れてしまうのです。

残っている歯の根幹を掘って支柱を立てて、そこに歯を被せるのですが、聞けば、支柱は、ほぼ純銀、義歯はパラジウム（合金）ですと…。そうなんだ、貧乏人の僕でも歯に貴金属的？なものを身につけている（笑）というのは、何となくお金持ちになった気分です（この発想が貧乏人ですね）。

しかし、新型コロナの危険時に、歯医者さんに行くというのは、もの凄くおっかないことです。歯医者さんの方では、受付にビニールカーテン張ったり、除菌剤を置いたり、治療イスや機材は、ひとりずつアルコール消毒をして、狭い治療室には大きな空気清浄機を稼働させたりして、それらしく感染防止対応をしているものの、病院自体が狭いので、想定外の危険因子はたくさん残っているような気がします。こんな時に歯が折れた自分が悪いのですがね…。

さて、前歯は見事に支柱に差され固定。

治療終了後に「乱暴に噛むと、支柱が折れたり、曲がって出っ歯になったり、歯も折れたりするので十分注意して下さいね」と歯科医が笑いながら話していました。