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災害の多様性「流言、フェイクニュースから生まれる悲劇」①“災害時の情報取得に関する世代別調査(ミドリ安全の調査)”


「ミドリ安全.comの世代別アンケート調査」

安全靴や作業着等を販売する通販サイト、ミドリ安全.comは、9月1日の「防災の日」を前に、Z世代からベビーブーマー世代までの全国の男女1,000名を対象に、災害時の情報取得やフェイクニュースへの認識に関する調査を実施しました。以下にその調査背景と調査概要を転載します。

【調査背景】SNSの普及や情報取得方法の多様化に伴い、各世代が日常で利用するコミュニケーション手段も変化しています。緊急時における正確かつ迅速な情報取得は、生命を守り被害を最小限にとどめるためにも非常に重要です。日頃の防災の備えとともに、正しい情報を取得することの重要性に注目し、昨年より継続して調査を行っています。

■災害時の情報取得メディア、全世代でテレビ利用が最多(57.5%)Z世代では昨年同様、X(旧Twitter)利用(51.6%)がテレビ利用(36.4%)を上回り最多に・・・。

 Z世代は、災害時の情報取得でテレビよりもX(旧Twitter)を利用しており、51.6%が利用。一方、他の全ての世代ではテレビがトップ。情報の速報性や信頼性でもテレビが首位。年配層は防災アプリの利用が高い傾向に。つながりやすさではLINEが首位(28.5%)、X(旧Twitter)は2位になっています。

■家族と連絡が取れるSNSは、昨年に引き続きLINEが最多(66.1%)、2位はInstagram(9.6%)

 Z世代では約5人に1人(18.6%)がInstagramで家族間連絡が可能と回答

■災害用伝言ダイヤル(171)の利用経験は全体の15.5%(昨年から1.2ポイント上昇)

 Z世代で25.2%、ミレニアル世代では22.0%と若年層ほど利用経験率が高い傾向に

■171の利用方法を知っている割合、前年度比2.6ポイント上昇も全体の5.4%にとどまる(前年度2.8%)

■災害時の「フェイクニュース」全体の3人に1人がだまされてしまった経験あり

 全世代の34.2%がだまされてしまった経験があると回答、Z世代では45.6%と顕著(昨年の40.8%よりも増加傾向)

■地震や災害に関する印象、若年層ほど「印象に残っている地震・災害はない」が多い傾向に(19.6%)

「フェイクニュースに惑わされない」

 災害時のフェイクニュースに欺されたと回答した方が、全世代にわたって多いのには驚きました。特に若いZ世代に多いのは意外でした。

 Z世代は、テレビを観ずに殆どがSNSから情報を得ていることがわかっています。テレビや新聞が権力の手先と化して信頼できないメディアに成り下がっている現状からみれば、ネットからの情報は真実に近い情報を抽出するには最良の方法かもしれません。

 ただし、ネットやSNSは真実ではありません。興味本位によるフェイクニュースや偏った意見などが横行しているからで、その中から真実に近い(多分ソレさえも幾分か偏っているのだと思われますが)情報を抽出するのは大変なことです。

 たとえば、権力や人気のある者に関して、攻撃したフリをする媒体というのはたくさんあります。その時々に注目される、そういった類いの週刊誌メディアでさえ、背景に大きな力が控えていることもままあるからです。

 これからは、大量に放出される捏造情報に左右されることなく、あるいは偏ることなく、できるだけ正しい情報を掴んで判断することが大切です。そのためには自分自身の情報抽出力や判断力を向上させるしかありません。

つづく

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