ゆけ!メガトンロボ「宇宙からの挑戦」6
「東京タワーが危ない!」
地球防衛隊日本支部東京支店のアンリ隊員が半径100メートルを消失させてしまうミサイルを発射しようとボタンに指をかけたときに現れたのはメガトンロボ3号だった。
「アンリ、そいつはスペーサー星人の本体ではない。スペーサー星人の意識による“無虚空心体”(造語です。意味はサイコキネシスのようなものです)本体は、まだ東京支店の建物の中にいるんだ。そいつをやっつけないと無虚空心体は消えないんだ。スペーサーは東京支店のNECのPC98パソコンを“Hなウイルス”で汚染させるつもりなんだ」
「え、そうなの? わかったわ、了解!支店に戻って、またあいつにキックを食らわせてやる!」そう言うとアンリ隊員は東京支店に戻った。
「スペーサーの無虚空心体め、これでも食らえ」メガトンロボはメガトン散発光線を放射した。
メガトン散発光線とはメガトン粒子光線を散弾のように散発させて相手にダメージを与える光線である。
同じ頃に地球防衛隊日本支部東京支店にあの赤いワンピースを着た宇宙人「「シード星人2235024542」」が現れた。
「ミツケタゾ スペーサー・・・」
「じょじょ、お前はシード2235024542!」驚くスペーサー星人の本体。
「ウチュウコウチショ ニ モドルンダ・・・」
「やかましい!お前こそ破滅させてやるじょじょじょーん!」
「ライダーキーーーックッ!!」シード2235024542のライダーキックが決まった。スペーサー星人のHPが危険域に落ちた。
「地球防衛隊日本支部東京支店キーーーック!」あ、アンリ隊員が支店に帰ってきて、スペーサー星人に強力なキックをかました。
「ライダー、地球防衛隊日本支部東京支店Wキーーーック!」
アンリ隊員とシード2235024542のWキックがスペーサー星人に決まった。スペーサー星人のHPが1.5になった。
「スペーサー ゴリンジュウデスカ?」シード2235024542が笑った。
「むむ、無念・・・」スペーサーは動けなくなった。
「ところで、あなたは誰なの?」
「ワタシハ スペーサーヲ オッテキタ シード2235024542デス」
「宇宙人?」
「イイエ スペースパトロール ガ ツクッタ アンドロイド デス」そう言うとシード2235024542はポケットから小さなガラス瓶を取り出して瓶の上にあるスイッチを押した。
「じょじょじょーーーーーんっ!バイバイキーーーン!」スペーサー星人が壺の中に吸い込まれた。
「それに脳みそのバケモノを閉じ込めたの?」アンリ隊員がシード2235024542に聞いた。
「ソウデス スペーサーヲ コレニ フウニュウ シマシタ」
「ありがとう。おかげで助かったわ」アンリ隊員がシード2235024542にお礼を言うと、
「サヨウナラ マタ オアイデキル ヒヲ タノシミニ シテイマス」そう言うとシード2235024542は光る球体(オーブ)になって消えた。
つづく