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湯島の夜「昔は良かった?同世代有名人への嫉妬心」

デビュー当時は「一発屋」なんて揶揄されていた桑田佳祐さん。すべて同じような曲ばかりだけれど、その「売れる洗脳メロディ」が、今や日本を代表するような方に到達してしまった。大したものです。同世代の人間としてはただただ嫉妬するだけ。要領の悪い人間が好きな僕には、商売上手な彼の活動が節操なく見えるので、たとえ、いくら反戦を唱えたとしても、万が一の際には、国家に依頼されて、国威高揚、戦争奨励に走る人なんだと思っている…。ああ、あくまでも個人的な考えである。

彼らがデビュー活躍していた時代に僕は漫画のようなものを描いていた。今、桑田嫌いを口にすると、当時の記憶を脳内のどこからか引っ張り出してきた愛妹曰く「お兄ちゃんは、渚のシンドバッドを聴きながら漫画描いてたよ」と笑う。「え、レコード持ってたっけ? ああ、だから絵がヘタクソになったのか?」なんて酷すぎる責任転嫁などをしてみたりする。

さて、桑田の声がけで集まった佐野元春、Char、世良公則、野口五郎という顔ぶれの「時代遅れのRock'n'roll Band」も順調に売れているようである。羨ましい(゚Д゚)ちなみに僕がすべてもレコードを買ってまで愛聴していたのはCharだけである。特に「ネイビー・ブルー」「気絶するほど悩ましい」「逆光線」「闘牛士」などのロック歌謡曲における彼の立ち位置が好きだった。

野口五郎は、うちのかみさんが若い頃にファンクラブに入っていた。今でも千葉で彼のコンサートがあると行っちゃったりするのである。僕もカラオケで彼の「青いリンゴ」や「オレンジの雨」を歌ったりする。

僕は1970年代のロック歌謡って好きだったんだ。アン・ルイスさんとか柳ジョージさんとかもよく聴いたなぁ。それ以前のグループサウンズってのもあったなぁ。昔は良かった…なんていうのは大嫌いだけれど、でもね、昔は良かったんだよ。

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