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ピクニックatハンギング・ロック

大好きな映画に1975年に公開された(日本では1986年です)「ピクニックatハンギング・ロック」(ピーター・ウィアー監督)というのがあります。美しい女子学生たちが巨石が集まった“古墳”のような不思議な場所で行方不明になるというお話です。ちなみに原作は「ピクニック(アット)ハンギングロック」なのに映画やテレビドラマ(ドラマ版もあるんですよ)は「ピクニック(at)ハンギングロック」のatアットなのかわかりません。

映画は女子学生たちを美しく幻想的に描いていて(その点が好きだったりします)、時間がゆっくりと流れていく不思議な感じなんです。

原作者のジョーン・リンジーは、これが実際に起きた事件をもとに書いたと言っていたようですが、同様事件に関する記録は何もないようです。それにしても、このお話は奇妙で美しく恐ろしいのです。

原作のお話はこうです。

「アップルヤード学院は私立のボーディングスクールであり、ビクトリア州マウント・マセドン英語版)近辺に住む上流階級の女子が在籍している。1900年のバレンタインデーに、この学院でピクニックが開催された。アップルヤード校長と揉め事を起こしていたセアラという生徒はピクニックへの参加が許されなかった。セアラの親友であるミランダはセアラを置いてピクニックへ出かけた。生徒たちはハンギングロックへ到着すると、くつろいだり、昼食を食べたりして過ごす。その後、ミランダはクラスメートのイーディス、アーマ、マリオンとともにハンギングロックを登りに出かける。ミランダ、マリオン、アーマは我を忘れて登り続けたが、イーディスは恐怖のあまりに逃げ出す。イーディスはピクニック場に帰ったが、ヒステリーを起こしており、何が起きたのか覚えていない。同伴していたグレタ・マクロウという教師も行方知れずになっていた。イーディスはマクロウが下着姿でハンギングロックを登る様を目撃していた。学校側の人員で3人の少女とマクロウの捜索が行われるが、4人とも見つからずに終わる」

Wikipedia「ピクニック・アット・ハンギングロック」(原作)より転載

映画版は少し違います。

1900年2月、オーストラリアビクトリア州。アップルヤード女学校の生徒十数名が、近くのハンギング・ロックと呼ばれる岩山へピクニックに出かける。 岩山の麓に着くと、なぜか教師たちの時計が12時で止まってしまうが、引率の女性教師マクロウ先生は磁気のせいだと言う。 午後になり、マリオン、ミランダ、アーマ、イーディスの4人が岩面を測定するため岩山に登る。途中、近くに住むマイクルらの家族と出会い、とりわけ美しいミランダを見たマイクルはその美しさに心を奪われる。 4人の生徒は岩山へ登ると、頂上近くの岩の上で昼寝をする。突然ミランダ、マリオン、アーマの3人が起き上がり、イーディスの呼びかけに応えず去ってしまい、イーディスは悲鳴を上げて逃げ帰る。学校では、夜になっても戻らない生徒たちをアップルヤード校長が待っていたが、ようやく馬車が帰って来ると、3人の生徒とマクロウ先生までもが岩山で行方不明になったと知らされる。 岩山で捜索が行われるが手がかりは見つからない。イーディスは泣きながら皆の基へ帰る途中、厳格な性格のマクロウ先生が、なぜかスカートを履かず下着姿で登って行くのを見かけたと証言する。

Wikipedia「ピクニックatハンギングロック」(映画版)より転載

ピクニックでの失踪事件のあとのお話が怖いんですね。

昔、DVD持っていたんですが、売っちゃったんですよ。残念。そのうちに配信サイトで配信されるのを期待しながら待ちます。

ハンギングロックというのは実際にオーストラリアにあって、オーストラリア先住民のアポリジニによる遺構のようです。

それは日本にもたくさんありますよね。天皇、豪族の墓地である古墳とかね。日本人は遺構なんて大事にしませんから古墳を住宅地にしたり罰当たりな行為を平気で行なっていますね。

この間、テレビで豪族の古墳(お墓ですよ)に平気で入って映像撮ったりしているのを観て、「こりゃダメだ」ってガッカリしちゃいましたよ。それに防空壕なんかもそうですよ。日本人は罰当たりばっかりですよ・・・。だからいつまでも天災地変に祟られるんですよね。なんてね。

AIが作る人間の顔や身体って、凄くおっかないんですよ

僕も、こういう話を作ってみたいと思い、AI生成しているんですが、AIって集団になると生成された絵の顔が崩れて怖くなるんです。

よく見るとおっかないでしょ?

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