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明日のカルチャー「初心者文章講座課題」
明日のカルチャースクールは「初心者文章講座」と「シニアのためのAI講座」を行ないます。
まずは文章講座。今回は「自動車と思い出」でした。AさんとBさんの文章ですが、Aさんは親孝行のための免許取得と運転、登山が趣味のBさんは自分の趣味のための免許取得と運転と、それぞれの免許取得の目的は違うのですが、自動車運転の思い出だけでもたくさんのお話が書けると思います。
おふたりの原文は主題である「運転」に関する記述が少なかったので少し寂しい印象でした。特にBさんに関しては、テント山行という趣味に関しても記述が少なく、僕が周辺情報などを少し調べて付け加えて修正しています。
「私と車」 Aさん
私が車の免許を取ったのは18歳の時だ。それも視力の問題や試験にも何度か落ちて、なかなか合格できなかった。それでもめげずに何とか合格したときには、高い山を登り切ったような達成感を感じた。
私が免許を取ろうと思ったのは家業の手伝いをしたいと思ったからだった。遠くは松戸まで商品を運んだ。大変だったのは実家の車は商用車の幌がけダットサントラックで、しかもオートマチック全盛の今と違ってマニュアル車だったから、しょっちゅうエンストを起した。それでも当時は現在と違って自家用車を持つ家庭が少なかったから、交通量も少なかった気がする。だから思ったよりもスムーズに運転はできていたと思う。
家業のための運転であり、レジャーのためのドライブの思いではないが、立石から松戸までの往復運転は、立石から水戸街道に出て、江戸川を渡る橋の上から見る風景は、遠くに矢切の渡しや「男はつらいよ」の柴又の辺りが見えて、寅さんを思い出したりして楽しかった。仕事ではあったが、ちょっとしたドライブをしていたような気分に浸っていた。
何年か手伝いをしたが、そのうちに家業の手伝いをやめてしまった。それは自然消滅のようなものだった。両親も私の運転にはあまり期待していなかったようで、すんなりと受け入れてくれた。
それから車の運転をすることはほとんどなくなってしまった。ペーパードライバーとなった今、いつ免許を返納しようか迷っている。ただ、家業を手伝っていたときの両親の嬉しそうな表情と運転時の風景を思い出すと、ほんの少しだけ、また車を運転してみたいと思ったりする。
「テント山行を夢見て」 Bさん
1987年の秋のことだ。突然、20歳の息子が「今日から自動車教習所に通うぞ」と言った。すると登山が趣味だった私も「遠くの山まで車を運転して、憧れのテント山行を実現したい」と思い立ち、自動車教習所通いを始めたのだった。結局、息子に背中を押されたような格好だ。当時の私は47歳だったから、家族や知人たちは皆、驚いた。
自動車教習所通いの末に幕張免許センターでの学科試験の合格発表に歓声をあげた。テント山行の夢に一歩近づいたのだった。しかし、実際に車を運転したのはそれから3年後の50歳の時だった。
初めて登山のために車を運転したのは筑波山への日帰り登山の時だった。筑波山の登山口までのクネクネとカーブした道の運転には緊張感を強いられたが、筑波山の下山後には達成感に満たされたものだ。テント山行実現までまた一歩近づいた気がしたものだ。
夢のテント山行・・・それが遂に実現する日がやって来たのは数年後の秋のことだった。目的地は四国、徳島県と愛媛県の双方に渡る剣山と石鎚山だ。剣山は1955メートル、石鎚山は1974メートルという憧れの山だ。
千葉から車を運転して四国へ向う。初めての長距離運転の緊張感で身も心も引き締まる。千葉から東名で大阪を経て、神戸から明石海峡を渡り淡路島へ、それから鳴門海峡を渡ってようやく徳島県に到着。剣山の登山口にある廃校の校庭にテントを張った。真っ暗な校舎を照らす街灯が登山前の心を落ち着かせてくれる。しかし、自動車免許を取ってからようやく叶ったテント山行に胸が高鳴る。
翌日、車で登山口まで運転する。
登山口までの林道は狭く、運転初心者のような私は対向車が来ないことを祈りながら運転する。登山口に車を停めて、夢の頂上をイメージしながら登る。そして・・・剣山と石鎚山を踏破。遂にテント山行の夢が実現したのだった。
初めての長距離運転は、強い緊張感から車窓から景色を眺めるほどの気持ちに余裕はなかった。車の運転をやめた今になって、あの長距離運転を振り返ると「若さは怖いもの知らず」と実感するばかりだ。
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当日の文章課題はお馴染み「文章スケッチ」に、新たに「食事描写」を加えて実践していただこうと考えています。何をするかというと、たとえば「正しいカツ丼の食し方」とか「すきやきの食し方」などを描写していただくのです。
僕はカツ丼の食し方として以下のような手順を踏みます。まず蓋を開けてカツ丼のカツの3分の2を蓋に置きます。このときにカツから卵をはがしてご飯に残します。んで、残りの3分の1のカツと卵で大方のご飯を食べるのです。このように食事方法というのは個人によって千差万別です(そうなかなぁ?)。ま、生徒さんたちは個性的なので面白い食べ方をすると思うのです。それを描写するのは立派に文章執筆の勉強になると思われます(そうかなぁ?)。
もうひとつ・・・「シニアのためのAI講座」です。
明日のAI講座に関しては「プロンプト」について説明します。といっても、僕はIT専門家でもPythonプログラマーでもないし基本的な知識もないし、ここでも初心者記事しか書いていないので講座は「AIを楽しむ研究会」のようなものなんです。AIとは何ぞや?とか、AIの活用方法なんて説明しません(本当はしています)。AIで遊ぶ会なんです。ですから皆さん喜んでAIで遊んでくれます。
生徒さんのひとりが、GPT3.5は使えるものの、画像生成するための無料Bingを使えないので、それを何とかしなければいけません。前回「マイクロソフトのアカウントを確認してBingを使えるようにしてくる」って言っていたので、明日は皆で画像生成を楽しもうと思っています。
まずは「丘の上に立って眼下の町を見下ろしている日本人女性(19歳、167センチ)を生成してください」という指示で画像を生成してもらいます。すると下の画像が生成されます。
![](https://assets.st-note.com/img/1721200859837-o5iy9eBkGo.png?width=1200)
続けて「この画像の英文と和文のプロンプトを教えてください」と入力します。すると、以下のように英文と和文のプロンプトを書いてくれます。
English: "A realistic painting in the style of (画家の名前) featuring a 19-year-old Japanese woman, standing at the top of a hill, gazing down at the town below. She is 167 cm tall, with long hair flowing in the breeze, wearing a casual yet elegant outfit. The background features a beautiful night view of the town, illuminated with lights, creating a dreamy and enchanting atmosphere. The scene is detailed with low plants and grass on the hill, and the townscape below is vibrant and full of intricate details. The overall composition should be harmonious, capturing the serene and majestic feel of the moment, with intricate details and rich textures typical of (画家の名前)."
Japanese: "(画家の名前)風の写実的な絵画で、丘の上に立って眼下の町を見下ろしている19歳の日本人女性を描いています。彼女は167 cmの身長で、風に流れる長い髪を持ち、カジュアルでエレガントな服装をしています。背景には、夢のようで魅力的な雰囲気を作り出す、美しい夜景が広がっています。丘には低い植物や草が生え、眼下の町の風景は活気に満ち、細部まで丁寧に描かれています。全体の構図は調和が取れており、その瞬間の穏やかで荘厳な雰囲気を捉えています。(画家の名前)の作品に典型的な、精緻なディテールと豊かなテクスチャが特徴です。"
で、英文プロンプトと和文プロンプトを使って画像生成してもらいます。
①英文プロンプトによる生成画像
![](https://assets.st-note.com/img/1721200782901-Nz6RfpcK2T.jpg?width=1200)
②和文プロンプトによる生成画像
![](https://assets.st-note.com/img/1721200664192-Wn2cCpXExd.jpg?width=1200)
ってなことをして遊ぶのです。楽しいっすよ(*^O^*)